出ます♪
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「 奏交響楽団 - Restart Concert -」が良いなと思ってくださいましたら、
こちらを ぽちっとm(_ _)m
Christmas Concert
2020年12月20日(日)
浦安市民プラザWave101 小ホール
Violin 武藤 彩紀子
Piano 村山 枝理衣
~ クリスマスに聴きたいクラシック名曲 ~
主よ、人の望みの喜びよ バッハ
カノン パッフェルベル
3つのアヴェ・マリア シューベルト/カッチーニ/グノー
換気休憩
~ 冬のプリンセス気分 ~
レット・イット・ゴー ありのままで
美女と野獣
くるみ割り人形より
金平糖の踊り
花のワルツ
換気休憩
~ ベートーヴェン生誕250周年記念 ~
《ピアノソロ》
ピアノソナタ第8番「悲愴」第3楽章
《ヴァイオリン&ピアノ》
ロマンス第2番 ヘ長調
レポート書くのが遅くなりましたが、勤め先つながりで、久しぶりにコンサートを聴きに行きました。
ロマンス第2番はちょうどレッスンで取り組んでいることもあり。
座席間隔や手指消毒の用意、マスク必須のほかに、約1時間のコンサートに換気休憩2回を入れるなど、新型コロナ対策はしっかりしていたと思います。
小ホールといっても音楽専用ではなく、ピアノもヤマハA1Lというコンパクトグランドで、ヴァイオリニストさんもちょっと音色づくりに苦労していた感じがありました。
特に、ピアノソナタと、お目当てだったロマンスは、いい響きのホールでフルコンサートグランドで聴きたかったなぁと思います。
しかし、それでも、生音でのコンサートはやっぱりいいですねー。とてもくつろぐことができました(^^)
菅野コータ×空音舎 ONLINE CONCERT
2020年9月26日(土)
開場13:30 開演14:00
アコースティックギター:菅野コータ
ツイキャス
https://twitcasting.tv/c:kota_kanno/shopcart/23598
(視聴期限: 2020年10月10日(土) までなので、ぜひ!)
コータさんは、2018年6月9日、空音舎設計の「スタジオ遊るおんカフェ」のオープニングイベントで、気持ちの良い音楽に魅せられ、また交わした会話からお人柄も含めてファンになってしまいました。
その場で1stアルバムを手渡しで購入し、次のアルバムもお会いした時に直接・・・と思っているうちに、2nd、3rdとアルバムが出てしまい(^^;;;
そこに、ツイキャス配信ライブの案内が。これは聴かねばと。
クリアーで豊かに響くコータさんの音色を少しでも再現できればと、オーディオセットでPCのデジタル出力をDACを通して聴きました。
いつもと変わらない環境ですが、 CDで聴くのとは違う生き生きとした広がりを感じました。
(映像部分は加工しています。斜め上からのアングルのシーンです。)
空音舎さんが作り上げたシンプルでやさしい明かりの空間は、コータさんの音楽や語りの雰囲気にとても合っていたと思います。
コータさんの生演奏を聴きたいという気持ちが強くなりました。聴いてた皆さん同じじゃないかな。勝手ながらとても楽しい時間を共有できたように感じました。ありがとうございました(^^)
「新ダヴィッド同盟」第1回は水戸を逃して、この水戸での演奏の翌日、2010年12月23日(木・祝)、碧南市まで聴きに行きました(^^;
他は、第2回2011年12月17日(土)、第3回2012年12月22日(土)第5回2017年12月17日(日)を水戸で聴きました。2014年の第4回はAB2つのプログラムがあったのですが都合が合わず。。。
第1回のこの演奏は、のちの演奏に比べるとまだお互いに少し遠慮しているようなところも感じますが、とてもフレッシュな演奏だと思います。
こちらのブログで宣伝したので、転載いたします。
ご来場くださるご予定の皆さま、よろしくお願いいたします。
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【ご来場の際のお願い】
梅花の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、奏交響楽団は、来る3月1日にティアラこうとうにて、第11回定期演奏会を予定通り開催いたします。
しかし、ご承知の通り、新型コロナウイルスなどの感染症が世界的に拡大しており、日本国内でも発症が確認されております。
当日は予防対策として、除菌ウェットティッシュや除菌ジェルを可能な限り配置する予定ではございますが、いずれも大変入手がしにくく数に限りがございます。
お客さまにおかれましても、下記にご協力いただけますと幸いです。
1) 手洗い・うがいのこまめな実施
2) マスクの着用推奨
3) 咳エチケット
また、当日体調に不安のある方は、くれぐれも無理はなさらないようお願いいたします。
なお、スタッフがマスクをしてご対応する場合がございますが、安全を考慮してのものでございます。
お客さま・奏者・関係者一同が、安全に奏交響楽団の音楽を楽しめるやう、何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
奏交響楽団
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交響楽団たんぽぽ 第16回演奏会
2020年1月5日(日) 開演 14:00
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
指揮:藤田 淳平
プログラム:
スメタナ 連作交響詩「我が祖国」より "モルダウ"
R.シュトラウス ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯
ベルリオーズ 幻想交響曲
まずは、ホームページからのキャプチャ画像を。
「 開園 14:00 」
チラシは「開演」なので誤字とは思いますが、たんぽぽなら「開園」でもおかしくない(^^;
「モルダウ」「ティル」はこれまでのたんぽぽに比べて少し弦の不安定なところがありましたが、「幻想交響曲」はビジュアル的にかっこいい弓順があったり、第5楽章はサバトな感じが(いや、サバトがどんなもんか知らんけど^^;)あったり、何より演奏しているたんぽぽの皆さんがとても楽しそう。
「幻想交響曲」は8月に奏交響楽団で演奏した曲。4年ぶりのオケ曲だったのですが、楽しそうに弾いてる周囲に乗って自分も楽しく弾けた、あの感じがよみがえってきました。
アンコール曲は「エルガー:威風堂々第1番」そして、アンコール曲の後に、お祭り(^^;
映像があがってました。
「日本初の映像。本番中の指揮者から見たオーケストラ『ラデツキー行進曲』しかも立ったまま演奏。」
https://youtu.be/fFZKjcvCbQ4
やっぱり、たんぽぽなら「開園」でもおかしくない(^^;
11月17日(日)奏交響楽団第2回室内楽演奏会の翌日、フックスを弾いた3人で、教室の先生方の弦楽四重奏演奏会を聴きに行きました
@吉祥寺 mj smile
前半は、楽しいトークを挟みながらの映画音楽やクラシックの小品やあんなのやこんなの(聴きに行った人だけの楽しみ^^)
後半は、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲(たぶん第2番^^;)。
そういえば、痛みと転職で弾く方を控えている中、聴く方まで控えてました。
弦楽四重奏って、ほんと、いいですねー。
このチラシ通りの、ゆったりした気持ちで過ごすことができました(^^)
交響楽団たんぽぽ 第15回演奏会
2019年1月6日(日) 14:00開演
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
指揮:藤田 淳平
チャイコフスキー
オペラ「エフゲニー・オネーギン」より"ポロネーズ"
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 Vn:遠藤 健作
交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」
5月に弦楽オケDandelion String Orchestraがありましたが、交響楽団たんぽぽとしてはちょうど1年ぶりの演奏会。
今回は、オール・チャイコフスキー。
プログラムの中に「交響楽団たんぽぽとチャイコフスキーの歩み」について書かれていました。過去6回の演奏会で演奏されたとあって、さて、僕はこれまでに何を聴いたかなーと、ブログを振り返ってみました。
第3回 2006年6月24日(土)新宿文化センター大ホール
ハイドン「告別」を初めて「観た」回。
<1812年>
大砲の音(スピーカー?)や、ホーンセクションがあとからステージ袖に出てくるなど、仕掛けが楽しかった。
第6回 2010年1月16日(土)新宿文化センター 大ホール
三浦友理枝さんとのショパン/ピアノ協奏曲第2番の回。
<交響曲第5番>
第3楽章まではあまり冒険せずに進ませておいて、第4楽章で思い切りやりたい放題的な(笑)
第11回 2015年1月10日(土)杉並公会堂
"たんぽぽサウンド"という言葉が浮かんだのがこの回。
アンコール曲がバラキレフ「3つのロシアの主題による序曲」という「主題が同じ曲の聴き比べプログラム」。
<交響曲第4番>
曲のラストでテンポを思い切り変えたところまでは良かったけど、最後の最後で崩壊(^^; あれをぎりぎりで耐えてくれたら、僕の中でチャイ4史上最高の演奏になったのになぁ、、、。
第12回 2015年12月26日(土)大田区民ホール・アプリコ 大ホール
遠藤さんがお忙しい時期でコンマスが別の方。でも、たんぽぽサウンドは揺るがなかったという回。
<アンコールでの1812年>
・・・と今回のプログラムの「歩み」にはあったのですが、しばらくブログが書けてなかった時期でアンコール曲までは書き残していませんでしたm(_ _)m
けっこう聴いてました。ブログを読み返すと、楽しい気持ちになります(^^)
閑話休題。
<エフゲニー・オネーギン"ポロネーズ">
2階席バンダの金管の響きが印象に残りました。とても良く響いていて、ステージからの音が、もごもごと聴こえてしまったくらい。
ちなみに、杉並公会堂でも2階席からの金管を聴いたことがありますが、ステージの音とこんなに差がなかったような気がします。このホールって、そういう特性なのかなと思いましたが、後半の「悲愴」はもごもごしていなかったので、僕の耳の調子が悪かったのかも。
<ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 Vn独奏:遠藤 健作>
中学生のときに、クラシック音楽に興味を持つきっかけとなった曲。
薀蓄は何も語れませんが(^^;、それなりに、いろいろな演奏を聴いてきました。
これを、たんぽぽで、ソリストがたんぽぽのコンマス(普通の会社員の方)で聴けるとは。
たんぽぽに限っては、この曲を演奏するためにプロのソリストを外から招くという選択肢は最初から全くなかったのでは、と勝手に想像します(^^)
最初のオケの出だしから、これから楽しい時間が始まるぞ、と予感できる素晴らしい音で始まりました。
そしてソリスト。楽器を変えて臨んだそうですが、たとえば昨年5月のDandelion String Orchestraでのバッハの協奏曲2番でも感じた、遠藤さんの聴きやすい心地よさのある音は変わりません。
カデンツァも素晴らしかったです。あれを聴かされて、オケもさらにやるぞ!って気合が入ったと思います。
オケがソリストの音をとにかくよく聴いています。ソリストにとって厳しいところではさすがの遠藤さんも音がゆらいだりするのですが、指揮も演奏もぴったり寄り添っていました。
遠藤さんがコンマスとして中心になって作ってきた「たんぽぽサウンド」の中で、その遠藤さんがソロを弾いている。我らがオケのソリスト、がんばれ、ありがとう、という流れを感じた名演でした。
そして、ソリストアンコールは、無伴奏で、イギリス国家変奏曲(?)。。。初めて聴きましたが、ハンパない難曲・・・チャイコンの後なのに、さらにか!と、あらためて演奏レベルに驚きつつ、こうした意欲こそが「たんぽぽ」じゃないか、と思ったり。
<交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」>
休憩をはさんで・・・休憩前の2曲と比べると、音の解像度が上がったような響き。どうして?
ダイナミックさ、勢いがありながら、ちょっとした間の取り方、タメの作り方にもこだわった、とても丁寧な演奏でした。
そして至極の第4楽章。。。いつも適当に言葉をなべて書いているこのブログでも、ちょっと言葉が思いつきません。
休憩時間が終わる頃、第4楽章の最後の響きを味わっての拍手をお願いする主旨のアナウンスがありました。この曲では、指揮者が力を抜いてからさらに1拍半くらいは待ちたいところですが、指揮者の藤田さんがそのぶんの十分な時間をとってくださいました。
余談ですが、第12回演奏会では、藤田さんからのお願いとして「ブラームス交響曲第4番の第3楽章の後に盛大な拍手をお願い致します。」と題した紙が配布されて、それを読んだ人は盛大な拍手、読んでない人は「え?なんで?」となってたことがありました(^^;
お客様にも、もちろん強制ではないけれど、ちょこっと参加してもらって音楽を楽しもうというところが、たんぽぽを身近に感じるところなのかもしれません。
<アンコール>
なんと!チャイコフスキー交響曲第5番の第4楽章!
2階席からの金管バンダもあり、思い切りテンポを変えるところなど、上で第6回演奏会の第4楽章を「思い切りやりたい放題的な(笑)」と書きましたが、それ以上!
とは言ってもデタラメなわけではなく、その演奏で全てのパートがぴったり合っているので、飛び切り楽しい演奏でした。
演奏会終了後に、すぐ前の席の、僕より10歳くらい歳が上と思われるお二人(ご夫婦かな)から「面白かったねぇ」と喜んでいらっしゃる声が聞こえました。
今回の演奏会で また、たんぽぽファンが確実に増えたんじゃないかなー(^^)
クァルテット・ウィークエンド 2018 - 2019
ウェールズ弦楽四重奏団
2018年11月24日(土) 14:00開演
第一生命ホール
ウェールズ弦楽四重奏団
﨑谷直人(ヴァイオリン)
三原久遠(ヴァイオリン)
横溝耕一(ヴィオラ)
富岡廉太郎(チェロ)
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K421
ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
シューベルト:弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 Op.161 D887
ウェールズ弦楽四重奏団、タワーレコードのプロフィールによれば、
https://tower.jp/artist/2428598
・2006年に桐朋学園大学の学生、崎谷直人、三原久遠、横溝耕一、富岡廉太郎の4名で結成。
とあるのですが、公式サイトによれば、
http://verusquartet.net/profile-jpn
「桐朋学園の学生により2006年に結成。」ではあるのだけれど、メンバー4人のうち1人は「09年ウェールズ弦楽四重奏団に加入。」のようです。
それはともかく。
写真は演奏会チラシから。左から、ストバイ、ヴィオラ、チェロ、セコバイ。
モーツァルト:モーツァルトの数少ない短調の曲。緊張感を保った演奏だったと思います。
ちなみに、Wikipediaなど「6曲の中の唯一の短調」と書かれたものはいくつか読んだことがありましたが、このプログラムでは「6曲の曲集に短調作品を1曲含める伝統」とあって、そうなんだと。
ウェーベルン:初めて聴いた曲。とても高い集中力を感じる躍動感のある演奏で、難しい曲のはずなのにとても楽しかったです。
プログラムに、ウェーベルンは非常に高度な法則に基づく凝縮した内容のミニアチュール音楽に傾倒し、この作品はその代表例とありましたが、なるほど、この凝縮の密度と時間の短さが絶妙でした。もし時間が長かったら弾く方も聴く方ももたないな(^^;
休憩をはさんでのシューベルト:長い曲ですが、前の2曲でも感じた緊張感、集中力で、長さを感じさせない演奏でした。
この独特の緊張感こそが、ウェールズ弦楽四重奏団の特徴なのかも。
アンコールは、モーツァルト:ディヴェルティメントK138より第2楽章。こんなリラックスできる優しい曲にも、その独特の緊張感による芯があって、それが安心感につながっているのではないかなぁと、思いました。
クァルテット・ウィークエンド 2018 - 2019
クレンケ四重奏団
2018年11月17日(土) 14:00開演
第一生命ホール
クレンケ四重奏団
アンネグレート・クレンケ(ヴァイオリン)
ベアーテ・ハルトマン(ヴァイオリン)
イヴォンヌ・ウーレマン(ヴィオラ)
ルート・カルテンホイザー(チェロ)
J. S. バッハ:《フーガの技法》BWV1080よりコントラプンクトゥス第1番・第2番・第9番
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K465 「不協和音」
シューマン:弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 Op.41-1
クレンケ四重奏団は、1991年にフランツ・リスト・ヴァイマール音楽大学で結成以来、27年間メンバー交代なしで活動を続けきたとのことで、どんな演奏をするんだろうとワクワクしながら聴きに行きました。
写真は演奏会チラシから。左から、ヴィオラ、ストバイ、チェロ、セコバイ。
バッハは精緻でありながら、妙に感情が動かされました。バッハを聴くと感じる内省とは違う何か。
弦楽四重奏に限らず、フーガの技法を聴いたことがほとんどないので、これがこの曲がもともと持つものなのか、この演奏だからこそなのか、わからないのですが。
モーツァルトは、演奏している背景がきらきらしてました。
表現が控えめな印象も受けたのですが、この曲の持つ魅力が心の中で広がるのは何故だろう。。。これは4人のバランスが素晴らしすぎるからかも。
そして。休憩をはさんでの、シューマン。
バッハとモーツァルトを聴いて、ロマン派の曲はどんなふうに弾くんだろう、もっと感情が表に出るのかな、と思っていました。
それが全然的外れだったというか、、、いわゆる紡いだ糸が織物に変わっていくような演奏、とはこれをいうのか、と。
白眉だったのは第4楽章の残り4分の1くらいのところに出てくる静かに和音進行していくところ。ヴィブラートをかけないで重ねた和音の響きに涙が出そうになりました。
さらにアンコールが、なんと、去年2月に「はーれむ・かるてっと」で自分がストバイで演奏した、
パーセル:シャコンヌ ト短調
という。。。
演奏レベルは置いといて、自分はドラマチックな物語というイメージを持って弾いたのですが、クレンケ四重奏団の演奏は全く別もので、シャコンヌという舞曲を再現したという印象でした。
クレンケ四重奏団、とても良かったです。
CDも何か聴いてみようと、
Franz Schubert - Streichquartette
ポチってみました。
取り寄せなので、忘れた頃に届くかな(^^;
NDRエルプフィルハーモニー首席フルート奏者
ヴォルフガング・リッター氏と共に
2018年11月6日(火) 19:00開演
ティアラこうとう 小ホール
ヴォルフガング・リッター、西村葵、畠山奏子、加藤夕葵、篠原郁子、赤澤香住、小関めぐみ、中田裕文
賛助出演:古田土勝市、西郷昌代
ボアモルティエ/5本のフルートのための協奏曲 イ短調Op.15/2
ライヒャ/四重奏曲 ニ長調 Op.12
クーラウ/四重奏曲(グランド・カルテット) ホ短調 Op.103
シュターミッツ(中田裕文編曲)/フルート協奏曲 ト長調 Op.29
ブラームス(中田裕文編曲)/ハンガリー舞曲第1番 ト短調
出演者の加藤夕葵さんからご案内いただきまして、先日ヘンデルのトリオ・ソナタを一緒に弾いたフルートさんを誘って聴きに行きました。
ヴォルフガング・リッターさんのマスターコースほかで学んだ方々の演奏です。
ボアモルティエという名前は知りませんでしたが、ライヒャは何か聞き覚えがあるぞ・・・記憶をたどると、TPGOのアンサンブル会での木管五重奏でした。クーラウは最近名前を知りました。
シュターミッツはヴァイオリン曲の二重奏か何かの楽譜を持っている気がする。
ハンガリー舞曲や、ヴァイオリニストだったシュターミッツはともかくとして、ヴァイオリンばかりやっていたら聴かないであろう作曲家に触れることができました。
圧巻だったのは、リッターさんがソロのシュターミッツ。時折、茶目っ気のある表情を見せながら奏でるとてもなめらかな音色が心地よかったです。
あとで、夕葵さんがブログ(https://ameblo.jp/yuki991-717/entry-12417690225.html)に書かれていらしたところでは、リッターさん、実は体調不良だったそうで・・・信じられん。
久しぶりに、ちょっとだけ夕葵さんとも話ができたし、楽しい時間を過ごすことができました(^^)
Les Chocolatiers Concert 2018
2018年10月21日(日) 16:45開演
早稲田奉仕園スコットホール講堂
Les Chocolatiers
市川亮(Guitar) 畚野礼子(Soprano)
Guest
北野晃司(Tenor) 平賀雅子(Guitar) 大野明子(Piano)
声楽とギターのためのシリーズ「日本の四季」(Les Chocolatiers編)
ブラジル風バッハ第五番「アリア」(ヴィラ=ロボス)
幻想曲「ロシアの想い出」Op.63(ソル)
「セビリアの理髪師」より「もし私の名を知りたければ」(ロッシーニ)
「ロミオとジュリエット」より「夢の中で生きていたいの」(グノー)
「ロミオとジュリエット」より「愛らしい天使よ」(グノー)
他
mixiコミュニティ「クラシック音楽発表会を作ろう!」でお世話になっているLes Chocolatiersのお二人のコンサート。
一昨年の結成8周年や昨年の"2017"では都合が合わなかったりして逃していました。今回もある発表会に出る予定があったのですが、それには出ないことにしたので、こちらを聴きに行くことができました。
スコットホールは、2016年8月、先生の「音楽の贈りもの vol.2」の時に、やわらかい響きのホールだなと思いました。擦弦の弦楽アンサンブルでは響きに慣れるまで音との距離がつかみにくい感じもありました。
しかし、ギターや声楽には合っているようで、1曲目から聴いていて優しい気持ちになれました。
特に印象に残ったのは、声楽とギターのためのシリーズ「日本の四季」(Les Chocolatiers編)です。
「雪解け」 早春賦 (中田章)
「春」 からたちの花 (山田耕筰)
「夏」 椰子の実 (大中寅二)
「秋」 赤とんぼ (山田耕筰)
「冬」 ペチカ (山田耕筰)
「再び春」 花 (瀧廉太郎)
・・・と曲目だけ並べてもたぶん全然伝わらないと思いますが、まるでLes Chocolatiersのお二人が描く四季折々の絵の展覧会にいるような時間でした。
前日に網膜裂孔のレーザー手術を受け、外出する元気もあるのかないのか状態でしたが、聴きながら元気になれました。行って良かったなぁと思っています。
クァルテット・ウィークエンド 2018 - 2019
オイストラフ弦楽四重奏団
2018年10月14日(日) 14:00開演
第一生命ホール
オイストラフ弦楽四重奏団
アンドレイ・バラノフ(第1ヴァイオリン)
ロディオン・ペトロフ(第2ヴァイオリン)
フェドル・ベルーギン(ヴィオラ)
アレクセイ・ジーリン(チェロ)
ハイドン:弦楽四重奏曲 第38番 変ホ長調 Op.33-2 Hob.III:38 「冗談」
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
加藤昌則:There is ...., There was ...~Drawing notes of the memory for String Quartet(新作)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op.80
第一生命ホールは、2013年3月9日にオライオン弦楽四重奏団を聴いて以来だと思うのですが、ブログに感想を書き忘れてるようです。。。
さて、オイストラフ弦楽四重奏団。
http://www.oistrakhquartet.com/
写真は演奏会チラシからですが、左から、ストバイ、チェロ、セコバイ、ヴィオラ。
ファーストヴァイオリンは、なんとなく顔の輪郭がオイストラフ(写真でしか知らないけど)に似ているバラノフさん、
セカンドヴァイオリンは、職人さんのようなオーラをまとったペトロフさん、
ヴィオラは、金髪の貴公子っぽいベルーギンさん、
チェロは、横から演奏の姿を見てると、ケルヴィン・タイムライン(スタートレック)のスコッティのような印象を受けたんだけど、正面からはそうでもないジーリンさん、
・・・というメンバーです(笑)
まじめなメンバー紹介は、
http://www.concert.co.jp/artist/davidoistrakh_quartet/
が詳しいかな。
1曲目のハイドンからして、とても躍動感があって、聴いてるこちらも思わずウフフとなってしまうような演奏でした。
続くショスタコーヴィチは、聴いていて心地よい曲ではないのですけれど、異様なほど4人の縦の線がブレないせいか、不快な印象が全く出てきません。
休憩を挟んでの加藤昌則の新作。題名の意味は「今ある、かつてあった」(とプログラムパンフに書いてある)。ダイナミックな演奏に時空を駆け抜けるイメージが重なりました。
そして、メンデルスゾーン。ショスタコーヴィチとは別の、悲痛感に貫かれた曲ですが、感情に流されすぎない解像度の高い演奏でした。
アンコールは、
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
チャイコフスキー:甘い夢
個々の持つ豊かな表現力よりも、精緻なアンサンブルの印象が強く残った演奏会でした。
中でも2ndVnのペトロフさんは、これぞセコバイではないか♪
武本秀美 ヴィオラ リサイタル
9月29日(土)@キリスト品川教会 グローリア・チャペル
武本秀美(Viola)
古川まりこ(Piano)
長谷川信久(Contrabass)
ハイドン:ディベルティメント
ベートーヴェン:2つのオブリガート眼鏡付きの二重奏曲
グリエール:子守歌
エネスク:演奏会用小品
コダーイ:アダージョ
ヒンデミット:ソナタ 1939
骨折入院中のカミさんにリハビリ兼ねた外出許可が出まして、その付き添いの合間を縫って、武本先生のリサイタルを聴きに行きました。
ちょっと疲れがたまってたところ、先生の豊かな音楽で、気持ちに充電ができました。
ハイドンは、「ディベルティメントって楽しい」ということを実感できました。
ベートーヴェンとグリエールの2曲は、ヴィオラとコントラバスという珍しい編成。ベートーヴェンの眼鏡付きは、お約束(?)どおり、お2人とも眼鏡をかけての演奏でした(^^;
教会の礼拝堂にコントラバスって、低音がもわもわしないかなと心配でしたが、パイプオルガンが設置してあるところということもあってか、とてもバランス良く感じました。
先生のリサイタルでは、これまでにもクラークやボウエンなどのヴィオラのために書かれた曲を味わったのですが、今回もまた、エネスクはまさにヴィオラとピアノのための曲、コダーイは音源探すとチェロとピアノのものが多いのですが、当初ヴィオラとピアノのために書かれたもの。だんだんと時代が新しくなって、最後にヒンデミット。ヴィオラ曲といえばヒンデミット。
ヴィオラ独特の音色の幅広さ、面白さは、ヴィオラを知っている作曲家がヴィオラのために書いた曲でこそ。そういう曲を書いたのは新しい時代の作曲家が多いので、弾くのも聴くのも難易度が高めです。
先生の演奏は、生意気を言えば、そうした難しさは感じさせないで、ヴィオラっていいなぁ、ヴィオラを弾きたいなぁと、いう気持ちが自然にわいてくるような演奏でした。
メモ:グリエール
プログラムの曲紹介に、ヴァイオリンとチェロのための曲をフランク・プロトという作曲家がヴィオラとコントラバス用に書き換えた、とありました。帰宅してから調べてみると「ヴァイオリンとチェロのための8つの二重奏曲Op.39」のようです。これは、ちと、将来弾きたい曲のカテゴリーに入れとこうかな、と思います(^^)
ついでにヴァイオリン曲の「12のやさしい小品 op.45」というのも発見。ほんとにやさしいのかのぅ・・・。
また楽譜が増えるかもしれない(^^;
「Acoustic Teller」菅野コータ/依田賢矢
2018年9月15日(土)開演15時
空音舎
プログラム
絵本朗読+ギター演奏「葉っぱ~いのちの旅~」
菅野コータ アコースティックギターソロ
6月9日(土)の「スタジオ遊るおんカフェ」オープニングイベントで聴いた(素晴らしくてCDも買ってしまった)菅野コータさんのアコースティックギターと、空音舎「音楽×朗読コンサート」でお馴染み(?)の依田賢矢さんの朗読、という贅沢なライブ。
■葉っぱ~いのちの旅~
ギターと朗読、音楽と語り...のはずなのですが、まるで二重奏。。。
よく「音楽は右脳、言語は左脳」(諸説ありますが)と言われたりしますが、今日は音楽と語りの両方が右脳に入ってしまったようで、語られる言葉の意味を理解するのに時間がかかりました。
アンコールでのギターと歌でも同じような感覚でしたが、歌でならまだわかります。朗読でもそんなふうになるのかと、今思い返しても不思議です。
(空音舎さん掲載の写真から)
■アコースティックギターソロ
コータさんのギターは、1音1音がとてもクリアで心地よいです。空音舎の響きとも合っていると思いました。
ここのところちょっと精神的に不安定な状態で、ズルズルいかないようにいくつか決めたばかりで、また、これから決めなくてはいけないところだったので、「決意の日」はとてもやばかったです。。。
空音舎ならではの空間演出ともマッチして、とても穏やかで前向きな気持ちになれました。
ご参考:菅野コータ 1st album 「In my Room」 試聴トレーラー
■追記(20180916)
↓セットリスト↓
春に吹く風
before sleep
in the dream
Toybox
月の息吹
星空の帰り道
ひだまり
カゲロウ
線香花火
決意の日
ミドリ
作曲/菅野コータ
■さらに追記(20180920)
決意の日
根本明徳 Sonata&Partita for Solo Violin Concert
「空音舎おなじみ!熱情のヴァイオリニスト、根本明徳のソロヴァイオリンコンサート。」
2018年6月23日(土)開演15:00
空音舎
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ
・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
根本さんはC's Ensembleメンバーで、そのつながりで知り合いました。
上のキャッチコピーに偽りはなく、とても熱い演奏をされる方です。
ソロを聴くのは、今年1月7日(日)のアンサンブル アコルト Vol.4.5 でのソナタ第1番以来。
ここのところ、サッカーW杯の影響もあって寝不足気味で、無伴奏、寝たら失礼だし、やばいやばいと思っていたのですが、そんな心配はいらない演奏でした。
ソナタ第1番は、1月の時よりも熱情を抑えた演奏だったように思います。それでも、人を引き付ける力は変わっていませんでした。あっという間に終わってしまいました。
休憩をはさんで、パルティータ第2番。ソナタ第1番よりもさらに音の響きが豊かに感じられ、驚きました。
そしてシャコンヌは、それが素晴らしい演奏であればあるほど、音の中での内省に入って行けます。
僕は、ここのところ自分の中で一部後ろ向きだったところを振り返り、少し前向きに切り替えることができました。
いい時間だったな。。。
空音舎2ndSoundsでご一緒しているヴァイオリンさんが、空音舎設計のスタジオ/カフェをオープンされました。
「スタジオ遊るおんカフェ」
http://studioyuuruon.com/
6月9日(土)、6月10日(日)オープニングイベント。今日9日に行ってきました。
(明日10日は自分の本番(OCS弾き合い会)なのです。)
ホットボンドを手に開演前の準備をちょっとだけ手伝えて良かったです。
おいしいコーヒーをいただきながら、生演奏タイム各30分
11:30 2ちぇろず
13:00 菅野コータさんのギター
15:00 2ちぇろず
を堪能しました。
実のところ、明日のことを考えて、
(4年前からのファンであるところの)2ちぇろずの最初の回だけ聴いたら帰ろう・・・
と思っていたのですが、開演前にコータさんとかわした挨拶がなかなか爽やかだったので、
コータさんのギターを聴いたら帰ろう・・・
と思い直し、、、これがまたファンになってしまう演奏で、アルバム買ってサインまでいただいてしまい。
オーナーさんのお人柄そのままのなごやかな雰囲気の良さに、もうちょっとここに居たいなと思って、2ちぇろずの2回目の演奏も。
この楽しい気持ちを、明日の本番で出せたらいいな。第2楽章と第4楽章。
しかし、今日、頑張って、晴らせてしまったので、
(ネコもぐったり)
明日の自分の本番が雨という・・・この哀しさは第3楽章に持っていくか。
(聴いてわかるほどの違いは出せないけれど、この気持ちを持って弾くことが大事なのである。)
明日のオープニングイベントは、ヴァイオリンとチェロのデュオです。
僕は行けないので、どなたかレポートお願いしますー。
Dandelion String Orchestra 第1回演奏会
2018年5月26日(土) 開演15:00
天現寺多聞ホール
プログラム:
・W.Aモーツァルト/アイネクライネナハトムジーク K.525
・J.Sバッハ/ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
・A.ドヴォルザーク/弦楽セレナーデ ホ長調 作品22
指揮:藤田 淳平
バイオリン独奏:遠藤 健作
Dandelion String Orchestra !? 交響楽団たんぽぽの弦楽オケとな!
これは聴きに行かねばなるまい、 完全予約制とのことで、迷うことなく申し込みました。
会場前をいったん通り過ぎたりもしましたが(^^;、開演前に到着。
団員唯一の知り合いの方とも久しぶりに会えて、嬉しかったです。
ホールのイメージは、今まで行ったところだと
・日比谷スタインウェイサロン東京 松尾ホール
・アーク紀尾井町サロンホール
のような印象です。
ステージ台なしで客席の目の前で20人ほどの弦楽奏者が演奏する形です。SNSで「とてもよく響く」と書かれていたので、音が飽和したりしないかなと心配でしたが、お客さんも入って、弦楽合奏向きな響きとなったように思います。
アイネクライネナハトムジーク。
第1楽章の繰り返しまで、整ってるんだけど慎重すぎるような印象でしたが、繰り返し後からは、たんぽぽらしいノリが出てきました。第2楽章で2ndVnが他のパートに先行するようにfで入るところ、バーンと出してくれて、かっこ良かったです。第3楽章で勢いが出てきて、第4楽章は勢い余った感もありましたが(^^;、演奏してる皆さんも聴いてる皆さんも、ホール全体が明るい雰囲気に包まれるような演奏でした。
ただ、今回、1stVnとVaが対抗する配置だったのですが、この曲に限っては、2ndVnの隣にVaのほうが好みです(^^; 第二楽章の1stVnとVcの掛け合いのこともありますが、2ndVnが1stVnを支えるところ、Vaと刻むところ、といったりきたりするので。
・・・と、偉そうに書いていますが、世の中に2ndVnというパートを持つ曲はたくさんある中、僕が楽譜も奏者も見ないで演奏を聴きながら2ndVnの音を追いかけ続けることができるのは、この曲だけなので、ここで書かないと書く機会がないということで(^^; 失礼しましたm(_ _)m
バッハのコンチェルト2番。
交響楽団たんぽぽを初めて聴いた第2回定演(2005年)で、遠藤さんのバッハのドッペルの演奏がありました。それは今でも印象に残っています。
ずいぶん前の演奏なので、僕の頭の中でも美化されてるくらいだと思うのですが、その美化された印象と比べても、今回の演奏は全然違う次元でした。
ソリストの表現の幅の広さ、Tuttiの完成度、何よりソリストとTuttiの一体感というかバランスの良さというか、、、
安心感、かな。
聴いてる側の安心感ではなくて、弾いてる側の安心感。ソリストもTuttiも。
特に、第3楽章、演奏前に指揮者(この曲は指揮者なしだったので司会?)の藤田さんのご説明のあった、Tuttiの同じテーマとソロの4つの異なるテーマが交互に出てくるところ、目の前で演奏されてることもあって、その安心感がより伝わってきたように思います。
ソリストアンコールは・・・そこで聴いた方の特典ということで(^^)
コンチェルトの第2楽章でも思いましたが、遠藤さんの演奏には広さ、豊かさがあると思います。
休憩をはさんで、ドヴォルザークの弦セレ。
生演奏で聴くのは初めてのような気がしますし、音源で聴くのを含めても全曲通して聴くのは何十年ぶり?
第3楽章だけは空音舎「朗読と音楽」イベントで使われたのでよく聴きましたが(^^)
あえて予習なしで聴いたのですけど、こんなに面白くて楽しい曲だったのかと思いました。
たとえば、第2楽章の終わりのじゃん!とか(ピカルディ終止というらしい)、そして終楽章、第1楽章につないで終わるかと思えば、こう?! という驚きばかりではなく、第4楽章のなんと美しいことか。。。
この曲の魅力に引きこまれるような演奏でした。
たぶん、久しぶりに聴いた自分のような方はもちろん、初めて聴いた方も、この曲を良く知ってる方も、楽しかったんじゃないかなと思います。
アンコールではバッハのコンチェルト2番第3楽章が再演されました。しかし、それはソリストにはわざと知らせていなかったという(笑)
そういう状況をお客様と一緒に楽しむというサービス精神も、たんぽぽの魅力です。
ソリストにとっては、急な話だったわけですが、演奏は本編よりもリラックス感があって、さらに素晴らしかったです。
そして、今週のレッスン。
以前から時々レッスン順が並んで、入れ替わりのときに挨拶してた方が「土曜日、弦オケのコンサートにいませんでしたか?」と・・・。
その場で詳しい話はできませんでしたが、来年1月6日交響楽団たんぽぽ定期演奏会(遠藤さんチャイコンあり!)を聴きに行きますよね! もちろん行きます! と盛り上がりました(^^)/
誰がどこでつながっているのやら(笑)
アンサンブル アコルト
Ensemble Akkord Vol.5
『5月に5人で』
2018年5月20日(日) 14:00開演
サルビア音楽ホール
シューマン 弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 作品41-3
ブルッフ ヴィオラと管弦楽のためのロマンス 作品85
ヴィオラ独奏 小堀まやか
ブラームス 弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 作品111
アンサンブル アコルトは毎回いろいろな編成の音楽を聴かせてくださるのですが、今回は、
・Quartet Keynzによる弦楽四重奏
・小堀まやかさんのソロ+管弦楽部分をQuartet Keynzの弦楽四重奏で
・Quartet Keynz & 小堀まやかさんによる弦楽五重奏
というプログラム。
1曲目のシューマン。
シューマンの曲で実際に自分で取り組んだことがあるのは「3つのロマンス Op.94」だけではあるのですが^^;、下手をすると、妙に平坦になってしまったり、逆に変に凸凹してしまうような印象があります。
Quartet Keynzの演奏は、2016年の空音舎「対バン!会」で魅了されて以来、できるだけ聴きに行くようになったのですが、音が自然な抑揚を持って流れていくようで、心地よかったです(^^)
メンバーの一体感が過去最高じゃないかと感じました。
続くブルッフの「ロマンス」。数少ないヴィオラのための「ロマンス」です。
もともと「ヴィオラと管弦楽のための」曲ですが、僕の先生(Va)のコンサートで、ピアノとのデュオでの演奏を聴いたことがあります。この曲はヴィオラでなければ出せない素晴らしい曲だと思いました。
今回は、ヴィオラと弦楽四重奏。これまたとても良かったです。特に、ヴィオラ同士の1対1のやりとりはこの編成ならでは。かっこいいアレンジだわー(^^)。とても印象に残りました。
ソリストアンコールは、バッハ無伴奏チェロ組曲第1番からサラバンド。バッハ無伴奏チェロ組曲のヴィオラ演奏は、チェロとは違った味わいがあって良いなぁと思いました。
休憩を挟んで、ブラームス 弦楽五重奏曲 第2番。
真ん中にチェロを置いて、向かって左にヴァイオリン、右にヴィオラの対向配置。それを見て、あれ?っと思ったのですが、弦楽五重奏って初めて聴いたかも。いま自分のブログを検索しても0件(^^;
今回聴いて、弦楽五重奏はカルテット+ヴィオラ(曲によってはチェロ)ではなく、トリオが拡張されたものなんだ、と実感しました。
実際の演奏も、Quartet Keynz & 小堀まやかさんではなく、シューマンで聴かせていただいたQuartet Keynz4人と変わらない5人での一体感がありました。
ブラームスがこの曲を最後にしようと作った曲と言われているそうで、いろんなものがつまっている贅沢な曲を堪能できました。聴きごたえありました。
アンコールは、モーツァルト弦楽五重奏曲第1番第3楽章メヌエット。
ブラームスとは対象的なモーツァルトの軽快な華やかさを楽しみました。
Quartet Keynzは、毎回、期待して聴きに行くわけですが、その期待以上の演奏を聴かせてくださるので、きっとまた聴きに行ってしまうと思います。。。
・・・でも、次回のアンサンブル アコルト「Quartet in B(仮題)」11月24日は、すでに別の予定が入っていたのである(T_T)
5月12日ヘンデルのVnソナタ第4番のピアノ合わせの午後は、空音舎3周年記念コンサート「Two of us」を聴きに。
チェロとハープとウクレレとテルミンとインディアンフルートの順列組合せ的な(^^;+トランペットとチェロ。
(翌日の空音舎3周年記念コンサート「魔笛」は引継ぎ残務消化のため行けなかったけど、とても良かったらしい。。。)
トランペットさん以外は、皆さん顔見知り。初めてお会いしたのは、、、
チェロさん(オーナー):2011/9/18 ごきチェロコンサート@汐留ホール
チェロさん:2014/4/13 C's @幡ヶ谷アスピアホール
ハープさん:空音舎2ndSoundsで
ウクレレさん:2012/9/8 森の音楽練習会
チェロさん:2011年のしゅみーとかな?
チェロさん:空音舎の何だかで
チェロさん:空音舎でのチェロカルを聴いた時と思われ
テルミンさん:数十年ぶりに再会。お互い楽器をやっているとは!
インディアンフルート:2011年のしゅみーとかな?
です。たぶん。
こうして並べて書くとチェロさんが多くて、空音舎らしいなぁと感じられる方も少なくないと思います。しかし、今回、他が、普通一堂には集まらないだろ、という楽器ばかりで、これもまた、今の空音舎らしいところと思います。
それぞれの組み合わせで、30分ずつ持ち時間。途中で間延びしないかなと秘かに心配していたのですが、皆さん、語りもうまく、あっという間に時間が過ぎていきました。
インディアンフルートさんからのいきなりのご指名で、たまたま隣に置いてあったカホンを初めて叩く機会にも恵まれました。
うーむ、次の2ndSoundは、カホンかなw
一方で、どうして僕はバイオリンなのか、そんなことも考えつつ・・・楽しかったです(^^)
空音舎3周年、おめでとうございました!
C's Ensemble 演奏会
2018年4月7日(土) 13:30開場/14:00開演
大倉山記念館 ホール
シューベルト
弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調
モーツァルト
弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調「不協和音」
メンデルスゾーン
弦楽八重奏曲 変ホ長調
この会場は、3年前に、とあるmixiコミュ主催の「第1回 ステキな音楽会」 で演奏させていただいたところです。たった3年前ですが、なんだか懐かしかったです。
去年は6月開催でしたが、今年のC's Ensemble演奏会は例年通り(?)4月。
前回に続いて今回もステージ周りのお手伝いをする機会をいただきました。
雨の予報もありましたが、前夜、翌日が晴れる呪文「カムイ・パパイヤ・アホーイヤ~」を唱えた成果(?)によって、雨は降らず。
通りすがりのお客さまも多くお寄りくださり、プログラムが足りなくなって追加印刷するほどでした。
・プレコンサート
開演前のお楽しみ。
曲目・・・いや「演」目と言うべきか(笑)、僕からは内緒にしておきます(^^;
・シューベルト 弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調
曲の入りでちょっと硬さを感じたのですけれど、すぐに曲が流れ始めて、とても軽やかな、この季節にぴったりな演奏になりました。プログラムに書かれていたように繰り返しが多い曲ですが、それが桜並木がずっと続いてる感じに聴こえました。
D471、いつか弾いてみたい曲なのです。いつ買ったのかわからない楽譜が本棚にあります(^^;
こんな風に弾きたいと思える演奏でした。
・モーツァルト 弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調「不協和音」
冒頭のどこに行くんだこの曲はという緊張から優しい響きになって、明るく走り出す、そこで見事に引き込まれ。。。
この曲、長いのですけど、演奏が良いと、あちこちに面白さを見つけることができて全然飽きない、モーツァルトって天才!って思うんですよねぇ。今回の演奏も、あー面白いっっって思っているうちに、終わってしまいました(立って聴いてたので寝ていたわけではない)。
余談ですが、第1楽章の気になってたフレーズ、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲K.423と似てるんだと初めて気が付きました。
ここで20分の休憩。通りすがりで聴いたくださってたお客さまが全然減らなかったのは、ここまでの演奏が良かったことの証明だと思います。
・メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲 変ホ長調
この曲を聴くのは、2014年4月13日 (日) のC's Ensemble 演奏会@幡ヶ谷アスピアホールの演奏以来。その時に書きましたが、僕にとってのメンオクはニャンコの1日を音楽にした曲であります(^^;
今回の演奏は、4年前と比べて、ニャンコの1日も落ち着いた感がありました。そうだよね、しょうきち(ΦωΦ)も4歳だったのに8歳だもんな。
ファーストヴァイオリンさんは、4年前はヴァイオリン協奏曲のように弾いたところを、今回は抑え気味にしたとのことでしたが、それはとても今回の演奏会全体の雰囲気(通りすがりの方が大勢いらっしゃったことからも)に合っていたと思います。どのパートがどのパートと同じ動きをしているか、入れかわり立ちかわりを存分に味わうことができました、、、やっぱりこの曲はニャンコの1日だと思う(笑)
・アンコール(と打ち上げ)はこれ。
これがまた、生き生きとした演奏で、終演後にけっこうな年配の方から「最後の曲は何ですか」と聞かれたくらい。
そしてまた、生き生きとした打ち上げで(略)。
一方で、お手伝いとしては、なんでそこに気づけなかったんだろう、という手違いがありました。とても申し訳なかったです。疲れがたまっていて頭が回らなかったのかなー。致命的なことにならなくて、本当に良かったと思っています(考えるだけで胃が痛くなる)。
(開演前、集合写真を撮るスタッフを撮る^^;)
反省もありつつ、、、
毎回思うことですが、自分もこんなふうに音楽ができたらいいなと。
しかし、A型には難しいかもしれん(笑)
アンサンブル アコルト Vol.4.5
冬のソナタ会『みんなでソナタ!』
2018年1月7日(日) 13:30開演
サルビア音楽ホール
ブラームス ヴァイオリンソナタ 第2番
J.S.バッハ 無伴奏チェロソナタ 第2番
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番
ベートーヴェン チェロソナタ 第2番
シベリウス ヴァイオリンソナチネ
ブラームス ヴァイオリンソナタ 第3番
これまで Quartet Keynz はじめ、室内楽アンサンブルの演奏を聴かせていただいたアンサンブル アコルトですが、今回はソナタ。アコルトとしては初めて、とのことです。
それで、Vol.4.5 なのだな。
それぞれ、演奏前に奏者自身がひとこと語る趣向。
1曲目のブラームスで「ソナタ3曲、いや、3曲と4分の1」と仰ってましたが、その4分の1が以前僕がチャレンジしたF.A.E.ソナタ(スケルツォ)なので、ちょっと嬉しくなったりもしました(^^;
前日に音色に対するこの先の遠い道のりにためいきをついたわけですが、どの演奏も素晴らしく、あらゆる音が奏者に選ばれた音なのだなぁと思いながら聴いていました。
特に、最後のブラームス3番は圧巻でした。
前半が知ってる方の演奏、後半が知らない方の演奏で、次の用事もあって、最後のブラームスを聴くか帰るかどうしようかなと迷ったのですが、聴いて良かった・・・。
前日とは別の、称賛のためいきが出てしまいました。
アンサンブル アコルト、次回 Vol.5 は、5月20日ということです。
また聴きに行きたいと思います。
交響楽団たんぽぽ 第14回演奏会
2018年1月6日(土) 14:00開演
なかのZERO 大ホール
指揮:藤田 淳平
【前半】
ニューイヤー・プログラム
剣闘士の入場/ユリウス・フチーク
春の声/ヨハン・シュトラウス2世
軽騎兵/スッぺ
シャンパンポルカ/ヨハン・シュトラウス2世
トリッチトラッチポルカ/ヨハン・シュトラウス2世
美しき青きドナウ/ヨハン・シュトラウス2世
【後半】
交響曲第1番/マーラー
あまりなさそうなプログラムの組み合わせですが、このオケでは不思議じゃないです。
不思議じゃないというのは、以前だったら「また面白いことやってるなぁ(笑)」という意味でした。しかし、年々演奏レベルが上がってきて、今やその組み合わせでも聴きごたえのある演奏をしてくれる、という意味になりました。
一方、現時点で
http://dandelion-orch.org/aeayasaefa/
に載っている事前の「演奏会情報」にはない「剣闘士の入場」。
開演前にプログラムにこれを見つけて、あ、やるかもと思ったら、やっぱり、管楽器が演奏する中、弦楽器が入場するというオープニング。ニューイヤーの楽しい気分が盛り上がりました。
どんなに演奏レベルが上がっても、こういう遊びを忘れないところが彼らだなぁと思います。
実際の演奏では、特に弦全体での表現力が素晴らしいと感じました。マーラーではそれが最大限に出ていて、気持ちよく聴けました。
マーラーの交響曲で自分の好みを持っているのはこの第1番だけなのですが、中でもこだわっているのはあそこ(どこだよ^^;)の一瞬のタメ。
そこが僕の好みに合っていたので、さらに嬉しかったです。
ニューイヤーは徹底してニューイヤー、マーラーは徹底してマーラー。別のオケのコンサート2つをはしごしたかのようなお得(?)な演奏会でした。
あいにく、次の予定があり、アンコール曲が聴けなかったのですが、もし花の章とかやってたら悔しいな。
新ダヴィッド同盟
第5回演奏会
2017年12月17日(日)16時開演
水戸芸術館コンサートホールATM
【出演】
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
磯村和英(ヴィオラ)
石坂団十郎(チェロ)
小菅優(ピアノ)
【曲目】
シューマン:幻想小曲集 作品73
(石坂、小菅)
コダーイ:間奏曲
(庄司、磯村、石坂)
シューマン:おとぎの絵本 作品113
(磯村、小菅)
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 作品26
(庄司、磯村、石坂、小菅)
<アンコール曲>
シューマン:ピアノ四重奏曲 作品47より第3楽章
※1曲目と3曲目がプログラムの記載と逆になり、上記の順での演奏でした。
新ダヴィッド同盟、過去、日記には書きそびれてしまってますが、2010年12月23日(木・祝)第1回碧南公演、2011年12月17日(土)第2回公演、2012年12月22日(土)第3回公演と聴いてきました。
2014年の第4回はAプロBプロ2回公演があったけれど、都合が合わずに聴けず。以降、定期公演はなく、もう事実上解散したのかな(いや、真面目な話、スケジュールを合わせるのが大変なのは想像できる)と思っていました。なので、すっかり油断していて、今年公演があるんだ!と気が付いたときには、すでに常設席のチケットはなく、追加席で数枚残っているのみ。ぎりぎり間に合いました(その後、キャンセル席の販売もあったらしい・・・)。
第1回の時はさすがに即席ユニット感みたいなことはありませんでしたが、まだ互いに遠慮というか、距離感を探っているかのような印象がありました。第2回、第3回では息の合ったアンサンブルを聴くことができました。
今回は第4回から数年の間が空いたので、どうかな?、と少し心配だったのですが、まったくの杞憂でした。どの曲でも、それぞれの個性は消えることなく、どころか、お互いにとても歌っていながら、見事に調和しているという、見事な演奏だったと思います。
しかし、なんだろうなー、驚きがないというか、ワクワクしないというか。。。
それは、今回の演奏がどうのこうのというものではなく、僕が新ダヴィッド同盟にそういうものを求めているということなのか・・・と気づくことができた演奏会でした。
さて、第1回は、前日の水戸芸術館での第1回は行けなくて、悔しいので碧南市まで聴きに行ったもの(^^;
第2回は、平穏無事だったのですが。
第3回は、この4日前に左右の鼠径ヘルニアの手術をして、2日前に退院したばかりで、まだ階段の上り下りで痛みがあった時期でした(^^;
そして今回は・・・水戸芸術館内で財布を落としてしまいました。全く気付いていなかったのですが、親切な方が館員の方に届けてくださったようです。ありがとうございました(^^)
FINAL FANTASY 30th Anniversary Distant Worlds: music from FINAL FANTASY JIRITSU / 而立
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/distant_worlds/jiritsu/
東京公演
2017年12月10日(日)開演 14:00
東京国際フォーラム ホールA
作曲:植松伸夫 ほか
指揮:アーニー・ロス
オーケストラ:新日本フィルハーモニー交響楽団
カミさんの友人さんが、一緒に行くはずの人の都合が悪くなったとかで、チケット2枚、カミさんに声をかけてくだわり、僕も行くことに。
FINAL FANTASYは、カミさんがIVやりたいっていうのでスーファミ買って、僕も面白かったものだから、そこからファミコン買って、I、II、IIIやって、V、VIときて、VIIやるためにプレステ買って、VIII、IX、X、X-2 まで。新しいものは全然わかりません。
でも、直接は知らない映像や曲でも、知ってるはずの映像や曲ももうほとんど忘れてるので、同じこと(笑) FFの楽しさがいろいろよみがえってきて、とても楽しい時間でした。
竜騎士がかっこよかったので、探してみた。映像はこれだ。
ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団
2017年12月9日(土) 14:15 開場/15:00 開演
所沢市民文化センター ミューズ アークホール
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
ヴァイオリン:庄司紗矢香
マリインスキー歌劇場管弦楽団
曲目
デュティユー:メタボール
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』~「第1幕への前奏曲」
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
水曜日の演奏でコンマスだった銀髪もじゃもじゃで体の大きな個性的な人がいなかったのが残念です(笑)
こんな感じ:
■CLASSICA - What's New!
http://www.classicajapan.com/wn/news/2014/10/
の「TDKオーケストラコンサート2014~ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団の学生向け公開リハーサル」にある写真
■熊本県立劇場
http://www.kengeki.or.jp/audience/reports/2014_gergiev
「公演の様子」にある写真
をご参照あれ。
それはともかく。
デュティユーのメタボール。以前、何だったかフランスものの曲を探していて偶然発見した曲。「聴くことができる現代音楽」と思いつつ、あえて自らすすんで聴こうするような曲でもなく(^^;、生演奏で通して聴けてラッキーでした。
じっくり聴いたら、面白い曲だと思いました。
1曲目から2曲目のコンチェルトの間に、指揮者の譜面台の位置が動かされるのですけど、水曜日の時も今日も、対向配置のセカンドバイオリンのトップサイドの女性が立ち上がって、足を使って(手は楽器持ってるし)指揮者の譜面台の位置修正をしていたのが印象的でした(笑)
さて、お目当てのチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲は、うーん、うーむ。
ソリストが最初に入るところは鳥肌が立つほど素晴らしかったのですが、全体を通して、強さ柔らかさ膨らませ方突っ込み方など、新しい試み(?)を入れていて、それをこちらが受け入れるのには少し時間がかかるかなぁという演奏でした。
後半のワーグナー、ムソルグスキーは、水曜日に聴いたこのオーケストラのイメージ、全体でひとつのアコースティック楽器であるかのような印象を、ますます強く持ちました。
この独特のまとまり感は、もしかしたら「歌劇場」のオケだからなのでしょうか。
庄司紗矢香のチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲。
僕が庄司紗矢香を知ったのは、有楽町のビックカメラのテレビコーナーで流れていたチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲でした。
その後、
2008年11月 サントリーホール、NHKホール、よこすか芸術劇場(計3回聴いた^^;)
2014年1月 横浜みなとみらいホール 大ホール
(オケはどちらもテミルカーノフ/サンクトペテルブルク・フィル)
での演奏を聴いてきました。
2008年の時は楽器が力強さのある「ヨアヒム」の時で迫力のある演奏でした。
2009年に楽器が繊細さのある「レカミエ」に変わり、そこから演奏の質が変わってきて、2014年に今まで聴いたことのない領域の演奏になったと思っています。
確かに、あの演奏を超えようと思えば、今日の演奏のような試みになるのかもしれません。
これから庄司紗矢香のチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲が、どういう方向に進んでいくのか、楽しみが増えました。
ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団
日時 2017年12月6日(水) 19:00 開演
会場 サントリーホール
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
ヴァイオリン:庄司紗矢香
マリインスキー歌劇場管弦楽団
曲目
リムスキー=コルサコフ:組曲「金鶏」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
お目当ては、ショスタコーヴィチの協奏曲。
ソリストとオーケストラの音がぴったりはまり、また、カデンツァも圧巻で、想像していた以上の素晴らしい演奏でした。
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲をいいなと感じる日がこようとは(笑)
ゲルギエフ/マリインスキー歌劇場管弦楽団は今回初めて生演奏を聴きました。
緻密で正確で、しかし、決して淡々とはしていない、全体でひとつのアコースティック楽器であるかのような印象でした。
一方、庄司紗矢香のコンチェルトを聴いたのは、2014年1月のテルミカーノフ/サンクトぺテルブルグ・フィルでのチャイコフスキー以来かなと思います。それ以降、2014年4月のプレスラーとのデュオ・リサイタル、2016年5月のラフォルジュルネでのVivaldi Recomposed by Richter、2016年6月の無伴奏ヴァイオリン・リサイタルと、いろいろな庄司紗矢香があり、聴くたびに驚かされてきました。
そして今回、庄司紗矢香にはオケも指揮者も聴衆もすべてを支配下に置くかのような、今までにない凄みがありました。
さらに、ソリストアンコール曲(すでにサントリーホールのホームページに載っているのですが、まだツアー中ですし、ここでは曲名は控えます)が、これまでにない、とてつもなく澄んだ音色で、さらなる驚きが。
音楽評論家の長木さんという方がプログラムの中で庄司紗矢香について「上書きされていく才能」ということを書かれてましたが、まさに、まさに。
これからも彼女の演奏を聴くのが楽しみです。
藤原浜雄ヴァイオリン・リサイタル2017
三上桂子(ピアノ)
日時:2017年11月29日(水)19:00開演
場所:紀尾井ホール
曲目:
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第7番 ハ短調 作品30-2
ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1917)
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ロ短調(1917)
サン=サーンス:ハバネラ 作品83
昨年2月の代官山でのデュオコンサートに続き、今回もコミュつながりのピアニストさんからお誘いいただき、即、行きますと返答しました(^^)
前回、語りかけてくるような自然な演奏に、長い時間の流れを感じるなどと書いたのですけど、そのスケールの大きさは変わらず。
さらに今回は多彩で繊細な音色の変化を堪能しました。それは曲ごと楽章ごとに音色が違うという話ではなく、一つのフレーズの中でさりげなく変化していくもの。演奏者が確かにその音を選択していると感じられるもので、これまでヴァイオリン・ソナタを聴いていて気づくことのなかった感覚でした。
・・・これはもしかしたら、自分の聴く力が上がったんじゃないか( ̄▽ ̄)
(そんなふうに思いたい年頃^^;)
同じコミュでのフルート吹きさんともご一緒したのですが、コミュでの演奏会で会ってはいるものの話したことはない「初めまして」状態。
しかし、終演後に顔を見合わせて時についつい笑ってしまうくらい、とても素晴らしい演奏会でした。
11月23日(木祝)ミューザ川崎シンフォニーホール市民交流室で開催された「アンサンブルセミナー&ランチパーティ with Cordatto ミニLive」に参加してきました。
取り組んだ曲目
グリーグ ホルベルク組曲より
第1曲プレリュード 第2曲サラバンド 第5曲リゴードン
メンケン 美女と野獣
Cordattoとは、Vn×2、Vc×2の4人のユニットで、今回のセミナーの募集もVnパート2つとVcパート2つ。各パート10人くらいずつ。
僕は、音源で聴き取りやすい1stVnじゃなく、あえて、2ndVnを選びました。
(Cordatto については、こちら)
( http://cordatto4.wixsite.com/cordatto )
*****
エントリーしたのは、ホルベルク組曲から3曲あったので。
以前しゅみーとのアンサンブルコミュ発表会で全曲を聴いて以来、いつか自分も弾く機会があったらいいなぁと思っていまして、この曲を体験できるいい機会だなと。
(言い訳はしませんが、)練習はトータル5時間くらいしかできておらず。たとえば、プレリュードの刻みは、たんたた たんたた ・・・となるべきところ、たんんん たんんん ・・・となってしまうのでした(^^; 名付けて「せめてアクセントだけは奏法」。
弾いてる途中で、何かスイッチが切り替わったようで、無理に弾こうとしないで曲の流れに乗ろうと、、、そこからは、楽譜から顔を上げる余裕もできたり、不思議に左手がスムーズに動いてくれたり、していました。
この切り替えが、意識的にできるようになればいいんじゃないだろか。
どうすればそうなるのか、わからんけど(^^;
*****
Cordattoの4人のメンバーは、上記サイトのプロフィールにあるように、4人ともヤマハの先生です。
今回参加された皆さんは現在や過去の生徒さんや、生徒さんの知り合いが多かったようです。年齢層もちょっと高め。
僕のように、友人知人に誘われたわけでもなく、告知を見てのフリー参加(?)は、ほとんどいなかったのでは・・・。
それでも、ちょっとお久しぶりの方1名、けっこうお久しぶりの方1名、ずいぶんとお久しぶりの方1名にお会いすることができました(^^)
弾いて飲んで食べて聴いて楽しいイベントでした(^^)
加藤夕葵 帰国記念 ソロコンサート
2017年10月20日(金)19時開演
スタインウェイサロン東京 松尾ホール
フルート:加藤夕葵
ピアノ:ヘルマン藤岡美知子
G.ドニゼッティ
フルートとピアノのためのソナタ
J.S.バッハ
ソナタ イ長調 BWV1032
C.ドビュッシー
牧神の午後への前奏曲
P.サンカン
フルートとピアノのためのソナチネ
- 休憩 -
C.フランク
ソナタ イ長調
お久しぶりの加藤夕葵さん(ブログ https://ameblo.jp/yuki991-717/ )のコンサート。
何故だかウクレレも弾いてた時以来かも。。。
演奏は以前よりも堂々とした落ち着きを感じました。見た目は華奢なままなのですけれど。
語りをはさみながらの進行で、楽しかったです(^^)
特に印象に残ったのは、P.サンカン(フランス1916~2008)・・・って誰? って思いますが(^^;;、この曲の出だしが、いつか弾くと思って時々聴いているタイユフェール(フランス1892~1983)の曲の雰囲気にとても似ていて、驚きました。
20世紀フランスの曲、わけわからんけど、何か魅かれるものがあります。
今の僕の楽器、誰が作ったかは不明ですが、楽器店が言うには100年くらい前のフランス製らしいので、この楽器が弾きたがっているのかもしれない。すまんな、今の所有者にはそこまでの腕はない(^^;
そして、休憩を挟んでのフランクのソナタ。ヴァイオリン曲のフルート編曲版。
ヴァイオリンという擦弦の音に慣れている耳に、フルートの透明感のある音でのフランクのソナタは、とても新鮮でした。
・・・来週末の自分の発表会、こんなふうに落ち着いて弾けたらいいなぁ、このイメージを持っておこう、と思います。
> 最もやさしいピアノトリオです。第1楽章Allegro moderato 第2楽章Menuet 第3楽章Adagioのテーマによる変奏曲です。ごく初期の曲ですが本当にやさしく書かれています。きれいに弾けるヴァイオリニストと辛抱の良いチェロの協力が必要です。初めてあったピアニストに初見でお願いしますと頼める曲です。
庄司紗矢香 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル
2016年6月7日(火) 19:00開演
紀尾井ホール
ゆっくり書いてる時間がなさそうなのでメモです。
紀尾井ホールでの庄司紗矢香は2回目、
2階席、奏者のほぼ真横。
■J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542
(J-F. ヌーブルジェ編)
最初の音からゾクゾクっときました。元のオルガン曲をもっと予習していけばよかった。とてももったいないことをした気がします。
■B.バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
バルトークの無伴奏の生演奏は、というか、曲そのものを初めてまともに聴きました。とんでもなく難しい曲なのですが、バッハっぽいような印象が。
帰宅してWikipediaを見たら“この曲はバッハへのオマージュ的な要素を強く感じさせる。”とあって、なるほどやはりそうなのかと。
■休憩:皇后さまがお見えになりました。
数年前、サントリーホールでもあったなぁ。
■細川俊夫:ヴァイオリン独奏のための「エクスタシス」(脱自)《委嘱作品・世界初演》
和楽器のような音色で、奏者の周りで能の舞を見ているかのようでした(ちなみに、僕は能を生では見たことはないので、そういうイメージだけですが)。
作曲者本人の解説に“ヴァイオリンを独奏する庄司紗矢香の姿は、私にとって「巫女:の姿である。”とあって、巫女舞かと(ちなみに、僕は御子舞を生では以下略)。
■J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
庄司紗矢香は、カシオーリとのベートーヴェン・ソナタでも、プレスラーとのブラームス・ソナタでも、1音1音を磨き上げたフレーズがとても印象的でした。今日のバッハの無伴奏は、まさにそうした音による演奏でした。
まっすぐ伸ばさずに、後ろ半分をほんの少し<>をつけた最後の1音だけは、ずっと覚えていたいと思います。
C's Ensemble演奏会
2016年4月23日 (土) 13:30開場/14:00開演
サロン・ド・パッサージュ
ボロディン
弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調
メンデルスゾーン
弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調
ショスタコーヴィチ
弦楽八重奏のための2つの小品
ブルッフ
弦楽八重奏曲 変ロ長調
毎年4月のC's Ensembleの演奏会も今回で3回目。
前回、前々回は、チャレンジしよう!という元気をもらって帰りました。しかし、今は体調面からオケ活動や発表会へのエントリーを自重していたりするので、今回は演奏後にどんな気持ちになるのだろうと思いながら会場へ向かいました。
会場に入ると、一番前の真ん中の席に同い年のチェリストさんを発見。斜め後ろに座ったものの、僕の3倍くらい体の大きい方なので、視界も(音も?)遮断されてしまう・・・ということで、僕も一番前の席へ。
それはともかく。
前座(?)で、チェロトリオで「パープルヘイズ」。かっこよかったです。チェロの表現力ってすごいなぁとあらためて思いました。
ボロディン2番は、数年前に教室の発表会で1楽章の演奏(他のパートは先生方)を聴いて以来、いつか自分も1楽章だけでも弾いてみたいと思っている曲です。目の前の1stVnの方が緊張されてるのがわかりましたが、演奏は安定感があって、直に聴こえてくる音色がとてもこの曲に合っているように思いました。
メンバーが4人とも入れ替わって、メンデルスゾーン6番。
曲に込められた感情を1stVnの方がとても表に出してきて、それに引き込まれるように、ここ数か月の自分の怒りや焦り、あきらめなど、いろいろ思い出していました。3楽章では心地よい夢と厳しい現実を行ったり来たりしました(つまり、気持ちよ~くなって、うとうとしていたわけですが^^;)
休憩はさんで、弦楽八重奏2曲。
ショスタコーヴィチ。リズムも不協和音のぶつかり合いも、これを弾けるって信じられない。
こういう、いわゆる現代音楽の演奏は、聴くに堪えず早く終われと耳をふさぎたくなるか、あるいは、圧倒的な音の中に身を置き、曲として受け止められるか、どちらかなのですが、この演奏は後者でした。
ちなみに、圧倒的な音の中に身を置く、のイメージは、抱っこした猫の両腕を「右上げて」「左下げて」とかやってる時の、猫の表情(=ФωФ=)です。
ブルッフは、1920年に作曲された曲とは思えない美しい曲でした。今回のプログラムの中でも一番の演奏だったと思います。ボロディンでは緊張されていらした1stVnの方も、ショスタコでほぐれたのでしょうか、本領発揮という感じでした。弦楽八重奏って、弦楽合奏よりもフルオケ(管はいないけど)を聴いているかのような感じがするのだな。
アンコール曲の「川の流れのように」。とてもほっとして聴けたのは、メンデルスゾーンもショスタコーヴィチもブルッフも、その背景に「死」がある曲だったからかもしれません。
はじめに「今回は演奏後にどんな気持ちになるのだろう」と書きましたが、ひとことで言うと「自重もわくわく」でした。
(あえて、説明せず^^;)
東大フィル・グラデュエイト・オーケストラ
http://tp-go.com/
第10回記念演奏会
2016年4月16日(土) 開演14:00
練馬文化センター 大ホール
指揮 三重野 清顕
メンデルスゾーン
交響曲第3番 イ短調 作品56「スコットランド」(1842年ロンドン稿)
ドヴォルザーク
交響曲第8番 ト長調 作品88
第9回演奏会後、この第10回に乗れる人が極端に少なくなり、特にヴァイオリンは大変な状況でした。少ないからこそ、みんなで頑張っていこうって活動を始めました。新しい方が増えてきて、これから、というところで、仕事のストレスからか片頭痛に悩まされるようになり、「人前で弾く」気持ちが維持できず、休団しました。下手にパートのまとめ役を担っただけに、オケの皆さまにはとても迷惑をかけてしまいました。
その後、「人前で弾く」ことは、オケ曲ほど難しくない曲で“弾き合い会”に出たりしていますが、次回、第11回で復帰したくても、また途中で休団してしまうのではないかという不安があり、踏み切れません。
・・・といったことを会場に向かう電車の中でうだうだ考えていました。
しかし、聴いている間、そんな気持ちは一切忘れることができました。素晴らしかった。ソロの音色は美しく、アンサンブルはふっと立体的という言葉が浮かんできたほど。
客席で聴いたのは初めてかな。これは自分の腕で入れるようなオケじゃないような気がする(^^;
そんな気はするけど、向こう側にいたかったな。
帰宅途中で、自分の不安が解消されて復帰できるまで、今できることを地道に頑張ろうと思いました。
2月に続き、第3回空音らぼ「演奏家×音響」セミナーに参加しました。
http://soraotosha.jugem.jp/?eid=41
前回はチェロでしたが、今回はピアノ。ピアニストは工藤真希子さんです。気さくで明るい雰囲気の方で、セミナーも楽しい時間となりました(^^)
まず聴き比べです。
■1.いつもの空音舎
曲は、ムソルグスキーの展覧会の絵から「キエフの大門」の途中まで。
・屋根を全部開いて:おとなしいフレーズはきれいだけれど、ガンガン行くところは響きすぎてややうるさい印象。
・屋根を半分開いて:全体的に聴きやすいけれど、少し抑圧された印象。
音が違うことは明らかなのですが、僕が「こう聴こえる」と言葉にする部分は見た目や先入観があるかも。
■2.デッド
壁と2階手すりを布で覆い、話し声の響きも変わる中での演奏。
・屋根を全部開いて:「1.いつもの空音者」での屋根半開に近い音。抑圧感はないけれど、いろいろと物足りない感じ。
・屋根を半分開いて:高域が少なく、音声ファイル変換で容量節約したような音(^^;
前回チェロのときには、ホールの響きがなくなったことで楽器そのものの響きがダイレクトに聴こえてくるような驚きがありました。しかし、今回のピアノの場合は単に高域のない音に聴こえました。
これは、僕が、擦弦楽器ではそれなりにデッドな環境下の音にも慣れている(自宅の狭い練習部屋をデッド側に振っている)のに対して、ピアノはほぼ響きのある場所でしか聴いたことがない、ということが少なからず影響していると思います。
■3.ライブ
デッドにしていた布と、さらに参加者のコートなどもスタジオの外に出しての演奏。
・屋根を全部開いて:華やかで、短時間なら楽しく聴けそうだが、長い曲はしんどいと思う。
・屋根を半分開いて:今までの中ではこれが一番聴きやすいかも。
上で「見た目や先入観」と書きましたが、もしかしたら、屋根全開と半開では、見た目以上に、解放感と抑圧感の違いがあるのかもしれないと思いました。おそらく、ピアノ弾きさんが実際に弾いてる時には、それをもっと感じるのではないでしょうか。
感想を求められたときに言いましたが、「屋根全開で半分だけデッドにするとバランスが良さそう」と思いました。解放感があって、うるささ控えめ。
■4.柱状拡散体に布をかぶせて
屋根は半開で、3.ライブとの比較。
音の変化はあったのですが、前回のチェロのときのような音が無表情になったかのような感じはあまりなかったです。楽器の特性の違いによるものなのか、「2.デッド」で書いたように僕の経験の違いからくるものなのかはわかりません。
工藤さんは演奏者の感想として、柱状拡散体があるほうがまとまり感があるとおっしゃっていました。
■5.ピアノの下にたくさんの布を入れて
参加されてた調律師さんのリクエスト。
弾き始めは「これはバランス良いかも」と思いました。高域の抜けが良く、うるさくない感じがしたからです。しかし、聴いているうちに薄っぺらい音に感じてきました。音のあちこちが間引かれてるような・・・。
床からの反射音の影響がこんな感じに聴こえるというのは、僕にとっては新しい発見でした。
その後の工藤さんからのお話で印象に残ったのは、ピアノで音を飛ばすということ。擦弦楽器なら自分ではできなくても音を飛ばすイメージは持っています。しかし、ピアノは想像がつきません。それを鍵盤の仕組みがわかるモデル(鍵盤一つ分の模型)を使って、熱心にわかりやすく説明してくださいました。鍵盤を押す速さがそのままハンマーが弦を叩く速さなのではないことは知っていたのですが、その仕組みが音を飛ばすということに初めて結びつきました。
そのほか、ロシアでの体験談で古くからあるレンガ作りのような家では部屋を防音する必要がないけれど・・・とか、日本での体験談で某ホールのリハと本番との響きが・・・とかとか、楽しいお話を伺うことができました。
最後の演奏は、ピアノ鍵盤に向かって左側の壁だけに布をかけて、屋根全開となりました。なんだか「みんなで見つけたセッティング」です(^^)
1曲目は2階で、2曲目は1階で聴きました。1階で聴いたときには、演奏してる工藤さんの後ろ側だったのですが、弦を叩くハンマーの頭が見え隠れしていました。
本当はその見え隠れが音になっているのに、逆に音楽に合わせて動くメカニカルな仕掛けのように見えて、まるで幻想的なSFを読んでいるような感覚になって聴いていました。
ピアノは全く弾けないので参加を迷っていたところもあったのですが、音の響きの違いを通じて演奏者の感覚を伺うことは、視野(聴野?)が広がります。参加して良かったと思っています。
藤原浜雄&三上桂子プロデュース「魅惑のデュオXII」
日時:2016年2月28日(日)16:00開演
場所:代官山ヒルサイドプラザホール
曲目:
シューベルト 華麗なロンド
バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番
プロコフィエフ ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーゾ
コミュつながりのピアニストさんからお誘いいただき、代官山へ聴きに行きました。
お二人のことはよく知らなくて、ちょうど今日届いたサラサーテVol.69のArtist Close-upで、藤原浜雄さんってこんな方なのかと知った次第です(^^;
僕は、多くの演奏を聴いているわけではないですけれど、ヴァイオリンとピアノのデュオで、ヴァイオリンが普通の会話のように語りかけてくるような印象を持ったのは初めてでした。ピアノは決してその語りを妨げることなく、でも、確かにそこにあって。
とても長い時間の流れを感じる音楽でした。
あの右手の使い方をまねしてみよう。
2月5日(金)昼間は片頭痛など体調いまいちだったのですが、何とか持ち直し、夜の“第2回空音らぼ「演奏家×音響」セミナー”に参加することができました。
http://soraotosha.jugem.jp/?eid=29
チェリストの中木健二さんをお迎えして、残響を変えて演奏いただき、音響について語っていただくセミナーです。
前半は音響弾き/聴き比べ。
■1.いつもの空音舎
バッハの無伴奏チェロ組曲からなのはわかりましたが、何番の何曲目かは知らない(^^; でも、そのくらいのほうが演奏の好き嫌いなしで聴き比べができて、僕には良かったと思います。
そのまま聴き続けていたいと思いましたが、まずは実験の場(^^;
■2.デッド
壁と2階手すりを布で覆い、司会のそらおとさんの声の響きも変わる中での演奏。
音がこもって聴くのがつらい音になるかなと予想していたのですが、楽器そのものの響きがダイレクトに聴こえてきて、その豊かさに聴きほれてしまいました。
ずっと後の質問で、チェロの箱の大きさを示して「まずは自分の楽器の端から端までを振動させるように」と答えていらっしゃいましたが、まさにそういう音を聴けました。
■3.ライブ
デッドにしていた布と、さらに参加者のコートなどもスタジオの外に出しての演奏。
とても華やかな音になりました。デッドで聴いた楽器そのものの音の記憶が残っていたので、この加わった響きが空音舎の響きなのかと。
1.と比べて、演奏自体もノリ良く弾かれていらしたような(中木さんのケースの金具が共鳴していたそうです)。
■4.柱状拡散体に布をかぶせて
柱状拡散体そのもの+布の両方の効果ではあると思うのですが、デッドからライブの響きの変化とは別の変化を感じました。音が無表情になったかのような感じました。
中木さんに演奏しての感想を伺っている中でもっとも印象に残ったのは、「その場で鳴らした音を聴いて、どういう演奏にするのかをポジティブに考える」ということでした。
僕は、音楽に対しては「演奏したいもの」が先にあって、ホールの響きに合わせてその「演奏したいもの」の実現に四苦八苦するのかなと想像していたので、ある意味、ホールによって「演奏したいもの」を変えてしまうというポジティブな発想には驚かされました。言い換えると「演奏したいもの」の定義が違っていたということですね。
もちろん、その曲の表現方法を何通りも何十通りも持ってなければできないことではあります。けれど、自分の出している音色をフィードバックして、より出したい音に近づくように右手左手の動きを変えられるようになりたいと心掛けてはいるので、それをホールの響きもひっくるめて大きくとらえていらっしゃるのだなぁと理解することはできました。
単純な「良い音」というものはないということもおっしゃっていて、日ごろ「良い音」と自分で使いつつも感じてた違和感はこれか、と大きくうなづいてしまいました。
今回も、1回1回、その響きでベストになるように演奏されていらっしゃるとのことでしたが、ここでふと浮かんだ「ホールの響きと演奏がずれるとどう聴こえるんだろう」という疑問が抑えられず(^^;、僕からわざとずらした演奏をお願いしてしまいました。
■5.もっと大きくて響かないホールで弾いたと仮定して
空音舎の壁の向こうに向かって弾いてるのだと感じました。ここまでの聴き比べがなければ気が付かなかったかもしれません。ここにいるお客様を無視して弾いているようなミスマッチ感がありました。
演奏後、仮定で弾くのは難しいですね、とおっしゃってました。想定外のお願いに応えていただき、恐縮するとともに感謝しています。
後半は、海外のホールの話を中心に。
ここで一番印象に残ったのは、あるホールでは演奏者が見えず音しか聴こえない安い座席があって、そこを音楽を学ぶ学生が買うのだけれど、そこに音楽が届くように弾く、というお話でした。
教室の発表会で先生から「ホールの隅まで音を飛ばすイメージで」と言われたり、アンサンブル仲間から「姿勢が前かがみで楽器が下がってるから音が飛ばない」と言われたり、そんなことまで思い出しつつ・・・まずは、楽譜をのぞき込まなくてもよいように眼鏡を視力にあったものに作り直そうと思いました(^^;
最後に、中木さんの演奏を堪能して(アンコールに2曲も応えていただき)終了となりました。
単に音響比較ならスピーカーから音源鳴らしたほうが良いわけですが、そこに演奏家の方のとらえ方や演奏の変化が加わるこのセミナーは、とても面白かったです。
まとめてしまってすみません・・・。
新しいほうから順で。
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江東フィルハーモニー管弦楽団 ニューイヤーコンサート
2016年1月24日(日)14:00 開演
ティアラこうとう 大ホール
指揮:土田政昭
合唱:江東区民合唱団
【第一部】
1. こうもり
2. かじ屋のポルカ
3. ラプソディーインブルー
【第二部】
4. カルメン
5. コッペリア
6. レクイエム
7. ふるさとの四季
入場時になんかデジャブな気がしたので調べてみたら、江東フィルって、第12回定期演奏会 2010年7月4日@ティアラこうとう を聴きに行ってました。さらに2011年3月6日(日)のサントリー大ホールも。
昨年、サントリーホールでの演奏会に加えていただいた時には全然気づいていませんでした(^^;
多彩な選曲で、ニューイヤー感を満喫しました(^^)
特に、弦楽器の響きがとても良かったです。
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交響楽団たんぽぽ 第12回演奏会
2015年12月26日(土) 14:00 開演
大田区民ホール・アプリコ 大ホール
指揮 藤田淳平
ブラームス 交響曲第4番
ボロディン 交響曲第2番
ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲
これまでずっと続けてこられたコンマスがお忙しい時期と重なったらしくトップサイドに回り、江東フィルでご一緒した方の先生が初のコンマスをされたということです。
いつもと違う「たんぽぽ」が聴けるかもと思ったのですが、小耳にはさんだところでは、コンマスが変わったくらいではびくともしなかったようです。
それでも、全体的に、少しおとなしめ感があった気がします・・・あ、でも、この印象はボロディン(弾くのも大変そうだけど聴くのも大変な曲)の印象にひきずられているかも(^^;;;
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矢津将也 矢津朋香 デュオリサイタルVol.2
~兄妹ヴァイオリニストによる紅葉の調べ~
2015年11月23日(月祝) 14:00 開演
矢津将也(Vn) 矢津朋香(Vn) 佐藤卓史(P)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 作品12‐1
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
マルティヌー:2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ H.213
アンサンブルでご一緒させていただいている方の先生とそのお兄さんのデュオ。
ご兄妹の雰囲気そのままのリサイタルで、ほんわかした気持ちになれました(^^)
「音楽の贈り物」
2015年7月25日(土)@アート・カフェ・フレンズ
古川まりこ(Pf)
保科由貴(Vn)
武本秀美(Va)
ヴィヴァルディ:コンチェルトOp.3-11(pf&vn&va)
ブルッフ:ロマンス(va&pf)
シューマン:リスト 献呈(pf solo)
マスネ:タイスの瞑想曲(vn&pf)
ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア(vn&va)
ブラームス:ホルン三重奏曲Op.40(pf&vn&va)
武本先生のコンサートへ、カミさんと聴きに行きました。
武本先生と保科先生とが出演されたコンサートは、これまでも何度か聴いていますが、今回のピアニストの古川さんは武本先生とニューヨーク時代によく一緒に演奏されていらしたそうです。
とても楽しかったです。3人で一緒に演奏されることを先生方自身が楽しんでいらっしゃるなぁと感じながら聴いていました。
余談ですが、パッサカリアのいろいろな表現の変化は、たまにしかクラシックを聴かないカミさんも面白かったようで、僕にいつか弾くようにと・・・この曲はマジ5年後にチャレンジできるかどうかかなぁ(^^;
参加してつぶやいたけど、日記に書けていないイベントを忘れないうちに:
■4月18日(土)@くにたち市民芸術小ホール地下スタジオ
れんしゅうかい at くにたち芸小ホール「スタジオ」
ウクレレのマイミクさんさんがmixiのカレンダーで募集していた、人前で演奏する練習会です。いろいろな楽器の方が参加していました。
僕はここのところ月に数回、思い出したように弾いてる2曲を伴奏なしで。
・ひよこのアンダンテ(フィオッコの「アレグロ」)
・シモネッティ「マドリガル」
簡単でもいいからレパートリーって何曲か持ってるといいなぁと、全音の[標準]ヴァイオリン名曲集(1)(2)の中でなんとなく弾けそうな曲には手を出してみようかと思っています(^^;
■4月19日(日)@新アカデミー向丘(←会場が新しくなった!)
アンサンブルじっくり会!
mixiコミュ「大人からチェロ」イベント
・ハ長調スケール
・G線上のアリア
・主よ人の望みの喜びよ
・パッヘルベルのカノン
・モーツァルト アイネク全楽章
・バッハ ドッペル全楽章
・ジブリタイム
G線上のアリアのフィンガリングを一度ちゃんと考えてみたい、アイネク2楽章の1stの転調部分はチャンtの練習しないとやっぱり弾けない、ドッペル3楽章2nd通った(途中入るとこ間違えてずれたんだけど戻した)、、、などなどありましたが、各パート1人ずつの弦楽カルテット状態で楽しかったです。
■5月9日(土)@表参道クラシックスペース
http://omotesando-musicstudio.com/
「落ちてもいいよ、譜読み会」
モーツァルト初期SQ曲を1番から順番に続けていますが、この日は4番。
「んらぱらぱら」はまだ混乱する~(^^;;
なお、次回は、6月13日(土)10時からSQ5番。
まだまだ参加者募集中(ダブルカルテットまで)のはず。
レベル感としては、僕でもいいよ(^^;
■5月10日(日)@空音舎
http://soraotosha.main.jp/
「こけら落としコンサート2日目」
こちらは聴くほうです。
ヴァイオリンソロ
チェロソロ
ピアノソロ
ソプラノソロ
ピアノトリオ
音楽っていいなぁ~とあらためて思いました。
ソプラノさんの「花は咲く」は涙が(T_T)
自分の楽器で弾いてみる機会はなかったので(こういう時、簡単でもいいからレパートリーってもんがあればなぁと思うわけです)、ここで練習するタイミングを考えています
今のレッスン曲、R.シューマン「3つのロマンス Op.94」第1番、第2番、第3番、伴奏してくださるピアニストの方、どなたかいらっしゃいませんかー。。。
ただ、これまで全然合わせたことがなく、伴奏の音が全く頭の中にないので、こちらもピアノ譜みながらなどなど、かなり粘り強くお付き合いいただかないといけないかと思いますm(_ _)m
こんな曲です:https://youtu.be/HC0_DI2hiPM
C's Ensemble演奏会
2015年4月11日 (土) 13:30開場/14:00開演
雑司が谷音楽堂
バッハ
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
バルトーク
ルーマニア民族舞曲
チャイコフスキー
弦楽六重奏曲 ニ短調 作品70 フィレンツェの思い出
C's Ensembleの初の演奏会からちょうど1年。そのときは弦楽の四重奏2曲と八重奏1曲でしたが、今回は前半がソロ+弦楽Tuttiが2曲、後半が六重奏曲というプログラムです。
前半、
バッハは女性、バルトークは男性という、それぞれ曲のイメージにぴったり合ったソリストでした。
バッハの1番は、かっちりしてる中に激しさと美しさがあって好きな曲です。
ソリストはVn4人のアンサンブルでご一緒している方なのですが、生き生きと演奏されていました。
この曲は、6年くらい前(教本1巻レベルの頃)のカラバヨで聴いて、特に2楽章の美しさに、自分もいつか弾いてみたいと思ったはずなのですが、まだまだ遠い曲と思っているうちに、そういう気持ちをすっかり忘れていました。
バルトークの曲はよく知らないのですが、ユニークな旋律と激しいリズムが交錯する民族舞曲は、力強い演奏でした。
バルトークも「2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲」をいつか弾いてみたいと思ったことを思い出しました。
後半、
フィレンツェの思い出は、あっという間に終わってしまいました。このくらいの曲になるともう僕には技術的なことは「難しい」ということ以外はわかりません。ですが、演奏者個人としてもC's Ensembleとしてもチャレンジしてる楽しさが伝わってくる熱演でした。曲のいろいろな表情の向こう側に、その気持ちを感じることができて、こちらも楽しかったです(^^)
この日の午前中、僕は表参道クラシックスペースの「落ちてもいいよ!譜読み会」でモーツァルト弦楽四重奏曲第3番の譜読みをしていました。手が届きそうなところに、弾いてみたい曲があったと思いました。
上に書いたバッハやバルトークの「弾いてみたい」という曲たちも、演奏会レベルで弾けるようになることはないと思いますが、発表会レベルでなら、と思えます。
そういう気持ちを大事にして、自分なりにチャレンジしていこう!っていう、そんな元気が出てきた演奏会でした(^^)
交響楽団たんぽぽ 第11回演奏会
日時:2015年1月10日(土) 開演 14:00
場所:杉並公会堂
指揮: 藤田 淳平
曲目:
ビゼー 組曲「カルメン」「アルルの女」
チャイコフスキー 交響曲第4番
途中何回か欠けてはいるけど、縁あって2005年の第2回から聴き続けているアマオケです。
知ってる曲であれば、これほど聴いてて楽しいオケはないと思います。年々、演奏の質が上がっていて、単にアマらしい面白い演奏というだけじゃない、良い意味での「たんぽぽらしい」演奏に磨きがかかってきています。
今回は、「カルメン」演奏が始まってしばらくは音がもやっとしてたのですが、しだいに緊張が解けてきたのか、コンマスソロが入ったあたりから音が澄んできて、「アルルの女」では華やかさが出てきました。
チャイ4も、2010年の第6回でのチャイ5の感想に書いた、
> 第三楽章まではあまり冒険せずに進ませておいて、第四楽章で思い切りいくぞぉっとばかりにテンポの変化を大きくとるところは、たんぽぽらしいと思いました。
という流れではあったのですが、今回は各楽章で、繰り返しのフレーズが出てくると2回目をエコーっぽく徹底してたのが印象的でした。
それからトランペットが圧倒的に響いてました。僕は編成のことはよくわからないのですが、トランペットは5人いた気がします。調べてみるとTpは2なので、これは意図的に厚くしてるのかな。
ただ、曲のラストでテンポを思い切り変えたところまでは良かったけど、最後の最後で崩壊しちゃった感が残念でした。あれをぎりぎりで耐えてくれたら、僕の中でチャイ4史上最高の演奏になったのになぁ。
僕のチャイ4聴く時のポイントは「崩壊寸前の綱渡り」なのです(^^;
さらに、アンコール曲がすごかった。初めて聴いた曲ですが、
バラキレフ「3つのロシアの主題による序曲」
参考)http://ml.naxos.jp/work/1864864
こういった「主題が同じ曲の聴き比べプログラム」を、たんぽぽならではの解釈で、毎回やってくれないかなぁ(^^;
今回は、今までの中で一番「たんぽぽらしさ」を堪能できた気がします。演奏会の最初から終わりまで、わくわくしながら聴いていました。
“たんぽぽサウンド”と呼んでいいかもしれない(^^)
プロオケで言えば、フィラデルフィア管・・・そう思いついただけで、フィラデルフィア・サウンドを知ってるわけではないのですが^^;。
いただいたプログラムに「もし、たんぽぽのチャイ4が気に入ったという方はCD/DVD/ブルーレイも製作しておりますのでお問い合わせ下さい。」とあったけど、前回第10回のソリストアンコールの「パッサカリア」とのカップリングで・・・とか(^^;
次回、12月も楽しみです。
秋の調べ
~アマチュア演奏者による室内楽コンサート~
チェロ弾きのマイミクさんが演奏されるというので、聴きに行きました。
2014年11月24日(月祝)14時開演
大島記念音楽堂(海老名市)
オーチャードホールの設計をされた方の設計による個人所有の50席ほどの小さなホール。
http://www.townnews.co.jp/0402/2014/06/06/239439.html
天井が高くて、驚くほど豊かで、でもうるさくない響きでした。同じような広さ(床面積)のホールはいくつか行ったことがありますが、ポンと手を叩いたときの響きには差はなくても、音楽の響き方は全く違う、という印象です。
プログラムは
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番
サン=サーンス:オーボエ・ソナタ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
出演者全員でのシベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
たとえて言えば、良い楽器であればあるほど、初級者が弾いてもいい音が出ますけど、上級者が弾くとまるっきり別の素晴らしい音が出る、ということがホールにも当てはまるのですね。
演奏された皆さんはアマチュアでも一流(聴けばわかる^^)の方々で、ホールの響きを存分に引き出しながら、聴き応えのある演奏をされました。
マイミクさんの演目は、ベートーヴェンのピアノとチェロのためのソナタ第3番。
この方の演奏は何度か聴きに伺ってますが、いつにもまして、とても惹きこまれてしまいました。
今僕はレッスンで初めてまともにベートーヴェンにぶつかっていて、わからないなりに「ベートーヴェンってこういう感じ?」と感じているものがあります。マイミクさんの演奏は、楽器は違えど、僕が感じているもののずーっとずーっと先にいくとこうなるんだ、と思いました。
マイミクさんはチェロ歴35年を超えていらっしゃるので、僕は生きてる間にその域までは届きませんけど(^^;、ベートーヴェンをこんなふうに弾けるように、少しでも近づきたいと思いました。
11月22日、2年半ぶりに、先生のリサイタルを聴きに行きました。
場所は、キリスト品川教会グローリア・チャペル。
> 先週土曜日、先生のビオラ・リサイタルに行ってきました。
> バイオリンを教わってますが、ビオラを弾かれるのです。
・・・と書いたのは、2012年6月。
えー、もう、そんなに前なんだー。。。
武本秀美 Viola
佐々木秋子 Piano
保科由貴 Violin
曲目は、
ハイドン ディヴェルティメント
モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423
休憩をはさんで
ブルッフ コル・ニドライ Op.47
ヒンデミット ソナタ Op.11-4
前半の2曲と後半の2曲は全く異なる世界でした。
ハイドンやモーツァルトは基本的に明るく軽やか、ブルッフやヒンデミットは人の感情の重さが。
ハイドンは、変な言い方ですけど、記憶に残らないほど。ディヴェルティメントって本来そういう曲かも・・・と初めて気づきました。
モーツァルトは、この教室を紹介してくれた姉弟子の去年の教室発表会曲。先生とのK.423の合奏でした。いつか自分も弾けたらいいなぁと思っています。
その姉弟子夫妻と久しぶりにお会いできました。これも先生のリサイタルのおかげ^^。
コル・ニドライは初めて聴きました。せつない感じのメロディ・・・かと思いきや、そのメロディの裏にとても強く芯のある思いを感じる曲でした。
ヒンデミットのソナタも初めて聴きました。メロディかと思えば次の音が外れるような、めまぐるしく変わる曲の流れ。その変化が人の感情そのものに思えました。
後半の曲は、作曲者が曲に込めた思いを伝えていただいた、と思います。
演奏会後、すぐに電車に乗るのがもったいない気がして、最寄り駅よりひとつ先の駅まで歩きながら余韻を味わいました。
2年半前にも書いてましたが、自分が好きになれる演奏をされる先生に教えていただいてるって幸せなことだなぁと、あらためて思いました。
しばらくコンサート聴きに行ったネタを書いていませんでした・・・。
今日は午前オケ練のあと、午後は先生のカルテット演奏を聴きに行きました。
たわわカルテット
@茗荷谷ラリール
2014年7月27日(日)14時~
クラシックというより、ジャズでしたー♪
レコ発ライブを聴きに行ったCDに入ってるハッピーバースデーメドレーや、Bach's Lunch というバッハのドッペルをアレンジした曲や、オリジナル曲や、意表をついて(?)エーデルワイスなども。
メインは、カプースチンの弦楽四重奏曲(たぶん第1番)。楽章ごとに解説(メンバーの逸話?)付き。
レコ初ライブの時にも思ったのですが、仲良し4人組という雰囲気が広がって、とても楽しいコンサートでした(^^)
C's Ensemble演奏会
2014年4月13日 (日) 13:30開場/14:00開演
幡ヶ谷 アスピアホール
ハイドン
弦楽四重奏曲第67番ニ長調Op.64-5 Hob.III:67「ひばり」
ドヴォルザーク
弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96「アメリカ」B.179
メンデルスゾーン
弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20
SNSつながりの方々が、メンオク弾きたい!と仲間を集めて、ついに実現した演奏会。
前半で2つのカルテットがそれぞれの曲を演奏し、休憩をはさんで、2つのカルテットが合体(?)してオクテットになる構成。
「ひばり」は、昨年末の表参道クラシックスペース(OCS)室内楽倶楽部忘年弾き合い会で、1楽章の2ndVnにチャレンジした曲です。1楽章だけは、あ、ここはこう弾いてるのか、みたいに味わいました。2楽章以降は、いつか弾くぞ(`・ω・´)と思いながら聴いていました。
「アメリカ」は、西部劇(?)のイメージが湧いてきました。同じく昨年末の表参道クラシックスペース(OCS)室内楽倶楽部忘年弾き合い会で、他の参加者が1楽章を演奏するのを聴いたときにはなかった感覚でした。
「メンオク」は、ブログをひっくり返してみたら、ちょうど3年前の4月に都響室内楽トークコンサートで聴いていました。そのときの感想が「元気な曲で、つい、しょうきちくんを思い出しました。」でした。
・・・わはは(=ФωФ=)ノ
そんなわけで、メンオクはニャンコの1日を音楽にした曲として僕は認識しておりまする(^^;;;
それはともかく、演奏されてる皆さんから、弾きたい曲を弾いてる!というわくわくした気持ちが伝わってきて、とても良かったです。
素敵な時間を過ごすことができました(^^)♪
もにぱん
昼下がりコンサートVol.5
♪「ギターとチェロによる郷愁のメロディ」
2月15日(土)14時 ~14時40分 @クオレ・堀之内
「もにぱん」
http://monipan.jimdo.com/
ギターといろいろな楽器とのユニットなのですが、今回はギターとチェロ。どちらの方とも一緒に演奏させていただいたことがあります。お二人での演奏を聴くのは、2012年11月3日の文化学園大学学園祭プチコンサート以来。
雪の影響があっても2時間前に出れば着いてから何かお腹に入れられるかなと思ったのですが、着いたのは開演10分前でした(^^;
それでも、行って良かった。
映画やドラマの音楽を中心にいろいろな曲を弾いてくださったのですが、お二人のお人柄そのままの温かみのある音色に心が和みました。
2月に入って、なんか思うように弾けなくてもどかしかったところに、風邪をひいて頭痛と鼻水を引きずって練習も手が付かず、レッスンも1回キャンセル、会社も3日休むという状況に陥りました。
いろいろ後ろ向きでよけいなことを考えてしまう日々でしたが、もにぱんの演奏でナチュラルな気持ちになれました(^^)
チャイコン週末:日曜日
サンクトぺテルブルグフィルハーモニー交響楽団
2014年1月26(日)開場13:20/開演14:00
横浜みなとみらいホール 大ホール
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ヴァイオリン:庄司紗矢香
指揮:テミルカーノフ
庄司紗矢香&テルミカーノフ/サンクトペテルブルグフィルの組み合わせは、
2008年11月チャイコフスキー(3回聴いた^^;)
2011年11月メンデルスゾーン
以来となります。
2008年の時にブログで
> また何年か先に、庄司紗矢香の演奏でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きたいです。その時にこの2008年11月の演奏に受けた印象と、比べることができたらいいなと思います。
と書いていました。
しかし・・・比べようがないほど、圧倒的に今回のほうが良かったです。
2008年の時は、当時のプロフィールによれば楽器は「ヨアヒム」でした。取って食われるんじゃないかというパワーのある楽器で、オケとまともに張り合うような迫力のある演奏でした。
2009年の8月のNHK「トップランナー」に出た時には、楽器が変わってコミュニケーションを取り始めたというようなことを語られてました。その「レカミエ」の音は繊細。
その後、シベリウス、モーツァルト、プロコフィエフ、メンデルスゾーン(上に書いた2011年11月)、ベートーヴェン・・・と聴いてきて、「レカミエ」って協奏曲には向いてないんじゃないだろうか、と思っていました。実際、室内楽やソナタを聴くとぴったりくるのです。
変わったのを感じたのは、昨年5月のブラームスの協奏曲かな。この曲について、初めて「いい曲だなぁ」と感じさせてもらえたくらい、素晴らしい演奏でした。
そして今回。
「ヨアヒム」のようなパワーは感じないのに迫力を感じるのは、とてつもないシャープさ。そこに、ジャンルカ・カシオーリとのベートーヴェンのソナタでも魅せた1音1音に対する繊細さが加わって、今まで聴いたことのない領域の演奏になったように思います。
「レカミエ」でのひとつの到達点ではないだろうか・・・すみません、かっこつけて書きました(^^;
ソリストアンコール曲は、パガニーニ:「虚ろな心」の主題による変奏曲よりテーマ、でした。確か、その昔「情熱大陸」でちょろっと弾いてみせた曲です。楽しかった(^^)
休憩は20分あったんですけど、庄司紗矢香の余韻を引きずってしまって、「展覧会の絵」は全く覚えていません(^^; 余韻にひたるには贅沢すぎたかも(^^)
チャイコン週末:土曜日
大岡山フィルハーモニー協会東京ガルテンシュタット管弦楽団
2014年1月25日(土)開場18:00/開演18:30
大田区民プラザ大ホール
チャイコフスキー:
バレエ音楽「眠れる森の美女」から「ワルツ」
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
交響曲第2番ハ短調「ウクライナ(小ロシア)」 作品17
ヴァイオリン:小林朋子
指揮:末永隆一
小林先生は表参道クラシックスペースでスポットで開催されるアンサンブルレッスンで何度かお世話になっています。
明るくさわやかで、人を元気にさせてくれる先生です。
これまで、クアルテットヒムヌスの演奏会も何度か聴きました。くっきりとして迷いのない音楽を奏でられます。
ガルテンシュタット管弦楽団は、弦の4つのパートが各3プルト(チェロは3.5)+コントラバス1という小編成なのですが、バイオリンパートのほうがはっきりした音を出していて、低弦パートがよく聴こえないという・・・ホールの響きのせいなのかなぁ。
チャイコンは、オケ頑張って、と思うところもありましたが(^^;、小林先生の音はくっきり迷いなく、いつもの印象どおり明快で、聴いていて元気が出てくる演奏でした(^^)
小林先生の演奏会があれば、これからも聴きに行きたいと思います。
交響楽団たんぽぽ 第10回演奏会
日時:2013年12月28日(土)14:00開演
会場:新宿文化センター大ホール
指揮:藤田淳平
プログラム:
ラデツキー行進曲
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 Vc独奏:遠藤真理
ブラームス/交響曲第1番
ここ2回ほど定演を聴きにいけなくて残念だった交響楽団たんぽぽでしたが、たんぽぽらしい名演を聴かせていただきました。
■ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
第6回のショパン/ピアノ協奏曲のそうでしたが、協奏曲をやる時にはソリストをひきたてる演奏。
ホールの特性なのか、ソリストの音がもっと前に出てくるといいのになぁと思いましたが、安心して聴くことができました。
ソリストアンコールは、コンマスさんとご兄弟(ご姉弟?ご兄妹?)共演、ハルヴォルセン「パッサカリア」で、これは凄かったです。
プログラム前のプレ室内楽演奏やラデツキーでコンマスさん調子が悪そうな感じだったのですが、そうか、この曲に少ない練習時間を費やしたのかな、と思いました。
■ブラームス/交響曲第1番
「これがたんぽぽのブラ1だ」という記憶に残る名演だったと思います。
第1楽章の出だしから、鳥肌が立ちました。
テンポは抑え気味。アマオケのテンポ落とした演奏では、ごちゃごちゃっという曖昧な響きになってしまうこともあるのですが、たんぽぽの演奏は各楽器同士の丁寧なアンサンブルが聴こえてきました。
ゆっくりとか遅いとかじゃなく、広い(?)演奏。
圧巻は第4楽章、歓喜のところでは涙腺が危なかった(^^;
アンコールは、パーカッションの効いたアンダーソン「そりすべり」と前プロとはひと味違った「ラデツキー行進曲」。
楽しいノリで聴くことができました(^^)
いやー、聴きに行って良かった。
次回もまた楽しみです。
2013年12月21日 連休の初日に仙台で音楽を楽しんできました(^^)
■お昼
牛タンをガッツリ(^^)
■午後:鑑賞
仙台フィルハーモニー管弦楽団 @東京エレクトロンホール宮城
武満 徹:弦楽のためのレクイエム
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ニ短調 作品125
指揮:パスカル・ヴェロ
30年来の友達たちが第九の合唱団で出るのです(^^)
直前に聴きに行けることに気づいて、ぎりぎりでチケットを手配していただきました。チケットを受付に届けてくださった方と会場前で偶然ばったりと出会うこともできました(ご挨拶がそこそこになってしまい、失礼しました)。
・弦楽のためのレクイエム
1年前だったら聴いたことない曲だったのですが、この半年ばかり、寝付けない時にかけている曲です。
生演奏で聴くのは初めてだったのですが、丁寧で美しい演奏で・・・日ごろの条件反射でうとうとと気持ち良くなってました(^^;
・休憩はなし
「休憩なしですのでご注意ください」と、ホールの各ドアに貼ってありました。
前プロからステージに合唱団がそろって座っているのは初めて見るかも。でも、オケで前プロに出ない人は前プロ終わってから入る流れでした。
曲と曲の間に空く時間としては、気持ちを切り替えることができて、でも、間延びしない、ちょうどよい感じでした。
・第九
2階席だったのですが、見た目の距離感よりも音が近くから聴こえました。特に木管の音が良く通ってくる感じ。
ヴェロさんの指揮は面白いよと聞いていたのですが、手の動きがユニークというか多彩というか(^^; でも、こういう音を出して!という意図がとてもわかりやすい指揮でした。仙台フィルはもちろんプロオケなのですが、この指揮で弾いているからなのか、なんだろう、いい意味でアマオケっぽい自由さが出てくる感じがあって、とても楽しくなりました。
そして第4楽章。歓喜のところはどんな第九でも圧倒されるのですが、友達が日記に書いてた練習の厳しい様子などを思い出してしまって、ちょっとウルウル(;_;)
友達の一人は、僕が一昨年、33年ぶりにオケで弾いた時に仙台から聴きにきてくださり、その翌年から30年ぶりの第九に取り組まれています。
今回、こちらがばたばたしていて演奏後に会うことはできませんでしたが(あー、そのぶん、1年前に偶然会えたのかも)、今回、聴くことができて、本当に良かったと思いました。
■夜:イベント参加
仙台アンサンブル会 @カラオケ
・クリスマス曲メドレー合奏
・参加者持ち寄り曲披露
ほか
すでに毎年恒例(?)の12月の仙台アンサンブル会です。
今年は、弾くのと飲むのを分けずに、カラオケでのパーティ形式です。
もう楽しく弾くだけ(^^)
CDに合わせて、クリスマス曲を(弾けるとこだけ)弾きまくり、持ち寄り曲では、
・ソロ:「ラ・フォリア」篠崎4巻版
・デュオ:マザスOp85の1番1楽章
をやや酔いのまわったところでよたよたしながら(^^;弾きました。
日帰りでしたが、とても充実して楽しい1日になりました(^^)
皆さん、ありがとうございました。
おみやげは、阿部の笹かまぼこ。
8月2日(金)加藤夕葵さんのフルート・リサイタルを聴いてきました。
http://casa-classica.jp/top/home.html/2013/08/live_report/16570/
加藤夕葵さんを聴くのはかれこれ4回目かな。カーサクラシカでは2回目。
今回はクラシック曲。CPEバッハ、フォーレ、ヒンデミット、ベーム、JSバッハ、ボザ、プロコフィエフ、ショパン・・・フルートの表現力ってすごいなとあらためて思いました。
澤井俊祐さんのピアノの音も、フルートの音に合ってて・・・特に音が跳ねるようなところで、フルートもピアノも軽いタッチで、お互いの楽器から音符がぴょこぴょこ跳ねるのが見えるような感じがしました(^^)
個人的には、ヒンデミットの「無伴奏フルートのための8つの小品」に、以前、オケでやった(いや、正確にはそこにいた^^;)ヒンデミットの曲の響きを感じ取ることができて嬉しかったです。
また聴きにいけたらいいなと思います(^^)/
オーケストラ・ルゼル 第12回演奏会
http://homepage3.nifty.com/lezele/
2013年7月15日(月祝) 14:00開演
杉並公会堂 大ホール
指揮:石毛 保彦
独奏:藤田 有希
曲目:
ボロディン ・・・ 歌劇「イーゴリ公」序曲
シベリウス ・・・ ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ベートーヴェン ・・・ 交響曲第6番 ヘ長調「田園」
開演前にロビー・コンサート。ボロディンの弦楽四重奏曲第2番第一楽章。かなりの緊張の中、頑張ったという好感の持てる演奏でした。
カルテットいいなぁ、この曲いつか弾いてみたいんだよなぁ・・・と思っているうちに開演となりました。
「イーゴリ公」も「田園」も良かったのですけど、シベコンがとにかく素晴らしかったです(^^)
ソリストの藤田さんはフィンランドにあるシベリウス・アカデミーに留学中の方とのこと。もう出だしの音のくっきりとした力強さから圧倒されてしまいました。とてもスケールの大きい演奏だったと思います。
オケも1楽章での高い緊張感のやりとりや、2楽章でソロに寄り添うような感じや、3楽章のノリノリ、とても良かったです(^^)
ルゼルを聴くのは、ブログ検索してみると2010年10月の第7回演奏会以来なのかな?
正直「こんなに弦がきれいなオケだったっけw(*゚o゚*)w」と驚きながら(失礼m(_ _)m)聴いていました。
田園の後、もっと弦を聴きたいと思いながら拍手していたので、アンコール曲のアンダンテ・フェスティーボは嬉しかったです。
ヴェンゲーロフ フェスティバル2013
ベートーヴェン&ブラームス・プロ
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/20130610vengerov.html
2013年6月10日(月)
Bunkamura オーチャードホール
ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲーロフ
チェロ:宮田大
ピアノ:清水和音
指揮:広上淳一
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ブラームス:大学祝典序曲 作品80
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 作品77
ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲 ハ長調 作品56
感想書くの忘れてましたー(^^;;;
細かいことはともかくとして、ヴェンゲーロフの音はとても繊細で驚きました。
顔つきから濃い演奏をするのかなと思っていたのです^^;。
まぁ、そこまでいかなくても、僕は女性ヴァイオリニストの演奏のほうがいいなと感じることが多いので。
しかし、ちょっと聴いたことのないような自然な感じで。
なるほど、これがヴェンゲーロフなのか・・・。
ウィーン交響楽団
2013年5月13日(月) 19:00開演
サントリーホール
指揮:大野和士
出演:庄司紗矢香(Vn)
■モーツァルト:オペラ『フィガロの結婚』 序曲
音が違う。今まで聴いたどのオケとも違う。
どこがどう違うのか・・・端正では正しすぎ、端麗では麗しすぎ、、、うまい言葉が見つかりませんでした。
最近オーケストラあまり聴いてなかったところに超一流オケだから、単なる錯覚かも・・・とこの時点では思っていました。
■ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
3大とも4大とも言われるヴァイオリン協奏曲のうちのひとつですが、この曲について、初めて「いい曲だなぁ」と感じました。実はこれまでそんなふうに感じたことはなかったのです。
この日もあまり期待していませんでした。なにせ、庄司紗矢香なのにS席ではなく2階席後ろのA席という(^^;
しかし、前プロで感じたオーケストラの音と相まって、とても心地よい演奏。
それは自分が歳をとったからかもしれないけれど(^^;
アンコール曲は、マックス・レーガーの無伴奏プレリュード ト短調。
CDに入ってる曲かな?
■ブラームス:交響曲第4番
休憩をはさんで、ブラ4。ステージから遠いにもかかわらず高い解像度で迫ってきました。
やっぱり音が違う。きれい、力強い、繊細、いろいろな表情の変化がありながら、でもこのオケにしかない何かをずーっとまとっています。
それはたとえば、バッハよりはヘンデルが似合う、マーラーよりはブルックナーが似合う。でも「神」のような冷たさではなく、確かに血が通っている。
拍手をしながら、結局うまい言葉が見つからなかったなーと思っていました。
そして、アンコール曲が・・・J.シュトラウスⅡ ワルツ『春の声』・・・あ、わかった!!このオーケストラの音はウインナワルツの音なんだ!
その後も2回、トリッチ・トラッチ・ポルカ、『雷鳴と稲妻』で、計3曲も拍手に応えてくれました。
いろいろな発見があって、とても楽しい演奏会でした(^^)
クァルテット・ヒムヌス・コンサート
2012年11月30日(金)19時開演
仙川アヴェニューホール
モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 KV421
ラヴェル 弦楽四重奏曲 ヘ長調
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74
アンサンブルレッスンでお世話になった小林先生がいらっしゃる弦楽四重奏団「クァルテット ヒムヌス」初の自主公演コンサート。
どの曲も生き生きとしていて良かったのですが、中でもラヴェルがとても素晴らしかったです。
※実際にこれを書いているのは2014/02/01です(^^;
もう1年以上経っているのですが、昨日(2014/01/31)のヒムヌスのコンサートで、アンコール曲に演奏されたラヴェルの2楽章を聴いて、この日の演奏を思い出しました。
コンサートレポートして書いてたつもりだったのですが、なかったので、日付をこの公演日にして書いておきます。
ベトベン5、6、4、10の予定が変更になってました。
聴きに行く予定のコンサート
・10/07(日)15:00 @彩の国さいたま
・10/08(祝)15:00 @東京文化会館
・10/20(土)13:00 @みなとみらい
ヤナーチェク: ヴァイオリン・ソナタ
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 作品96
ドビュッシー: ヴァイオリン・ソナタ ト短調
シューマン: ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 作品121
・10/30(火)19:00 @サントリーホール
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
シューベルト:幻想曲 ハ長調 op.159
今回は4公演となりました。
先週土曜日、先生のビオラ・リサイタルに行ってきました。
バイオリンを教わってますが、ビオラを弾かれるのです。
曲目は
J.S.バッハ/無伴奏組曲第2番
レベッカ・クラーク/ソナタ
フランツ・シューベルト/アルペジョーネ・ソナタ
ビオラって、バイオリンより少し大きいだけに見えるのに、チェロのような音からバイオリンのような音まで、音色の幅が大きい楽器だなぁと思っています。
バッハ無伴奏は、言わずと知れたチェロ組曲です(って、まだ聴きこんだことはないのですが)。
チェロとはまた違った味わいが・・・みたいなことを開演前には考えていたのですが、演奏が始まったら、先生の音って好きだなぁ、という気持ちだけで聴いてました。
次のクラーク/ソナタは、全然知らない曲です。ビオラのために書かれた曲だそうです。
東洋的なメロディや、いかにも現代音楽的な音や、静かな歌もある曲でした。多彩な音の響きがビオラの持つ豊かな音色との相乗効果で大きく広がっていく感じがして、とても惹きつけられました。
シューベルトのアルペジョーネ・ソナタは、初めて聴きました。
もともとはアルペジョーネという幻の(?)楽器のために書かれた珍しい曲で、今ではビオラやチェロはじめ、いろいろな楽器で演奏されているそうです。最近知り合ったビオラ弾きのマイミクさんも1楽章を発表会で弾かれたとのことでした。
はじめはクラーク/ソナタに比べるとおとなしい印象だったのですが、聴いているうちにあちらこちらで励まされてるような気持ちになっていきました。なんだかとても元気をもらった気がしました。
自分が好きになれる演奏をされる先生に教えていただいてるって、幸せなことだなぁ。
コンセール・ルクール第5回演奏会
日時:2012年5月19日 14:00開演
会場:ティアラこうとう 大ホール
曲目:
リスト/レ・プレリュード
ラヴェル/クープランの墓
チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
指揮:大貫ひろし
コンサートを聴いての記事も、最近、書いてなかったです。
今回は、ヴァイオリンとヴィオラとクラリネットにマイミクさんが出るということもあり、聴きに行きました。
1曲1曲がどうこうよりも、オーケストラとしてのまとまり感に驚きました。
金管がんばれーとか、弦音程きびし~とか、アマオケなのでそれはあるのですけど、まとまり感はプロオケのような端正さがありました。
「まとまってる」という言葉がここまで強く浮かんだアマオケは初めてのように思います。
これは個人的な好みですけど、もっと感情のうねりを表に出して欲しいなって思うところはありました。悪く言えば、まとまってるだけで、伝わってくるものが少ないという感じ。
けれど、このまとまり感をベースにしっかりとした音を作っていくぞ、という明確な方向性を感じることができました。
これから先、どう積み重ねていくのか、楽しみなオケだと思いました。
帰宅してからゆっくりパンフレットに目を通して、弦楽器各パートのトップの皆さんがプロで活躍されてる方々だと知りました。
このまとまり感はそこからきてるのか、と、なんだか納得。
読売日本交響楽団 第7回オペラシティ名曲シリーズ
指揮 シルヴァン・カンブルラン
東京オペラシティコンサートホール
2011年11月24日(木) 19:00開演
曲目
メゾ・ソプラノ:林美智子
メンデルスゾーン/序曲〈フィンガルの洞窟〉作品26
ショーソン/愛と海の詩 作品19
ワーグナー/歌劇〈さまよえるオランダ人〉序曲
ドビュッシー/海
ちょっと書き遅れましたが。
(実際にこれを書いているのは、12/6 午前1時ですが、ブログ上の日付は11/24の23時にしておきます。)
以前、
> 読響に対する僕のイメージは、前にも書きましたが、“ぎりぎりのドライブ感”で、これは主に弦楽器からの印象からくるものです。
> こんなこと書くと笑われそうですが、フランスのオケ(って言ってもパリ管4回と、あとどこだったか1つしか聴いてないですけど)のような感じがしています。
と書きました。たぶん、ことあるごとに書くだろうなぁ。
その読響とフランスの指揮者カンブルランとでフランスのドビュッシー「海」を、という僕にとってはとても期待がふくらむ演奏会。
今回もマイミクさんのおかげで聴くことができました。ありがとうございました。
他の3曲も良かったのですが、特に「海」は素晴らしかったです。
大きなうねりのような曲の流れでありながら大味にならず、とても解像度の高い演奏だったと思います。
しかし、こんなにきめ細かく、かつ表現豊かな曲だったとは・・・。
昔、たぶんラジオだと思うのですが、それで聴いたときには「ふーん、海の波みたいだねー」ぐらいの感想しかなかったのです。
「海」を聴いてる間、とても楽しい時間でした。
アリーナ・イブラギモヴァ
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリン・リサイタル
公演日時 11月15日(火)19:00
会場 Hakuju Hall
出演者
アリーナ・イブラギモヴァ
プログラム
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BVW1002
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BVW1004
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BVW1006
Hakuju Hall って、小さなホールなんですけど弦の音はとてもよく響きます。
で、楽器(グァルネリ)が、低音から高音までとてもバランスのとれた音で、、、って、いやいや、それもあるけど、演奏が素晴らしかったです。
大人から始めたバイオリニストの多くの方々が目標にあげていらっしゃるバッハの無伴奏(特にシャコンヌとか)ですが、実は、今まで僕にはピンと来ていなかったのでした。
今日のこの演奏で、弾きたい意欲が・・・意欲だけは(^^;
アリーナ・イブラギモヴァは、無伴奏ソナタとパルティータのCDを出しています。
サインもらっちゃった。笑顔がとても素敵な方でした。
庄司紗矢香で、いわゆる4大ヴァイオリン協奏曲のうち2つを立て続けに聴きました。
3年前に、今回と同じテルミカーノフ/サンクトペテルブルグ・フィルとの組み合わせでチャイコフスキーを(実は3回も)聴いたので、あとはブラームスを聴けば庄司紗矢香で4つ制覇ですが、いつになるでしょう?
■2011年11月1日(火)19:00開演
サントリーホール
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団
指揮:ユーリー・テミルカーノフ
ロッシーニ:オペラ『セヴィリアの理髪師』序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
3年前もそうでしたが、チャイコフスキー4番5番6番の定番と言われているムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(現サンクトペテルブルク・フィル)のCDから伝わってくる厳格さのようなものを想像すると裏切られます。もっと生き生きして温かい感じがします。
庄司紗矢香に対しては、3年前はオケのメンバーがかわいい娘(テルミカーノフからすると孫^^;)をサポートしてあげましょうみたいな空気を感じたのですが、今回は大人どうしの軽い緊張感があったように思います。
といってもバチバチやりあうってことではなくて、同じ生き生き感の中に溶けあった好演だったと思います。
アンコールは、J.S.バッハ :無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004から「サラバンド」
庄司紗矢香の今の楽器には、協奏曲よりも無伴奏が合ってる気がするんですよね。
「春の祭典」はどうしてこんな曲が弾けるのか全然わかりません。圧倒されて終わりました。バレエ音楽なんですよねぇ・・・これで踊るってどういうことなんだろう(^^;
アンコールのエルガー:エニグマ変奏曲から「ニムロッド」も良かったです。
■2011年11月7日(月) 19:00開演
東京文化会館 大ホール
シドニー交響楽団
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第1番
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は20年くらい聴いてなかったんじゃないかなと思います。
もっと重厚なイメージを持ってたんですけど、なんだかソナタっぽい・・・ソナタ「クロイツェル」のほうが協奏曲っぽいかも・・・と思ったりしました。
シドニー響の音の素晴らしさにはびっくりしました。
ブラームスの1番、特に長~い第1楽章は絶対寝ちゃうだろうと思っていたのですが、音の表情が豊かで楽しく、眠くなりませんでした。
特に弦の音が素晴らしかったです。ダイナミクスの変化がやけになめらかすぎるというか、大きな音も小さな音も密度が変わらないというか・・・。
ブラームスにぴったりはまってる!と思いました。
アンコールはありませんでしたが、とても満足のいく演奏でした。
*****
2011年10月11日 (火) 19:00 開演
イ・ムジチ合奏団
東京オペラシティ コンサートホール
~イタリア・バロックの協奏曲~
ヴィヴァルディ: 弦楽のための協奏曲イ長調 RV158
ヴィヴァルディ: 2つのヴァイオリン、2つのチェロのための協奏曲 ニ長調 RV575
(RV564が変更になりました)
ヴィヴァルディ: 弦楽のための協奏曲 ト長調「田園風」 RV151
ジェミニアーニ: 合奏協奏曲 ニ短調 「ラ・フォリア」
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8
アンコール曲
(まだ日本公演が続いているので書かないでおきます。)
宣伝文句曰く
> 祝・結成60年記念ツアー!
> “イタリアの弦”ならではのカンタービレ、永遠のベストセラーであるイ・ムジチの「四季」に心ゆくまで酔って下さい。
うひゃーぁ、カンタービレってこうか!これなのか!
ヴィヴァルディって、強弱はもちろんあっても、たんたんと弾くようなイメージだったのですが、彼らの演奏は全く違ってました。
ダイナミックな、というか、抑揚の大きな、というか、それがフレーズごとにどころか、1音1音にもついていて。いやー、すごい!
さらにコンマスが足のかかとで拍子取ってるし、ときどきそれが聞こえるし。
コンマス含めたVn1の3人、弓の使い方が、アップダウンは同じですが、スピードの付け方などがバラバラで、それぞれ自分の好きなように弾いてるって感じで。
音楽って自由♪
睡眠不足が続いてて寝ちゃうかなぁと思っていたのですが、面白くて楽しくて、全然眠くならなかったです。
2011年10月8日(土)開演13:00
「ソロと室内楽の午後」
旧東京音楽学校奏楽堂
西内 真紀:ヴァイオリン
嶺 秀美:ヴィオラ
広瀬 直人:チェロ
岩田 彩:ピアノ
・バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ (ピアノ)
・シューマン:3つのロマンス (ヴァイオリン)
・ブラームス:チェロソナタ 第1番(チェロ)
・エネスコ:演奏会用小品 (ヴィオラ)
・ブラームス:ピアノ四重奏 第3番
土曜日の午後、小コンサートを聴きに行きました。
旧東京音楽学校奏楽堂は初めてです。とても趣のある建物で、、、その周囲が工事中で建物を取り巻く風景として見られないのは残念ですが・・・いや、決してそれを1回通りすぎちゃった言い訳にしているのではありませぬ。
各楽器のソロ演奏の後に四重奏という構成で、それぞれの音が最後に溶け合って・・・午後のひととき、ちょっと優雅な気分ですごすことができました。
読響フェスタ~読響と楽しもう!~
2011年9月30日(金)19:00開演
東京オペラシティコンサートホール
指揮・司会:下野竜也
◆◆本日のメニュー◆◆
・・・ないしょ(^^;
あるマイミクさんのおかげで、すっかり読響づいてる今日この頃。
読響の音、僕の表現だと“ぎりぎりのドライブ感”は好きなので、本当に感謝しています。
この日はなんと、オペラシティ1階席だけのイベント、ファン感謝デーと言ったらいいのでしょうか。
演目がシークレット(なので、ここにも書かないでおきます)。
曲と曲の合間に、下野さんの笑える自虐ネタや伴奏あてクイズなどが挟まります。
客層がとても素晴らしく、あのホールで味わえるとは思ってなかった静寂感があって驚いたり。
メインの曲はステージめいいっぱいの大きな編成で、それを思い切り鳴らすものだから、ホール大のスピーカー箱の中にいるような感覚で・・・ホールの背中側の壁にドロンコーンつけてみたら、どこまで音が届くんだろうと思ってみたり。
楽しかった。
つい、手ぬぐいとか指揮棒とか買っちゃいました。
そして・・・
終演後の「“お見送り弦楽四重奏団”によるロビーでの演奏」。最後までずっと聴いてました。
その最後が自分でも演奏した「皇帝」第2楽章で、びっくり。
あっ、1回目と2回目こう弾き分けてるのか、とか、おっ、ここで出てここで引っ込むのか、とか、たくさんの発見がありました。
チャリティ・オークションもプレゼント抽選も外れましたけど、最後に大きな贈り物をいただいた気がします。
ありがとうございました。
読売日響サマーフェスティバル 三大交響曲
2011年8月16日(火) 18:30開演
会場:サントリーホール
指揮:山田和樹
シューベルト/交響曲第7番〈未完成〉
ベートーヴェン/交響曲第5番〈運命〉
ドヴォルザーク/交響曲第9番〈新世界から〉
実は、
「未完成」は、33年前に演奏した(正確には演奏している中にいた[m:78])曲です。
「新世界から」は、33年前に第4楽章の出だしだけ練習した曲です(その後、部活をやめてしまったのでした・・・)。
中途半端に終わってしまった当時のことを思い出してしまうので、超メジャー曲でありながら、これまであまり積極的には聴かずにいたのでした。
弦の音が素晴らしく響いてました。
読響に対する僕のイメージは、前にも書きましたが、“ぎりぎりのドライブ感”で、これは主に弦楽器からの印象からくるものです。
こんなこと書くと笑われそうですが、フランスのオケ(って言ってもパリ管4回と、あとどこだったか1つしか聴いてないですけど)のような感じがしています。
それが、ブザンソンで優勝して、パリ管でプラッソンの代役を務めた(パリ管&プラッソンの来日公演は忘れられない演奏でした)という、山田和樹の指揮とぴったり合って生まれた響き・・・なのかも。
そんなことでわくわくしてしまい、演奏自体は「おぉっ」というところもなくオーソドックスな演奏だったと思いますけど、ちっとも眠くなりませんでした。
あ、
「おぉっ」っというところはなかったですけど、「新世界から」の最後のほうで、ちょっとだけタメを作って、そこから先で爆発せずにぐっと抑えて最後まで持っていった感じはとても良かったです。
山田和樹&読響で、いつか、ラヴェルを聴いてみたいです。
先月に続き、マイミクさんからチケットをいただいての読響でした。
この齢でバイオリンをまた始めて3年目のこのタイミングで、こんな素晴らしい弦の響きで、これらの思い出の曲が聴けたというのは、なんてラッキーなんだろうと思います。
ありがとうございました。
オーケストラ<<エクセルシス>>第二回演奏会
2011年08月07日 開演14:00
渋谷区文化総合センター大和田さくらホール
ノスコフスキ 演奏会用序曲「モルスキェ・オコ」
カルウォヴィチ ヴァイオリン協奏曲イ長調
カルウォヴィチ 交響曲ホ短調「復活」
指揮 大浦智弘
Vn独奏 小山啓久
特に誰とも待ち合わせすることなく、ひとりで席に着きました。
「モルスキェ・オコ」 の前に、あーっ、姉弟子も出てる~と気がついて、演奏姿は相変わらず凛々しく美しい・・・とあとで書いておこう[E:catface]ニャハ、くらいに思っていて(いや、ホントのことだし)。
誘ってくれたヴィオラのお姉さんや、チケット手配してくれたチェロのお兄さんも、生き生きと演奏されていらして。
ヴァイオリン協奏曲までは、あぁ、なかなか魅力満載の曲だなぁ、もうここでしか聴けないのかなぁ、来て良かったなぁとか、そんな普通のことを考えていたのですが。
休憩後の「復活」第一楽章で、あ、入りこまれてヤバい、と思った時にはもう遅く、、、
これから先、同じ曲をCDや別の演奏会で聴いてもこうはならないと感じたので、ガード上げずに、、、
そして、曲は“復活”のフィナーレを迎えたのに、自分の気持ちは、抱いている幻想と何の解決もない現実をさらけ出したまま、再構築ができず。
普段はそれでも拍手してるうちに我にかえるんですけど、アンコール(キラール「オラヴァ」)がまたとんでもない曲で、それにとどめを刺され、、、
感動のあまり、“ひとりでいたい”モード(?)に入ってしまいました。
それだけ、すごい曲だったし、素晴らしい演奏でした。ありがとうございました。
以下は、今日お会いするはずだった皆さんへの私信になってしまいますが、
自分のこういう状態、しばらく引きずりそうですけど、自分には時々必要だと思っていますから、ご心配はいりません。
けれど、今日はご迷惑をおかけしてしまいました。
再来週の演奏会の招待券、持ってきていただいたのに、
楽譜渡すねと言ったのに、渡せなくて、
笑顔でお疲れさまって言うつもりだったのに、
ごめんなさい。
皆さんとは、ひとりでいたいモードでも大丈夫だし、会いたかったんですけど、この状態の時には正直顔を合わせたくない人も会場で見かけてしまい・・・邪険な態度になりそうで、周りに不快な思いをさせてしまいそうで、、、
ほんとに子どもみたいな話ですみません。
ザ・シンフォニカ第50回記念定期演奏会
2011年7月31日(日) 14:00開演
サントリーホール
指揮:飯守泰次郎
ワーグナー: 楽劇『ローエングリン』から
第1幕への前奏曲
エルザの大聖堂への行列
第3幕への前奏曲
マーラー: 交響曲第5番 嬰ハ短調
第1幕への前奏曲が始まった瞬間に、こんなに繊細な音が出せるなんて、と。
とてもレベルの高いオケだと聞いてはいましたが、想像以上でした。
休憩時間に、これはマーラーの5番の第4楽章アダージェットも期待できる、と思ったのですが、これがまた・・・めまいがしそうでした。
4年くらい前に、アマオケで聴いたマーラーの2番「復活」を思い出しました。
>その時の感想・・・
> 出だしから、音が凛としていると言いましょうか。私のイメージしていた“レベルの高いアマチュア”の域を超えてました。難しそうな曲を良く弾きこなしているという話ではありません。最終楽章は鳥肌が立ちました。
今日は体温調節がうまくいかなくなってて(午前中に冷房ききすぎの寒い中でパート練やったせいに違いない)、鳥肌の代わりに汗かいてましたが、個人的にはずっと忘れてたその4年前を思い出してしまうなんて!と驚いてしまうほど、すごい演奏でした。
2011年7月22日(金) 1930開演
ヤマハストリングスコンサートシリーズ
弦楽四重奏 トーク&コンサート
ヤマハ・アトリエ東京
Vn. 佐藤 茉奈美、麻生 愛
Va. 嶺 秀美
Vc. 広瀬 直人
バッハ:G線上のアリア
マイ フェア レディより:踊り明かそう
ガーシュイン:Someone to watch over me
ヘンリー・マンシーニ:ムーンリバー
ボロディン:弦楽四重奏 第2番 3楽章
ハイドン:弦楽四重奏 作品76-2「五度」
昨年の弦楽器フェア、YAMAHAブースで参考出品されてたアンテーク仕上げのあれ、たぶん、あれが、Artida YVN500Sとして、6月に発売されていました。168万円[E:gawk]
1stVnの方がそれを使って弾くという趣向。でも、それは話でちょっと触れただけで、宣伝色はなく、演奏をあまり堅苦しくならずに楽しみましょうという雰囲気でした[E:happy01]
え?YVN500Sの実際のところ、ですか?
まだ鳴らしこまれてないって感じかなー。弦楽器フェアでのあの素晴らしい楽器はかなり鳴らしこんでたってウワサなので、その違いは大きいかも。
・・・という感じです。
え?欲しいか、ですか?
いやー、今のバイオリン、値段は3分の1以下ですが、100年ものでナチュラルアンティーク仕上げ(?)なので[E:catface]
それはともかく。
演奏は、とても生き生きしていて楽しい気持ちになりました[E:shine]
弦楽カルテットって、やっぱりいいなぁ。
先日の・・・カルテットで発表会に出られるなんて、本当に恵まれてました。
自分のことだけで精いっぱいでしたけど、ほんのちょっとだけ音のやりとりに参加できました。
あれが続いたら、気持ちいいだろうなぁ。
また練習、頑張ろう[E:rock]
読売日本交響楽団 第506回定期演奏会
指揮 下野竜也
サントリーホール
2011年7月19日(火) 19:00開演
曲目
ヒンデミット(下野竜也編): 『さまよえるオランダ人』への序曲
~下手くそな宮廷楽団が朝7時に湯治場で初見をした~ (弦楽合奏版)
ヒンデミット: 管弦楽のための協奏曲 op.38 (日本初演)
ブルックナー: 交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」(ハース版)
マイミクさんから、チケットいただき、読響&下野さんらしい(?)演奏を堪能しました。
「~下手くそな宮廷楽団が朝7時に湯治場で初見をした~」はクセになりそうです[E:catface]
細かい演出がありました。
サントリーホール、パイプオルガンの前に大きいアナログ時計と「読響温泉」という木の看板が出ていたり(2曲目に入る前に“黒子”がカバーをかぶせて隠すという徹底ぶり)。
団員は、温泉宿のはっぴ着てたり、着席してからおもむろに新聞広げたり、指揮台はなくて代わりに黄色い洗面器が重ねてあったり(そこに下野さんが乗ったわけではないです)。
演奏中も、途中でコンマスが入るの遅れてあわてて弾き始めて1stパートが文句を言うそぶりとか、、、
そういう中、けだるくあやしい演奏は続いたわけですが、しかし、あの微妙な不協和音やタイミングのずれなんかが全部楽譜に書いてあるかと思うと、めまいがしそうでした。
いつか、本来の弦楽四重奏版でも聴いてみたいです。
2曲目・・・来年、所属しいているオケでヒンデミットの「画家マティス」を演奏するのですが(現時点で僕にはほとんど弾けるところがありません(^^;;)、同じ響きの和音が出てきて、あー、これがヒンデミットの音なのかーと、それが感じられたことを嬉しく思いながら聴いていました。
ブルックナーのロマンティックは、もうCDですら何年も聴いていなかったのですが、読響らしい、いい演奏だったと思います。
読響らしい・・・というのは、昨夜某所でつぶやきましたが、ひとことで言うと“ぎりぎりのドライブ感”です。何年か前に、読響でチャイコフスキーの4番の高速の第4楽章を聴いて以来、僕の読響へのイメージはそうなりました。
それにしても、ブルックナーは・・・長い(^^;
それでもこの曲は短いほうなんですよねー。
(過去さかのぼりブログ埋めプロジェクト)
https://mt.slan.tokyo/cdefgahc/2011/07/post-8b47.html
2011年06月28日00:37
東京オペラシティコンサートホール
・モーツァルト:ホルン五重奏曲変ホ長調K.407
・モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
・ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調op.20
ベルリン・フィル八重奏団
演奏者が半分しか見えない3階席だったんですけど、とんでもなく素晴らしかったです。
どの曲も聴いたことはあるはずなんですが、初めて味わう感じ・・・この曲たちに限らず、ひとつひとつの音が楽しそうに“見える”ような感覚は初めて味わいました。
特に、ベートーヴェンの七重奏曲の第5楽章は、
代々木公園でウサギの軍団が跳ねまわったり耳をきょろきょろさせたり、
そんなんが見えてしまって、自分でおかしくて噴き出しそうになりました
もうこの曲はそのイメージから逃れられないです
(過去さかのぼりブログ埋めプロジェクト)
https://mt.slan.tokyo/cdefgahc/2011/07/post-8b47.html
2011年04月18日00:39
■午前
オケ練
ちょっと弾けました。
次はもうちょっと弾けるようになろうと思います。
譜面台を電車内に忘れたことは余興です
■昼下がり
都響室内楽トークコンサート Vol.7 《弦楽八重奏》
シューベルト:弦楽三重奏曲 変ロ長調
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 ニ短調『フィレンツェの思い出』
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調
メンデルスゾーンの若かりし頃の曲。
元気な曲で、つい、しょうきちくんを思い出しました。
■夜
カルテット練
中身の濃い練習でした。充実感がありました。
多少とんちんかんなことを僕が言っても、みんなしっかりわかるように
応えてくれるのが、とてもありがたいです。
甘えずに頑張ります
歩数計も11,000歩を超えました
ありがとうございました。
まだ書いてない鑑賞感想(新しいもの順)
すみません・・・
■■■■■
2011年3月6日(日) 1330開演
江東フィルハーモニー管弦楽団
指揮:土田政昭
独唱:萩原みか(S) 菅有実子(M)
合唱:江東区民合唱団
サントリー大ホール
http://kotophil.ciao.jp/concert.html
ブラームス/悲歌op.82
マーラー/交響曲第2番ハ短調「復活」
■■■■■
2011年3月5日(土) 1400開演
東京都交響楽団
指揮:梅田俊明
ヴァイオリン:二村英仁
http://tomin-fes.com/em1_orches.html
~シベリウス・プログラム~
交響詩「フィンランディア」作品26
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
交響曲第2番 ニ長調 作品43
■■■■■
2011年2月26日(土) 1400開演
アンサンブル荒川
2011年 ウィンターコンサート「舞踊音楽の魅力」
サンパール荒川 大ホール
http://mozart.lomo.jp/ensemble-arakawa/concert.html
交響曲第7番(ベートーヴェン)
交響詩「フィンランディア」(シベリウス)
ウィーンの森の物語(シュトラウス子)
スラブ舞曲ホ短調(ドヴォルザーク)
ペトルーシュカより「ロシアの踊り」
他
■■■■■
2011年2月7日(月) 1900開演
読売日本交響楽団
指揮:ダネイル・ラチェフ
ピアノ:三舩優子
東京芸術劇場
http://tomin-fes.com/em1_orches.html
シューベルト:付随音楽「ロザムンデ」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
■■■■■
2011年2月5日(土) 1400開演
三菱東京UFJ銀行管弦楽団・合唱団
合同「第九」演奏会
指揮:山口哲人
サントリーホール
ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125 「合唱付き」
佐竹由美(S)、日野妙果(A)、布施雅也(T)、青山貴(Br)
■■■■■
2011年1月29日(土) 1200開演
第2回 アンサンブルコミュ コンサート
アスピアホール
■■■■■
2011年1月27日(木) 1830開演
磯部周平室内合奏団
第四回定期公演
近江楽堂
モーツァルト没後220年のバースディ
フルート四重奏曲
オーボエ四重奏曲
クラリネット五重奏曲
■■■■■
2011年1月22日(土) 1400開演
交響楽団たんぽぽ
第7回演奏会
指揮:藤田淳平
新宿文化センター
http://dandelion-orch.org/
ベートーベン交響曲第3番(カットVer)
ベートーベン交響曲第5番(カットVer)
ベートーベン交響曲第7番(カットVer)
ブラームス交響曲第1番4楽章
ブラームス交響曲第2番4楽章
ブラームス交響曲第3番4楽章
ブラームス交響曲第4番4楽章
■■■■■
2011年1月16日(日) 1330開演
弦楽アンサンブル「Festivo」
サクソフォンアンサンブル「サクゴレン」
ジョイントコンサート
絵本塾ホール
<1部>
弦楽アンサンブル『Festivo』 ステージ
【弦楽六重奏】
*マイフェアレディより「踊り明かそう」
*ハウルの動く城より「人生のメリーゴーランド」
*ヴィヴァルディ「四季」より「冬」
他
<2部>
サクソフォンアンサンブル『サクゴレン』 ステージ
【サクソフォン四重奏】
*こぎつね
*彼方の光
*ドリカム・メドレー
他
<3部>
合同演奏ステージ
【弦楽六重奏+サクソフォン四重奏】
*ボレロ(ラヴェル)
■■■■■
2011年1月3日(月) 1400開演
新日本フィルハーモニー交響楽団
ニューイヤー・コンサート2011
指揮:梅田俊明
ティンパニ独奏:川瀬達也
(新日本フィル首席ティンパニ奏者)
司会:榎本有紀子
すみだトリフォニーホール
http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2010-11/2011_01.html
◆定番ワルツ&ポルカ
J.シュトラウスⅡ作曲:喜歌劇『こうもり』序曲
ヨーゼフ・シュトラウス作曲:ポルカ・マズルカ『女心』
ヨハンⅡ&ヨ-ゼフ・シュトラウス作曲:ピッツィカート・ポルカ
◆2011年マーラー・イヤー
マーラー作曲:交響曲第5番よりアダージェット
◆恒例、新日本フィルメンバーによる協奏曲
J.C.C.フィッシャー作曲:8つのオブリガート・ティンパニのための交響曲より 第1楽章
◆2011年跳躍のうさぎ年
J.シュトラウスⅡ作曲:椿のポルカ
ドビュッシー作曲/カプレ編:『ベルガマスク組曲』より『月の光』(管弦楽版)
ヨーゼフ・シュトラウス作曲:ワルツ『天体の音楽』
スメタナ作曲:連作交響詩『わが祖国』より『モルダウ』
(曲順不同)
■■■■■
2010年12月23日(木・祝) 1900開演
新ダヴィッド同盟 第1回碧南公演
庄司紗矢香 (violin)
佐藤俊介 (violin)
磯村和英 (viola)
石坂団十郎 (violoncello)
小菅優 (piano)
エメラルドホール
http://www.city.hekinan.aichi.jp/GEIBUN/zigyo22/12.23david/12.23david.htm
ハイドン:ピアノ三重奏曲 第39番 ト長調 Hob.XV-25 作品73の2
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ハ短調 作品9の3
ウェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 作品7
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44
■■■■■
2010年12月12日(日) 1400開演
カシマフィルハーモニー
ファミリーコンサート
指揮:神宮章
鹿嶋勤労文化会館ホール
http://orchestra.musicinfo.co.jp/~kpo/arc.html
オープニング:ラ・ペリ(デュカス)
第一部 音楽ガ奏デル情景
「王宮ノ花火」ヨリ第1楽章(ヘンデル)
「四季」冬ヨリ(ヴィヴァルディ)
「時計」ヨリ第2楽章(ハイドン)
「田園」ヨリ第1楽章(ベートーベン)
魔法使イノ弟子(デュカス)
第二部 皆サントアンサンブルヲ
~名曲ヲリコーダーデ吹コウ~
*リコーダーヲオ持チ下サイ*<
第三部
バレエ組曲「クルミ割リ人形」(チャイコフスキー)
まだ書いてない鑑賞感想(新しいもの順)
すみません・・・
■■■■■
2011年3月6日(日) 1330開演
江東フィルハーモニー管弦楽団
指揮:土田政昭
独唱:萩原みか(S) 菅有実子(M)
合唱:江東区民合唱団
サントリー大ホール
http://kotophil.ciao.jp/concert.html
ブラームス/悲歌op.82
マーラー/交響曲第2番ハ短調「復活」
■■■■■
2011年3月5日(土) 1400開演
東京都交響楽団
指揮:梅田俊明
ヴァイオリン:二村英仁
http://tomin-fes.com/em1_orches.html
~シベリウス・プログラム~
交響詩「フィンランディア」作品26
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
交響曲第2番 ニ長調 作品43
■■■■■
2011年2月26日(土) 1400開演
アンサンブル荒川
2011年 ウィンターコンサート「舞踊音楽の魅力」
サンパール荒川 大ホール
http://mozart.lomo.jp/ensemble-arakawa/concert.html
交響曲第7番(ベートーヴェン)
交響詩「フィンランディア」(シベリウス)
ウィーンの森の物語(シュトラウス子)
スラブ舞曲ホ短調(ドヴォルザーク)
ペトルーシュカより「ロシアの踊り」
他
■■■■■
2011年2月7日(月) 1900開演
読売日本交響楽団
指揮:ダネイル・ラチェフ
ピアノ:三舩優子
東京芸術劇場
http://tomin-fes.com/em1_orches.html
シューベルト:付随音楽「ロザムンデ」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
■■■■■
2011年2月5日(土) 1400開演
三菱東京UFJ銀行管弦楽団・合唱団
合同「第九」演奏会
指揮:山口哲人
サントリーホール
ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125 「合唱付き」
佐竹由美(S)、日野妙果(A)、布施雅也(T)、青山貴(Br)
■■■■■
2011年1月29日(土) 1200開演
第2回 アンサンブルコミュ コンサート
アスピアホール
■■■■■
2011年1月27日(木) 1830開演
磯部周平室内合奏団
第四回定期公演
近江楽堂
モーツァルト没後220年のバースディ
フルート四重奏曲
オーボエ四重奏曲
クラリネット五重奏曲
■■■■■
2011年1月22日(土) 1400開演
交響楽団たんぽぽ
第7回演奏会
指揮:藤田淳平
新宿文化センター
http://dandelion-orch.org/
ベートーベン交響曲第3番(カットVer)
ベートーベン交響曲第5番(カットVer)
ベートーベン交響曲第7番(カットVer)
ブラームス交響曲第1番4楽章
ブラームス交響曲第2番4楽章
ブラームス交響曲第3番4楽章
ブラームス交響曲第4番4楽章
■■■■■
2011年1月16日(日) 1330開演
弦楽アンサンブル「Festivo」
サクソフォンアンサンブル「サクゴレン」
ジョイントコンサート
絵本塾ホール
<1部>
弦楽アンサンブル『Festivo』 ステージ
【弦楽六重奏】
*マイフェアレディより「踊り明かそう」
*ハウルの動く城より「人生のメリーゴーランド」
*ヴィヴァルディ「四季」より「冬」
他
<2部>
サクソフォンアンサンブル『サクゴレン』 ステージ
【サクソフォン四重奏】
*こぎつね
*彼方の光
*ドリカム・メドレー
他
<3部>
合同演奏ステージ
【弦楽六重奏+サクソフォン四重奏】
*ボレロ(ラヴェル)
■■■■■
2011年1月3日(月) 1400開演
新日本フィルハーモニー交響楽団
ニューイヤー・コンサート2011
指揮:梅田俊明
ティンパニ独奏:川瀬達也
(新日本フィル首席ティンパニ奏者)
司会:榎本有紀子
すみだトリフォニーホール
http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2010-11/2011_01.html
◆定番ワルツ&ポルカ
J.シュトラウスⅡ作曲:喜歌劇『こうもり』序曲
ヨーゼフ・シュトラウス作曲:ポルカ・マズルカ『女心』
ヨハンⅡ&ヨ-ゼフ・シュトラウス作曲:ピッツィカート・ポルカ
◆2011年マーラー・イヤー
マーラー作曲:交響曲第5番よりアダージェット
◆恒例、新日本フィルメンバーによる協奏曲
J.C.C.フィッシャー作曲:8つのオブリガート・ティンパニのための交響曲より 第1楽章
◆2011年跳躍のうさぎ年
J.シュトラウスⅡ作曲:椿のポルカ
ドビュッシー作曲/カプレ編:『ベルガマスク組曲』より『月の光』(管弦楽版)
ヨーゼフ・シュトラウス作曲:ワルツ『天体の音楽』
スメタナ作曲:連作交響詩『わが祖国』より『モルダウ』
(曲順不同)
■■■■■
2010年12月23日(木・祝) 1900開演
新ダヴィッド同盟 第1回碧南公演
庄司紗矢香 (violin)
佐藤俊介 (violin)
磯村和英 (viola)
石坂団十郎 (violoncello)
小菅優 (piano)
エメラルドホール
http://www.city.hekinan.aichi.jp/GEIBUN/zigyo22/12.23david/12.23david.htm
ハイドン:ピアノ三重奏曲 第39番 ト長調 Hob.XV-25 作品73の2
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ハ短調 作品9の3
ウェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 作品7
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44
■■■■■
2010年12月12日(日) 1400開演
カシマフィルハーモニー
ファミリーコンサート
指揮:神宮章
鹿嶋勤労文化会館ホール
http://orchestra.musicinfo.co.jp/~kpo/arc.html
オープニング:ラ・ペリ(デュカス)
第一部 音楽ガ奏デル情景
「王宮ノ花火」ヨリ第1楽章(ヘンデル)
「四季」冬ヨリ(ヴィヴァルディ)
「時計」ヨリ第2楽章(ハイドン)
「田園」ヨリ第1楽章(ベートーベン)
魔法使イノ弟子(デュカス)
第二部 皆サントアンサンブルヲ
~名曲ヲリコーダーデ吹コウ~
*リコーダーヲオ持チ下サイ*<
第三部
バレエ組曲「クルミ割リ人形」(チャイコフスキー)
■■■■■
2010年11月21日(日) 17時頃だけ
第34回全国ハンドベル・フェスティバル
昭和女子大学人見記念講堂
http://www.handbell.org/event/2010/34zenkoku_intro.htm
荻窪音楽祭 室内アンサンブル創立記念演奏会
2010年11月13日(土) 15:00開演
杉並公会堂 大ホール
荻窪音楽祭室内アンサンブル
兼氏規雄(クラリネット)
高林美樹(ファゴット)
吉野章子(ホルン)
西内真紀(ヴァイオリン)
持田真理(ヴァイオリン)
嶺 秀美(ビオラ)
広瀬直人(チェロ)
斎藤麻里(コントラバス)
ベートーヴェン/七重奏曲 変ホ長調 作品20
シューベルト/八重奏曲 ヘ長調 D803
世の中には、七重奏曲とか八重奏曲というものがあるらしいと聞いてはいましたが、聴くのは初めてです。
各パートに何人も人がいるわけじゃないけど、弦だけとか、ピアノとの重奏とは違う、なんというのか、オーケストラのような響きを感じることができます。
初めて聴くのに、やけになじみがあったような・・・。
そうだ、ちょうどベト7練習会で管が入った感じと似ている!
実は、先生がメンバーに入っています。演奏中の先生はカッコ良かったです。
演奏会後のロビーで、姉弟子(^^;といっしょに先生に会うことができました。なんだかとてもにこにこと喜んでもらえました。
短い時間でしたが、先生と弟子といっしょに演奏会を聴きに行けたらいいね、とか、僕らがオフ会でやってるように弟子合同で何かやれたらいいね、とか、ふだんレッスンではしないような話ができました。
先生の弟子になって良かったとあらためて思いました。
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)
■『庄司紗矢香(ヴァイオリン)&ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)』
2010年10月31日(日) 15:00開演
彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 作品30-3
ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 作品24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」
【アンコール】
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 作品30-2より 第3楽章 スケルツォ
■『庄司紗矢香 ヴァイオリン・リサイタル』
2010年11月6日(土) 14:00開演
ミューザ川崎シンフォニーホール
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調「春」 op.24
ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 op.30-2
ブラームス
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108
【アンコール】
シューマン
ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 第3楽章 インテルメッツォ
■『庄司紗矢香 ヴァイオリン・リサイタル』
2010年11月8日(月) 19:00開演
サントリーホール
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 op.24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 op.47 「クロイツェル」
【アンコール】
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第8番 第2楽章
庄司紗矢香のリサイタルとしては去年の1月のゴランとの演奏以来、ベートーヴェンのソナタを聴くのは今年7月のライナー・キュッヒル以来になります。
そのゴランとのときにも、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番を演奏してたんですね。。。その曲だけの印象は残っていませんが、演奏会が終わった後、とても微笑ましいような気分になったことを覚えています。まだ自分でバイオリンを始める前でした。
曲の解釈といったところまでは、僕はわからないのですが、1音1音をほんとうに大事に丁寧にしている、という印象を持ちました。
ちょうどレッスンでいろいろな音の出し方の基礎を学んでいることもあってか、メロディラインよりもその奏でられる1音1音の違いを聴き、右手の動きや左指の動きよりも弓と弦の接するところを見ていた、という気がします。
(だからこそ、CDでも擦弦の音が聴こえるようになったのかもしれません。)
中でも11/8の「春」「クロイツェル」は圧巻でした。
神経細やかに1音1音手抜きなしに最後まで弾き通す緊張感。
でも、そういう緊張感を感じられることこそが、僕が庄司紗矢香の演奏に期待することなんだなぁと、再認識しました。
(11/8は素敵な女性が隣にいらしたので、その緊張感もあったかもしれませんが(^^;。)
カシオーリとは、ゴランとの息の合わせ方よりももっと密度が高くて、でもべたべたしていない、お互いを尊重しあうってこういうことだっていう雰囲気がありました。
キュッヘルとは全然別の世界がありました・・・恐るべきは「春」「クロイツェル」という曲そのものなのかもしれません。
■Amazonで検索・・・いや、今回はこの1枚
東京都交響楽団
第704回定期演奏会
2010年10月18日(月) 19:00開演
東京文化会館
指揮:ベルンハルト・クレー
ヴァイオリン:ラファエル・オレグ
R. シュトラウス:
交響詩「ドン・ファン」 作品20
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
ラファエル・オレグ(Vn)
モーツァルト:
交響曲第31番 ニ長調 K.297 「パリ」
R. シュトラウス:
交響詩 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 作品28
3月の庄司紗矢香のチケットを都響のサイトで購入しようと思ったら、3公演買うと割引になるサービスが。
庄司紗矢香2公演分と、あと1公演どれにしようと選んだのが、この日の演奏会でした。
まぁ、ある意味、おまけみたいなものだったわけですが・・・ところが、とてもいい感じに軽やかな明るい演奏で、時間を忘れて楽しんでしまいました。
過去検索してみると、都響って聴いたことなかったんですね・・・自分でも意外。
良いオーケストラだと思います。3月の庄司紗矢香、バルトークの楽しみが増えました。
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オーケストラ・ルゼル
第7回演奏会
2010年10月11日(祝) 14:00開演
タワーホール船堀 大ホール
指揮:海老原 光
ショスタコーヴィチ / 交響曲第9番変ホ長調
チャイコフスキー / バレエ音楽「くるみ割り人形」より第1幕
昨年のブラームスが素晴らしかったオーケストラ・ルゼルを、今年も聴きに行きました。
ショスタコーヴィチの9番は、最初から最後までシャープな演奏で、ショスタコーヴィチの曲の持つ緊張感とあいまって、とても良かったです。
特に管が素晴らしく、そこにバランスよく弦がからんでいました。第二楽章の終わるところなど、とてもきれいで、ため息が出ました。
チャイコフスキーは、組曲ではなく、第1幕。いいとこどりの組曲と違って、正直ちょっと眠くなりました(^^;。
ただ、とても丁寧でほっとするような演奏だったと思います。ショスタコーヴィチとは全く逆の対照的なプログラムで、このオーケストラの幅の広さを感じました。
アンコール曲は「くるみ割り人形」より第2幕からだそうです(確認したんだけどメモを会社に置いてきた(^^;)
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福島高校管弦楽団(梅響) 第35回定期演奏会
2010年8月8日(日) 17:30開演
福島市音楽堂 大ホール
指揮/安斎 拓志(梅響OB H12卒団)
ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
ボロディン/歌劇「イーゴリ公」より だったん人の踊り
ブラームス/交響曲第2番
私はイベントの自己紹介でよく「高校の時1年間・・・」と言っていますけど、、、福島高校管弦楽団の第1回東京公演(1978年・虎ノ門ホール)のメンバーでした。ヴァイオリンで弾きまねしかできませんでしたが。
それから、32年の時が過ぎて、姪が同じ管弦楽団に入ろうとは。それも同じヴァイオリンで。
全体の演奏は私の頃のぐだぐだかげんとは全く違ってました。このくらい弾けてたらほめられるねーなんて想像していた以上に素晴らしい演奏でした。
特に、ブラームス第4楽章のキレは、下手なアマオケでは聴けないと思います。
また、3年生のコンミスのお嬢さんが、凛とした動きで全体を引っ張っていました。
オーケストラを聴きに行くたびに、あんなふうになりたいと見とれてしまう弓使いをする人が何人かいるものですが、彼女のそれはまさにそんな弓使いでした。
姪が出たのは、最後のブラームスだけでしたが、少なくとも弓の動きは合ってた!
姪はピアノやホルンをやっていたので、私よりは譜面が読めるはずだし、音楽が好きなはずだし、、、私は1年でやめてしまったけど、姪にはぜひ3年間続けて欲しいと思います。
そして、大学で東京に出るようなことがあったら、おとばよ会に誘ってみよう(^^;。
それまで、私も続けないとね。
ささやかな夢です。
IPPO-Philharmoniker 第7回定期演奏会
2010年8月1日(日)14:00開演
第一生命ホール
指揮:中村 晃之
オールベートーヴェンプログラム
交響曲第1番
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ独奏:増田みのり
交響曲第3番≪英雄≫
8/1午後は、これまた某コミュでの別の知人が出るベートーヴェン。
ですが、この日のコンサートのもっとも大きなサプライズは、演奏後の拍手の中、男性団員が女性団員にプロポーズしたことでしょう!
そんなん初めて見ました[E:happy01]
全く知らない人たちですけど、どうか末永くお幸せに!!
さてさて。
交響曲第1番や第3番は、たぶん、コンサートで聴くのは初めて(ベートーヴェンあまり聴きに行かないから)。
モーツアルトのような段階からベートーヴェンらしい段階へ移行していく交響曲、と考えると興味深いところはあるのですが、聴いてる途中で集中できなくなってしまいました。演奏は良かったんですけど・・・。
チャイコフスキーも6つの交響曲のうち1番から3番は、ほとんど演奏されませんし私もどんな曲なのかは思い出せませんが、聴いたときにチャイコフスキーらしさが随所にあって、そこが楽しかったという記憶があります。
ベートーヴェンは、私の中で、チャイコフスキーの4番5番6番なみに聴いたといえるのは7番しかないので、まぁ、しょうがないことかもしれません。
とはいえ、ピアノ協奏曲第2番は、なんかそういう理屈抜きで、とても気持ちの良い演奏でした。
楽団カーニバル2001 フィルハーモニーオーケストラ第8回定期演奏会
2010年7月31日(土)18:00開演
杉並公会堂
第一部ステージ
・エロール:歌劇「ザンパ」序曲
・フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
・サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」第3幕から「バッカナール」
第二部ステージ
・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
7/31の夜は、某コミュでの知人が出て、かつ、“ベト7”を演奏するというので、某コミュ知人仲間で聴きに行きました。
7/10のベト7練習会以降、ベト7は、A5サイズのスコア譜を買い込んで、CDを聴きながらセカンドヴァイオリンの音符を追いかけたり、譜面を見ながら脳内再生したりしてきました。
なりゆき(?)とはいえ、そこまで準備して演奏を聴くのは初めてです。
知人もセカンドヴァイオリンだったので、知人の弓の動きに合わせて指を動かしてみたり、次のフレーズを頭で追いかけてみたりしているうちに、あっという間に演奏が終わってしまいました。
脳内で私も弾ききりました~♪という感じで、ちょっと疲れたけど気持ちが良かったです[E:happy01]。
ライナー・キュッヒル ヴァイオリンリサイタル
〜 ウィーン芸術週間2010の感動を東京で〜
2010年7月13日(火)開演19:00
ヤマハホール
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
加藤洋之(ピアノ)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 作品23
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 作品96
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」
ベートーヴェンに限らずヴァイオリン・ソナタについては全くと言っていいほど知らない私でしすが、この日の演奏は素晴らしかったと思います。遅刻しそうになりながらも(^^;、行って良かったです。
毅然という言葉がぴったり合いそうなキュッヒルの雰囲気。
ヴァイオリンとピアノの息もぴったりで、ソナタというのはヴァイオリンとピアノ伴奏ではなくて、両者が主張し合ったり調和したりする音楽なのだなぁと、まだほんのちょっとですけど、わかった気がしました。
休憩後の「クロイツェル」が、また格別でした。
最近、オイストラフ&オボーリンのCDで聴いてみて、この曲は好きになりそうと感じていたのですが、この日の演奏にはすっかり魅せられてしまいました。
「クロイツェル」って、魔力が秘められた音楽のような気がします。
CDにはごくわずかしか封じ込められていないその魔法を、この日は思い切り浴びてしまったという感じです。
アンコールにたくさん応えてくれました。
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第3番 第2楽章
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第7番 第3楽章
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第6番 第2楽章
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第2番 第3楽章
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第5番 第3楽章
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第1番 第2楽章
ヤマハホールは初めてでしたが、決して広くはありませんが、広さの割には天井が高めで、ヴァイオリンとピアノの演奏にちょうどいいくらいの響きだったと思います。
幸せな時間が過ごせたなぁと思いました。
7/11(日)の夜は、某SNSの「おとばよ講師の演奏会」を聴きに行きました。
前回は、日ごろお世話になっているK先生が、鈴木教本の中から演奏しました。今回も、K先生。演目は参加者のリクエストでこうなりました。
1曲目の鈴木3巻のガヴォットは、私のリクエストです(^^;。
でも、前回の時点では、自分たちがチャレンジしているような曲をおとばよ講師に弾き倒してもらうという雰囲気だったのですが、今回は単に“聴きたい曲”になってました(^^;。
とはいえ、目の前で演奏を聴くというのは、なかなかできる体験ではありません。この音がホールではどう響くのかなぁということも思いながら聴いていました。
次は少し時間をおいて開催するとのことなので、都合が合えば、また参加したいと思っています。
江東フィルハーモニー管弦楽団 第12回定期演奏会
2010年7月4日(日)14:00開演
ティアラこうとう
指揮:土田政昭
ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ:越田美和
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
ボロディンとラフマニノフは、演奏会のプログラムパンフレットにあったキーワード「郷愁」「憧憬」を感じさせる丁寧でいい演奏だったと思います。
ショスタコーヴィチは・・・、この曲は「革命」と呼ばれたりする曲ですが、今まで聴いていて、自分の何かの感情とは繋がることがなく、そんな時代背景の中から生まれたのね~と、表面的に聴いていた気がします。
この日は、そんなことは全く関係なく、自分の中の矛盾した感情が、矛盾したまま、目の前で演奏される音楽になっていくような、そんな体験をしました。
なんだ、この感情は?
今後、この曲を聴くたびに、この日の体験を思い出すような気がします。
アンコールは、
ショスタコーヴィチ:タヒチ・トロット 作品16(「二人でお茶を」)
あー、聴いたことあるある(^^;。とてもいい。気持ちがちょっと救われました。
6/26-27の土日「1年目の最後を飾るイベント6か所めぐり」。その3つめ。
6/26(土)の夜は、某SNSの「鈴木教本弾き倒し(おとばよ講師の演奏会)」を聴きに行きました。
日頃、お世話になっているK先生が、鈴木教本の中から
3巻 ユーモレスク
1巻 ゴセックのガボット
2巻 ポッケリーニのメヌエット
3巻 バッハのブーレ
4巻 ザイツの学生協奏曲5番
4巻 ビバルディイ短調の1楽章
4&5巻 ドッペル(1st+2nd)
5巻 ビバルディト短調1楽章
6巻 フィオッコのアレグロ
6巻 ラフォリア
8巻 エックレスのソナタ1楽章
を、聴く側のすぐ目の前で弾き倒すという演奏会です。
せっかく目の前なので、弓の早さと力のかけ方、そして駒寄りを弾くか指板寄りを弾くか、そのときの音の違いを感じ取ろうとしながら聴きました。
感じ取ろうとしながら・・・でしたが、たとえば、バッハのブーレは、教本付属CDよりもさらに早いテンポで、さくっと終わってしまい、よくわかりませんでしたー(^^;。まぁ、でも、心がけは大事ですよね。
曲の合間には、K先生から豆知識を伺うことができ、とても充実した演奏会でした。
1巻 ゴセックのガボット、2巻 ポッケリーニのメヌエット、3巻 バッハのブーレは、それぞれの巻の最後の曲です。
私はここのところ、バッハのブーレの練習をずっとしてましたけど、実は、ゴセックのガボットは一部指が回らないところがありますし、ポッケリーニのメヌエットは練習したことがありません(^^;。
せっかくなので、これを機に、今後の練習メニューに加えようと思っています。
東京交響楽団 第579回定期演奏会
6月18日(金)19:00開演
サントリーホール
東京交響楽団 川崎定期演奏会 第26回
6月20日(日)14:00開演
ミューザ川崎
指揮:マーク・ウィグルスワース
曲目
ワーグナー:楽劇「パルジファル」第1幕への前奏曲
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63
ヴァイオリン:庄司紗矢香
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
18日は仕事帰りで私も疲れていたかもしれないし、20日は前日のばよりん練習で私も耳が聴ける耳になっていたかもしれないし、もちろん座席の位置とホールの響きの関係も違うわけですが・・・。
ですが、ですが、東京交響楽団、オーケストラのできが、18日はちょっといまいちな感じがしたのですが、20日はとても素晴らしかったです。
庄司紗矢香のプロコフィエフは、2日とも表情まで読める座席ではなかったのですが、余裕を持って弾いてる感じ。
1年前のN響とのプロコフィエフ第1番ではダイナミックレンジの大きさを感じましたが、今回の第2番は内面的な感じ。それぞれ曲に合っているかどうかを言うほどプロコフィエフは聴いてはいないのですが、堪能しました。
18日も20日もソリストのアンコールは、バッハの無伴奏パルティータ第1番から。18日が「ブーレ」、20日が「アルマンド」でした。
庄司紗矢香のイメージは“協奏曲”という気がしているのですが、バッハの無伴奏も意外と(?)悪くないです。たとえば、ハーンのバッハは人を惹きつけずにはおかない緊張感みたいな感じがありましたが、庄司紗矢香は癒される感じがしました。
なんと!バッハのソナタとパルティータはCD1枚も持っていなかったので、シェリングのを買うことにしました。
どちらも同じ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)」です。
左は音が良いらしいSHM-CDなので高いです(^^;。
ミュージック・イン・スタイル岩崎 淑 シリーズVol.34
ピアノ、ヴァイオリン、チェロの夕べ
2010年6月9日(水) 19:00開演
浜離宮朝日ホール
岩崎 淑(ピアノ)、庄司紗矢香(ヴァイオリン)、岩崎 洸(チェロ)
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調 KV301
ショスタコーヴィチ:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 op.40
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 D898
庄司紗矢香は、国内では初の室内楽だそうです。
岩崎姉弟とは子どもの頃からのおつきあいとのことで、その縁で、のようです。
プログラムパンフレットに当時の集合写真が載っていたのですが、庄司紗矢香がえらくかわいかったです。
さて、少し予習をしたとはいえ、ほとんど初めて聴く曲ばかり。
それでも、それぞれの音が個性を主張し合ったり、融け合ったり、それを演奏しながら楽しんでいる空気が自分にも感じられた気がしたことが嬉しかったです。
シューベルトは、庄司紗矢香も座っての演奏。座って演奏するのは初めて見ましたが、背筋がぴんと伸びて、とても姿勢が良かったです。
時折、両足のかかとを上げて間を取ったりするところが新鮮でした。今度、私もやってみよう(^^;。
私にとって、室内楽は縁遠いものでした。コンサートではオーケストラばかり聴いていました。室内楽は、もっとクラシック音楽に詳しい人が聴くものだと思っていました。
この日の演奏を聴いて、初めて、室内楽の面白さに目が開いた気がします(耳の穴は開きっぱなしだから、ここは日本語として目が開くでいいんだろうなぁ)。
もちろん、自分がバイオリンを始めて、幸いにもアンサンブル・オフ会の機会にめぐまれたことも大きいと思います。
これはまた、とても広大で楽しい世界があったものです。
フィルハーモニア管弦楽団
2010年6月2日(水)19:00開演
サントリーホール
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
サロネン:へリックス
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
(Vn)ヒラリー・ハーン
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 op.43
サロネン:へリックスは、この指揮者作曲の現代音楽です。
曲を聴くのも、フィルハーモニア管を聴くのも初めてでしたが、フィルハーモニア管って世界一流のオーケストラなんだってアピールされたかのような感じがしました。
理路整然というイメージ。
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲は、面白かったです。
オーケストラの出だしで「あ、良い雰囲気」と思ったのですが、ソロの出だしでは空気が変わりました。
曲が進むにつれて、テンポの変化や音の切り方つなぎ方が、私の頭の中にある演奏といろいろなところで違うところが耳につき始めました。普通ここまで違ってしまうと聴いてて気持ちが離れてしまうのですが、この日は違いました。
1音1音がはっきりと意志が込められているかのような演奏に、最後まで魅せられてしまいました。
演奏後に拍手をしながらふと「新しいチャイコフスキーだ」と思いました。
チャイコフスキーの曲が持っているロシアくささ、みたいなものはありません。それが足りないということではなく、この曲の純粋な音楽部分を聴かせてくれたという気がします。
アンコールにこたえて
イザイ :メランコリア
J.S.バッハ :ジーグ
特にバッハが、音の感じがとても自然で。
ヒラリー・ハーンのドッペルをけっこう聴いていたせいかもしれないのですが。
シベリウス:交響曲第2番が、また素晴らしかったです。曲が終わるときの会場の圧倒的な静寂は、忘れられないと思います。
アンコール曲もシベリウスで
:メリザンドの死
:組曲『カレリア』から「行進曲風に」
あとで知ったのですが、サロネンってフィンランド生まれなのですね。
その国の曲はその国の指揮者が良いって、ますます思うようになりました。
ヒラリー・ハーンのヴァイオリン協奏曲のCDは実はまだ買ってなかったのですが、会場で買ってしまいました。
そうしたらサイン会があるというので・・・もらってきました(^^;。
CDは、オーケストラは別なのですが、この日の演奏と同じようなリズムの取り方、音の切り方のばし方になっています。
(のちほど追記する予定)
軽井沢大賀ホール開館5周年記念 2010春の音楽祭
2010年05月04日 17:00開演
軽井沢大賀ホール
NHK交響楽団
指揮:準・メルクル
ヴァイオリン:庄司紗矢香
曲目
モーツァルト / 歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト / ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
ブラームス / 交響曲 第1番 ハ短調 作品68
5/4は、軽井沢まで、庄司紗矢香を聴きに行きました。
池にかかる橋を通って大賀ホール(左側の屋根)へ
のどかな風景
大賀ホールの正面入り口(さっきの橋はこの裏側)
大賀ホールは初めてです。
立ち見席を含む客席780人規模のこじんまりしたホールで、外形5角形が特徴です。ステージのすぐ近くに観客席があります。
んー、もうちょっと天井が高いといいのにな、と思います。あ、でも、残響音の長さが変わってしまうかな。
庄司紗矢香とN響の共演を聴くのは、昨年6月のプロコフィエフの協奏曲以来です。その時はとても大きな演奏を聴かせてくれました。
この日の庄司紗矢香とN響は、明るく軽やかなモーツアルトを聴かせてくれました。大賀ホール開館5周年&大賀氏80歳を祝うにふさわしい演奏だったと思います。
演奏中、ずっとにこやかな庄司紗矢香は今までになく、印象的でした。
休憩を挟んでのN響ブラームスがまた素晴らしかったです。
なぜなのか自分でも説明はできないのですが、N響と他の日本のオーケストラには絶対的な開きがあると確信させられてしまうような演奏でした。
軽井沢まで往復したかいがありました。
コンサート終了後、CDを購入した方に対する庄司紗矢香のサイン会がありました。
どうしようかな、とも思ったのですが、軽井沢まで聴きに来た記念に列に並ぶことにしました。
にこやかにサインをしている姿を見ていると、ふつうの20代のお嬢さんですね(^^;。
モーツアルトのVn協奏曲第5番、いつか弾けるようになりたいと思いました。鈴木の9巻レベルということは、還暦までに間に合うかなぁ。
5/2は、カラばよの会のあと、2年ぶりにラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンを聴きに行きました。
今回は、3公演。
■公演番号 114
2010年5月2日 17:00~ ホールA
公演名「ショパンとヴィルトゥオーゾ」
・曲目
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調 op.7 「ラ・カンパネラ」
・出演者
ボリス・ベレゾフスキー [ピアノ]
レジス・パスキエ [ヴァイオリン]
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス [指揮]
■公演番号 146
2010年5月2日 18:30~ ホールC
・曲目
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 op.26
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 op.40
・出演者
ルイス・フェルナンド・ペレス [ピアノ]
パリ室内管弦楽団
ウィルソン・ヘルマント [指揮]
■公演番号 147
2010年5月2日 20:15~ ホールC
・曲目
シューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
・出演者
竹澤恭子(ヴァイオリン)
香港シンフォニエッタ
イプ・ウィンシー(指揮)
1公演目、カラばよの会の疲れが出たのか、うとうとしてしまいました(^^が、「ラ・カンパネラ」の有名な第3楽章だけはしっかり聴きました。生で聴くのは初めてでしたが、バイオリンってこんなに多彩な表現ができるんだと、あらためて奥の深さを感じました。
2公演目は、パリ室内管弦楽団の響きにパリ管に感じた華やかさに通じるものがあって(“パリ”という先入観かもしれないけど)、楽しかったです。
最も印象に残ったのは、3公演目です。
竹澤恭子のメンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲が素晴らしかったです。すっかり引き込まれてしまいました。この1曲で、聴きに行って良かったと思いました。
また、香港シンフォニエッタの指揮者イプ・ウィンシー。女性指揮者なのですが、ショートカットの髪型もあいまって、立ち振る舞いが少年のよう…Wikipediaによれば、漢字で書くと葉詠詩で、私より3歳年上の方ですが(^^;。
あちらこちらでボランティアスタッフの皆さんが笑顔で対応されている姿を見かけました。
会場の明るい雰囲気作りがそこから生まれていると感じました。
来年は、どんなテーマになるのでしょうか。ナントでのテーマは後期ロマン派あたりと聞きましたが・・・楽しみです。
4/29は、某SNSコミュニティの「教会で発表会」があるというので、聴きに行ってきました。
20組(ソロもあり)を超える方々が、日頃の練習の成果を教会で発表するというものです。
上級者の方も初級者の方もいらっしゃいました。共通していたのは、その人なりに高いレベルの曲にチャレンジしていて、演奏したいとい気持ちと、演奏していて楽しい、という気持ちだったように思います。みなさん、すばらしい演奏でした。
自分も次の機会には出てみたいと思いました。
しっかり練習しなければ。
アンネ=ゾフィー・ムター
2010年4月19日(月)19時開演
サントリーホール
曲目:ブラームス
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.100
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 op.78 「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108
出演:ランバート・オルキス(Pf)
同い年のアンネ=ゾフィー・ムターを聴きに行きました。
実際のところ、ブラームスのヴァイオリンソナタは、ほぼ初めて聴くようなものです。
2番、1番ときて、やはり曲自体をよく知らないと、ムターのありがたみがわからんのかなぁと思いました。
もちろん、演奏は完璧です。スキのない感じで、毅然としていて、まさに“女王”というにふさわしい雰囲気でした。
でも、なにかもひとつ伝わってこないというか…。
ところが、休憩をはさんでの3番がとんでもなく素晴らしい演奏でした。ぐいっと引き込まれたまま最後まで。
2番や1番がムターを見ていたという感じだとしたら、この3番は奏でられる音を見ていたという感じです。
今までなかったような体験でした。
アンコール曲は、
ブラームス
ハンガリー舞曲第2番(ヨアヒム編)
ハンガリー舞曲第1番(ヨアヒム編)
子守歌
ハンガリー舞曲第7番(ヨアヒム編)
マスネ
タイスの瞑想曲
これがまた、素晴らしい3番の余韻の中、テンポの良い舞曲が見事にはまった気がします。
最後のタイスの瞑想曲は、おまけという感じ(^^;。
公演後にはサイン会がありました。普通、CD買わないとサイン会に参加できなものですが、今回は500円のプログラムでもOKでした。
この3月に演目と同じCDが発売されています。
ピアノも同じランバート・オルキス。
曲順も、コンサートと同じ、2番、1番、3番の順です。
会場では買わないでいたのですが、帰宅してからどうしても欲しくなって、Amazonで買ってしまいました。
このCDを聴くたびにこのコンサートの感じを思い出して、幸せな気分に浸ろうと思います(^^;。
アイノラ交響楽団
第7回定期演奏会
2010年4月11日(日)14:00開演
杉並公会堂 大ホール
指揮:新田ユリ
シベリウス:「ラカスタヴァ 愛するもの」 作品14
メリカント:交響詩「レンミンカイネン」 作品10(日本初演)
シベリウス:交響組曲「レンミンカイネン 4つの伝説」 作品22
レンミンカイネンとサーリの乙女たち
トゥオネラのレンミンカイネン
トゥオネラの白鳥
レンミンカイネンの帰郷
シベリウスは、去年の11月に庄司紗矢香のヴァイオリン協奏曲を聴いたのですが、まだよくわかりません。聴く機会があれば聴きに行こうと思っていたところ、演奏会の情報をいただきました。
アイノラ交響楽団は、ひとことで言うとシベリウスを演奏するために生まれたアマオケとのことで、そうであれば、安心して聴けると思いました。
■シベリウス「ラカスタヴァ 愛するもの」
パンフレットによると、フィンランドに伝わる口承詩を編纂した「カンテレタル」という詩集があり、それをもとにした合唱曲をシベリウスが弦楽器と打楽器用に編曲したものだそうです。
とても気持ちの良い弦の響きを味わうことができました。
■次の2曲の「レンミンカイネン」とは、フィンランドの「カレヴァラ」という民族叙事詩の中の英雄のことだそうです。
パンフレットがとても充実していて、「カレヴァラ」の中の「レンミンカイネン」についてのあらすじまで載っていました。このオーケストラがいかにシベリウスが好きで、聴きに来た人たちにも曲を味わってほしいと思っているんだなぁと感じました。
■メリカント「レンミンカイネン」
日本初演とは。シベリウスを良く知らない私にはもったいないような。
この曲のあとに休憩があったのですが、ロビーで「ヴィオラのソロが良かった」という会話を耳にしました。たしかに、このオーケストラ、ヴィオラもそうですが、弦も管も、ソロは聴きごたえがありました。
■シベリウス「レンミンカイネン 4つの伝説」
4つの伝説のうち、「トゥオネラの白鳥」は演奏会チラシなどで見かけますが、全曲演奏はあまりないように思います。
物語があっての曲ということもあってか、フルオーケストラでの映画音楽を聴いているような印象でした。
■アンコール曲は
シベリウス:劇音楽「ペアレスとメリザント」~三人の盲目の姉妹
シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
最後の曲は、最初のラカスタヴァと同じ弦楽曲。弦楽で始まって弦楽で終わる構成がなかなか粋だなぁと思いました。
■定期演奏会は年1回だそうですが、また聴きに行きたいと思います。
オーケストラの日祝祭管弦楽団
オーケストラの日2010 ソワレ公演
2010年3月31日(水)19:00開演
NHKホール
指揮:小林研一郎
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード
チャイコフスキー:序曲「1812年」
ソワレの前に、北ホールで小演奏会がありました。
フルート&ハープ
宮城道雄:春の海 ほか
クラリネットデュオ
プーランク:2本のクラリネットのためのソナタより ほか
弦楽四重奏(Vn×3、Cb)
パッヘルベルのカノン
フルートとハープって合いますね。春の海も悪くなかったです。
クラリネットデュオは楽しい演奏でした。中でも、楽器を下から少しずつ外しながら演奏していくのは面白かったです。
カノンは・・・弓順が人によって逆だったり、3つのバイオリンの音のバランスが悪かったり、もしかして、ぶっつけ本番ですか?という感じでした(^^;。
自分でチャレンジ中の曲なので、なんだか厳しく聴いてしまったようです。
さて、ソワレです。
オーケストラの日祝祭管弦楽団は、N響、神奈川フィル、新日本フィル、東響、東京シティ・フィル、都響、東京ニューシティフィル、東京フィル、東京ユニフィル、日本フィル、読売日響の11のオーケストラから選抜メンバーが集まった100人を超える大規模オケです。
ちなみに、最大編成だと、弦楽器は1stヴァイオリン20名、2ndヴァイオリン18名、ヴィオラ16名、チェロ14名、コントラバス12名です。
でもって、指揮者が“炎のコバケン”で、曲目がこれなので、迫力ある圧倒的な演奏を期待したわけですが・・・期待以上でした。
「展覧会の絵」は、週末まで頭の中で音がループしていました(^^;。
「弦楽のためのセレナード」は、もともと大編成での演奏のほうが好みなので、堪能しました。大編成だとピントがぼやける場合もありますが、この曲は大編成で音に奥行きが出たほうが似合っている気がします。
「1812年」は、荻窪音楽祭で聴いた炎のコバケンの演奏の再現を期待していたのですが、その上をいく迫力でした。いや、音のバランス的にはもはや崩壊しているんですけれど(^^;、とにかく圧倒的。
アンコール曲は、ドヴォルザークの「ユーモレスク」でした。単にユーモアというのではなく、人生をあらわしているのだそうです。コバケンさんも古稀だそうで、ドラマチックな(?)ユーモレスクでした。
実は、前日の30日は私の誕生日でした。自分へのプレゼントのつもりで聴きに行ってみたのですが、とても良かったです。
「オーケストラの日」は、2007年に日本オーケストラ連盟で3月31日と定められたものだそうです。ということは、毎年、自分へのプレゼントにしてもいいかな、と思いました。
Ensemble Game Classica
アンサンブルゲームクラシカ
第四回演奏会
弦楽四重奏によるゲーム音楽演奏会
2010年3月19日(金) 19:30開演
亀戸文化センターカメリアホール
キャプテン翼3
ドラゴンボールII 激神フリーザ!!
エストポリス伝記2
SFCRPGメドレー
ゼルダの伝説
天地創造
SaGa2 秘宝伝説
日ごろお世話になっているK先生が演奏されるということで、EGC(アンサンブルゲームクラシカ)の演奏会に行ってきました。
ゲーム音楽の演奏会は初めてです。
世の中的には、2083webにあるように、ゲーム音楽の演奏会が行われています。
考えてみれば、弦楽四重奏の演奏会も初めてです。
出かけて聴くほどの興味がありませんでした。自分でもヴァイオリンを始めてみて、アンテナがそちらへも向いたという感じです。
すべてオリジナルの編曲とのこと。自分でやったことのあるゲームはSFCRPGメドレーの中のファイナルファンタジーくらいなので、編曲の妙味を存分に味わえたわけではないのですが、それでも、飛空挺の一節は懐かしさとともに鳥肌が立ちました。
曲は知らなくても、しっかりと安定したチェロの上に魅力的な音色のヴィオラが乗って、さらにその上に異なる音色の2つのヴァイオリンが絡む・・・時にソロを受け渡しながら進んだり。
ちょうど、RPGで、4人のパーティを組んで、それぞれの特徴を生かしながら、時にひとりひとりが主役のストーリーになったりしながら、困難を乗り越えてエンディングに向けて進んでいくような、そんなコンサートでした。
先生、カンパしましたよ~(^^;。次も楽しみにしてます。
イリア・グリンゴルツ
無伴奏ヴァイオリン・リサイタル
2010年3月16日(火)19:00開演
浜離宮朝日ホール
ビーバー:パッサカリア ト短調 (「ロザリオのソナタ」第16番)
カーター:4つの賛美
バッハ:シャコンヌ(無伴奏パルティータ 第2番 ニ短調より)
パガニーニ:24のカプリスより No. 3、4、5、6、9、14、16、20、24
無伴奏のリサイタルは初めて。たぶん、自分が弾くようになっていなければ聴くことはなかったかもしれません。
浜離宮朝日ホールも初めて。
こじんまりしたホールのステージに演奏者がひとり・・・。
立ってる姿勢は、左ひじが内側に強めに入っていて、弓先で弾いている状態でもひじの曲げに余裕がたくさんある形。
んー、ちょっと初心者はまねしちゃいけない姿勢ですね(^^;。
協奏曲のソリストのような存在感の強い音ではなく、やわらかい音だったのが印象的でした。
■Amazonで検索「グリンゴルツのCD」
日本フィルハーモニー交響楽団
第617回定期演奏会
2010年1月29日(金)19:00開演
サントリーホール
指揮:飯守泰次郎
小山清茂/管弦楽のための《鄙歌》第2番
湯浅譲二/交響組曲《奥の細道》
ブラームス/交響曲第4番
日本フィルの9月〜1月半期定期会員として最後の演奏会です。
曲目が、邦人作品で、めったに聴くことがないであろう作品が2曲。こうした曲を聴く機会が得られるのも、定期会員になって毎回聴きに行くようにしたからこそ、です。
と言いつつ・・・2010年3月以降の定期会員は、まだ申し込んでいません(^^;。
金曜日19時サントリーホールと固定されているので、定時退社できれば無理なく行けます。他のオーケストラと比べてその点はとても良いのですが、3月~6月まですでに7つのいろいろな演奏会のチケットを確保してしまったので、予算オーバー・・・。
さて。
《鄙歌》・・・なんと読むのでしょう(^^;。「ひなうた」と読むようです。広辞苑によれば「いなかでうたわれる流行歌。民謡。」とあります。
とはいえ、民謡をオーケストラ用にアレンジしましたというような感じではなく、オーケストラ曲の中に、大太鼓、束ねた土鈴、櫓太鼓、四つ竹、木魚、締太鼓、桶胴という和楽器(どれがどれやら(^^;)の音が溶け込んで、田舎の風景が浮かんでくるような曲でした。
次は。
《奥の細道》・・・4句をとった作品。それぞれ
第1楽章「行く春や 鳥啼き魚の目は泪」
第2楽章「風流の 初やおくの田植うた」
第3楽章「夏草や 兵どもが夢の跡」
第4楽章「閑さや 岩にしみ入蝉の声」
によるものだそうです。
第一楽章の出だしは、いかにも現代音楽的な不協和音、という感じがしたのですが、いつの間にやらそんな印象は消えて、とても穏やかな、瞑想をしているかのような気分になりました。
俳句の風景を音で表現しているのではなく、人がその句から感じる深遠さみたいなものを表現しているということなんだと思います。
演奏後、作曲された湯浅さんが客席からステージに上がり、万雷の拍手を受けていました。この方、私と同じ福島県のご出身なのですね。この《奥の細道》は、福島中央テレビ開局25周年記念委嘱作品とのことです。
休憩はさんで。
ブラームスの第4番は、、、なんだか今日の演目の中では最後のオマケみたいな感じがしないでもないです(^^;。
この曲は、私には何かこう消化不良みたいなところがあります。各楽章が独立していてつながっていかない感じというか。
第1楽章のとても印象的な出だしで惹きつけられて入口を入ったはいいけど、そこから先は奥深さが垣間見えるのだけれど、どう歩いたらいいか明快ではないというか。
たとえば、ブラームスの第1番であれば、素人にはわからない奥深さもあると思うのですが、素人でもわかるところはわかるようになってる気がします。第4番はそういうのをあえて抑えて作られているような気がします。
今回の演奏では、途中、無限ループの時間の輪に陥ったかのような感じがしました。寝てたわけじゃないですよ(^^;。同じ主題の繰り返しに飽きたという感じでもないです。
10分ちょっとで終わるはずの楽章を数時間聴いているかのような感覚でした。
こんな演奏を聴いてしまうと、2010年3月以降の定期会員、また入りたくなってしまうなぁ…どうしよう。
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・「奥の細道」
交響楽団たんぽぽ
第6回演奏会
2010年1月16日(土)14:00開演
新宿文化センター 大ホール
指揮:藤田淳平
・チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調
・ショパン/ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ピアノ:三浦友理枝
・(アンコール)
アルトゥーロ・マルケス/ダンソン第2番 with 篳篥(ひちりき)
交響楽団たんぽぽは、4回目です。勤め先に団員の方がいて、演奏会の案内をいただいています。
バイオリン&クラシック系ブログをこちらに移す前の、過去の感想にリンクしておきます。
毎回、良い意味で印象に残る"たんぽぽらしい"演奏を聴かせてくれます。
特に弦のレベルが高いので、聴いていて安心感があります。
今回は、開演前にロビーでミニ演奏会がありました。曲目メモするの忘れてしまった。
管楽器だけのアンサンブルと、弦楽六重奏曲でした。
本番の演奏は、チャイコフスキーの第5番のほうが先。小曲をやって協奏曲をやって交響曲をやる、というのが普通の順番だと思いますが、ソリストがプロの方なので協奏曲のほうがメインということなのでしょう。
そのチャイコフスキーの第5番。ひとことで言うと、シャープな切れのある若々しい5番でした。
第一楽章の出だしからこれはいい演奏になるという予感がしたのですが、最後まで集中力が切れることがない素晴らしい演奏でした。
第三楽章まではあまり冒険せずに進ませておいて、第四楽章で思い切りいくぞぉっとばかりにテンポの変化を大きくとるところは、たんぽぽらしいと思いました。
ショパンのピアノ協奏曲第2番は、、、ピアノ曲に疎い私には比較対象がないのですが(^^;、ソリストとオケのバランスがとても良かったと思いました。
三浦友理枝さんは、Webサイトの写真以上に可愛い方でした(^^;。
アンコール曲は、聴いてことのない曲でしたが、太鼓やら篳篥やら、騒々しくも楽しい曲でした。
ピアノの三浦さんも参加していたのですが、楽譜を懸命に見ながら演奏している姿勢が、なんだか初々しかったです。
帰宅してから、なんだか気分が乗ってしまって、3時間半くらいバイオリンを弾いてしまいました・・・実は今日のレッスンの宿題を全然やっていなかったから・・・というのは内緒です(^^;。
日本フィルハーモニー交響楽団
第616回定期演奏会
2009年12月4日(金)19:00開演
サントリーホール
指揮:イルジー・ビェロフラーヴェク
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
ブルックナーの交響曲は、好きな人はえらくはまっていたりしますが、私は曲が長くて眠くなる(^^;という印象です。
マーラーも曲が長くて眠くはなるのですが、まだ感情移入しやすい・・・マーラーの曲に対してと同じように感情移入をしようとしても、ブルックナーの曲ではうまくいきません。この違いは何かなーと思っていました。
今回、ブルックナーの5番を初めてまともに最初から最後まで聴いて、その手がかりをつかんだ気がしました。マーラーが人生の苦悩を表現しているのに対して、ブルックナーは神へ献上する構造物そのものなのかもしれないと感じたのです。
スタートレックで言えば(^^;、マーラーがカークで、ブルックナーがスポック。
今は100%バルカンとまではいかないけれど、このままブルックナーの曲の方向性を追求していくと、いつかはバルカン星の音楽になるのではないか・・・。
そんな感じ。
■Amazonで検索
荻窪音楽祭
第20回記念公演
炎のコバケン&日本フィル
日本フィルハーモニー交響楽団
2009年11月21日(土)15:00開演
杉並公会堂 大ホール
指揮:小林研一郎
■第1部 〜日本フィルの名手とともに〜
W.A.モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
<<クラリネット・伊藤寛隆>>
W.A.モーツァルト:クラリネット協奏曲第2楽章
C.M.ウェーバー:クラリネット五重奏曲より
<<ホルン・福川伸陽>>
C.サン=サーンス:演奏会用小品
シャブリエ:ラルゲット
<<ヴァイオリン・木野雅之>>
J.マスネ:タイスの瞑想曲
P.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
■第2部 〜オーケストラ名曲の花束〜
G.ビゼー:「アルルの女」第2組曲
パストラール/間奏曲/メヌエット/ファランドール
P.I.チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」
特別出演:
五十嵐清(指導)
都立杉並高等学校吹奏楽部(バンダ)
第1部は、日本フィルの中でも“名手”の方がソリストとなっての演奏。
クラリネットやホルンのそうした演奏はなかなか聴けるものではないので、曲は知りませんでしたが面白かったです。逆に、ヴァイオリンはメジャーな曲で、十分楽しめました。
日頃いっしょにやっているわけなので、ソリストとオーケストラの相性はばっちりでした。
第2部は、コバケンの“炎”企画というような選曲(^_^;。
ファランドールは生で聴いてみたかった曲なので、嬉しかったです。
1812年は、終盤の管楽器ががーんと勝利のおたけびをあげるところで、2階席の後ろに並んだ杉並高校吹奏楽部の皆さんがド迫力の演奏を聴かせてくれました。
私は1階席の真ん中あたりだったのですが、天井から音がぐわーっと降りてくる感覚に酔いました。
アンコールはなんと、コバケンの粋なはからいで、この高校生諸君が入るところからもう一度。いや、確かに、もう一度聴く価値はあったと思います。素晴らしい演奏でした。
会場を出ると、杉並公会堂のクリスマスツリー点灯式が始まりました。
サンタ姿の皆さん(PTAの方々だそうです)のハンドベル演奏のあと、ツリーが華やかな光をまといました。
日本フィルハーモニー交響楽団
第615回定期演奏会
2009年11月13日(金)19:00開演
サントリーホール
指揮:マルティン・ジークハルト
ベートーヴェン
:序曲『コリオラン』 op.62
:交響曲第4番 変ロ長調 op.60
:交響曲第5番 ハ短調 op.67 「運命」
「コリオラン」・・・昔、初めてこの曲を聴いた時に「コラリオン」と覚えてしまったので、いまだに間違えてしまいます。
それはさておき。
今日の日本フィルの演奏は、コリオラン、第4番とだんだんと良くなって行く感じで、第5番は感動しました。
実のところ、コリオラン序曲を聴くのは20年振りくらいで、頭の中ではレオノーレとか他の序曲とごちゃ混ぜになっています。第4番も、あれ?こんな演奏が難しげな曲だっけ?という感じで。
第5番「運命」は、さすがに覚えてました(^^;。第1楽章があまりに有名すぎますが、第2楽章も、区切りのない第3楽章〜第4楽章も、素晴らしい曲だと思っています。
だから、まぁ、だんだん良くなって行く感じというのは、私の側の問題かもしれません(^^;。
ただ、今日の演目は、コリオランも第4番も第5番第1〜3楽章も、すべて第5番第4楽章のためにあったのではないかと、そんな感じを持ったのは確かです。
第5番だけでみれば、第1楽章は淡々としていたし、第2楽章、第3楽章もダイナミック感は抑え気味だったのに、第4楽章は繊細さを維持しながらもリミッターを外したかのような迫力とドライブ感がありました。
聴衆も演奏者自身も勝利の響きの中に包み込まれるような演奏でした。拍手が弱まることなく続いてました。
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シンシナティ交響楽団
2009年11月1日(日)14:00開演
サントリーホール
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
・バーンスタイン:『キャンディード』序曲
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
ヴァイオリン:庄司紗矢香
・ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 B178 「新世界より」
サンクトペテルブルク・フィルと庄司紗矢香の競演から、もう1年になるんですねぇ。
そのときの感想は、このブログに分離する前のものになります。自分でもバイオリン始めるとは。
それはともかく。
シンシナティ交響楽団。初めて聴きましたが、明るい音で、切れが良くて、素晴らしかったです。
華やかとか、元気とか、若々しいとか、・・・というのとはちょっと違います。上手く言えませんが、1曲目の「キャンディード」序曲(テレビ朝日の「題名のない音楽会」のテーマ曲)で、音がきれいに揃っているのを感じて、このオーケストラが好きになりました。
「キャンディード」序曲の演奏中、この指揮者とオーケストラで「ラプソディ・イン・ブルー」聴きたい!
と思っていたら、なんと別の日の演目にありました。11/3はいろいろ用事があるけど、11/4・・・当日券あるかな、あっても会社早引けできるかな(当日券買おうと思うと早引けしないと間に合わない・・・数年前プラッソン/パリ管のときにやりましたが、売り切れまであまり余裕はなかった)。
お目当ての庄司紗矢香のシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、正直、よくわかりませんでした。悪かったという意味ではありません。
予習はいちおうしました。昔ジャケ買いしてしまった(^^;諏訪内晶子盤、そして、庄司紗矢香が理想としていると最近知ったジネット・ヌヴー盤です。
ヌヴー盤を聴いてしまうと、もう諏訪内盤には戻れない・・・という感覚まではつかめたのですが、じゃ、今日の庄司紗矢香はどうよ、と言われると、よくわからんのです。
プログラムのインタビューによれば、「パガニーニ・コンクールのときに一度詰めた曲でもあるので、時間を置きながら演奏するといった感じです。そうした寝かせる時間も大切ですから」とあるので、数年後にはまた聴く機会がくると思います。そのときには、自分の中にこの曲のイメージを持って聴けるようになりたいと思います。
アンコール曲は、J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番から「シチリエンヌ」。これはきれいな演奏でした。ヨアヒムも良い音だったけどレカミエも良い音・・・などと、違いもわからないのに思ってみるだけなら自由(^^;。
「新世界より」は、オーケストラの明るさや切れの良さが存分に発揮されていたと思います。速いテンポのところはもちろん、思い切り緩いテンポでも、長い「間」のあとでも、音がすっと揃って聞こえてくる心地よさがありました。
「新世界より」なんてCDですらもう10年以上まともに聴いていないはずなのに、頭の中に次のメロディが浮かんできます。こういう曲を増やしていきたいです。シベリウスのヴァイオリン協奏曲もそうなりたいです。
「新世界より」の演奏中、この指揮者とオーケストラで「惑星」を聴きたい!
と思いました。今まで気づきませんでしたが、「新世界より」に「惑星」と似たようなハーモニーを感じました。
これは、今回の日本公演の演目にはありませんが、「惑星」と「青少年のための管弦楽入門」がセットになったCDが出ていました。あ、「新世界より」もあった。
んー、どちらもいくつか処分して、今調べてみたら2枚ずつ残してますが・・・増やすのもなぁ。
アンコール曲は、
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ブラームス:ハンガリー舞曲第6番
シベリウス:悲しきワルツ
これまた気持ち良い演奏ばかりでした。
日本フィルハーモニー交響楽団
第614回定期演奏会
2009年10月23日(金)19:00開演
サントリーホール
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
チャイコフスキー:幻想的序曲『ハムレット』 op.67
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K595
ピアノ:田村響
プロコフィエフ:交響曲第3番 ハ短調 op.44〜オペラ『炎の天使』による
アンコール曲:
プロコフィエフ:バレエ音楽「シンデレラ」〜シンデレラワルツ
少しは“知っている曲”を増やしたいなぁという気持ちから、日本フィルの9月〜1月の定期会員になりました。
日本フィルを選んだのは値段です(^^;。普通に買えば7,000円のS席が4,400円。昨シーズンと比べて値下げされました。
しかし、9月は仕事で行けず。なんだかんだとコンサートに行くこと自体3ヶ月ぶりです。
今回はナクソスでの予習もしなかった(今、予習はシベリウスのバイオリン協奏曲のみ(^^;)ので、いきなりプロコフィエフの交響曲なんてついていけるだろうかという不安があったのですが、いや、えらい迫力に巻き込まれてしまいました(前から4番目の席だし)。
日本フィルは比較的地味な印象だったので、こんなダイナミックな演奏が聴けるとは思ってもみませんでした。
指揮者か、そうだ、指揮者が違う。。。ラザレフという名前は知っていましたが、聴くのは初めて。検索してみると、あちこちに今日の演奏で感じたようなことが異口同音に書いてありました。
1月までのコンサートでは会えませんが、また機会があったら、ラザレフ指揮のコンサートへ行ってみたいなと思います。
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2009年7月25日(土)19:00開演
サントリーホール
指揮:秋山和慶
演奏:東京交響楽団
チャイコフスキー
ロココの主題による変奏曲 op.33
チェロ:辻本玲
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ヴァイオリン:鍵冨弦太郎
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
ピアノ:清水和音
ロココの主題による変奏曲は、悪くなかったです。きれいな演奏でした。チェロ曲はチャイコフスキーに限らずなぜか眠くなることが多くて、今回もちょっと寝ました・・・。
ヴァイオリン協奏曲は、演奏の良し悪しと言うより、私の頭の中の音と合いませんでした。テンポの違いや音のため方の違いなら楽しめるのですが、んー、弓の使い方なのかなぁ、自分でもよくわかりませんが。
ピアノ協奏曲第1番は、良かったです。拍手もいちばん多かったです。ソリストの知名度の差もあるでしょうけど、それだけではなかったと思います。
ステージ真横の2階席だったのですが、秋山和慶の指揮がとてもきめ細かくて、指揮棒が生きているかのようでした。
東京交響楽団の演奏も安定感がありました。ソリストとバランス良くかみあっていたと思います。
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オーケストラ・ルゼル
第6回演奏会
2009年7月20日(祝)14:00開演
練馬文化センター 大ホール
指揮:河原 哲也
バッハ(ウェーベルン編):6声のリチェルカーレ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調
ピアノ:原田絵里香
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調
前日の体調不良から回復したので、コンサートへ出かけました。
オーケストラ・ルゼルは、2年半ぶり。前回はビブラートをかけない奏法で印象深かったバロック音楽のコンサートでした。
今回も、バッハはビブラートなし、ベートーヴェンはピアノに気をとられていて不明(^^;、ブラームスはビブラートかけてました。
そう、ベートーヴェンのピアノ協奏曲は、とても良かったです。ピアニストを招いての演奏ということで、オーケストラ全体にいい意味での緊張感があって(きっと練習も懸命になったに違いない)、質の高い演奏だったと思います。
曲順は前後しますが、バッハは・・・うーん、いちおうナクソス・ミュージック・ライブラリーで予習はしてたのですが、まだ、よくわからないのが正直なところ。
ブラームスは、第2番らしく、のびのびとしていたと思います。特に、木管楽器がぴったり揃っていて気持ちが良かったです。あとは・・・実は1stバイオリンの2列目の女性の方の弓の動かし方がとてもきれいで、それに見とれていて気がついたら最終楽章でした(^^;。
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