交響楽団たんぽぽ 第11回演奏会
日時:2015年1月10日(土) 開演 14:00
場所:杉並公会堂
指揮: 藤田 淳平
曲目:
ビゼー 組曲「カルメン」「アルルの女」
チャイコフスキー 交響曲第4番
途中何回か欠けてはいるけど、縁あって2005年の第2回から聴き続けているアマオケです。
知ってる曲であれば、これほど聴いてて楽しいオケはないと思います。年々、演奏の質が上がっていて、単にアマらしい面白い演奏というだけじゃない、良い意味での「たんぽぽらしい」演奏に磨きがかかってきています。
今回は、「カルメン」演奏が始まってしばらくは音がもやっとしてたのですが、しだいに緊張が解けてきたのか、コンマスソロが入ったあたりから音が澄んできて、「アルルの女」では華やかさが出てきました。
チャイ4も、2010年の第6回でのチャイ5の感想に書いた、
> 第三楽章まではあまり冒険せずに進ませておいて、第四楽章で思い切りいくぞぉっとばかりにテンポの変化を大きくとるところは、たんぽぽらしいと思いました。
という流れではあったのですが、今回は各楽章で、繰り返しのフレーズが出てくると2回目をエコーっぽく徹底してたのが印象的でした。
それからトランペットが圧倒的に響いてました。僕は編成のことはよくわからないのですが、トランペットは5人いた気がします。調べてみるとTpは2なので、これは意図的に厚くしてるのかな。
ただ、曲のラストでテンポを思い切り変えたところまでは良かったけど、最後の最後で崩壊しちゃった感が残念でした。あれをぎりぎりで耐えてくれたら、僕の中でチャイ4史上最高の演奏になったのになぁ。
僕のチャイ4聴く時のポイントは「崩壊寸前の綱渡り」なのです(^^;
さらに、アンコール曲がすごかった。初めて聴いた曲ですが、
バラキレフ「3つのロシアの主題による序曲」
参考)http://ml.naxos.jp/work/1864864
こういった「主題が同じ曲の聴き比べプログラム」を、たんぽぽならではの解釈で、毎回やってくれないかなぁ(^^;
今回は、今までの中で一番「たんぽぽらしさ」を堪能できた気がします。演奏会の最初から終わりまで、わくわくしながら聴いていました。
“たんぽぽサウンド”と呼んでいいかもしれない(^^)
プロオケで言えば、フィラデルフィア管・・・そう思いついただけで、フィラデルフィア・サウンドを知ってるわけではないのですが^^;。
いただいたプログラムに「もし、たんぽぽのチャイ4が気に入ったという方はCD/DVD/ブルーレイも製作しておりますのでお問い合わせ下さい。」とあったけど、前回第10回のソリストアンコールの「パッサカリア」とのカップリングで・・・とか(^^;
次回、12月も楽しみです。
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