ウィーン交響楽団
2013年5月13日(月) 19:00開演
サントリーホール
指揮:大野和士
出演:庄司紗矢香(Vn)
■モーツァルト:オペラ『フィガロの結婚』 序曲
音が違う。今まで聴いたどのオケとも違う。
どこがどう違うのか・・・端正では正しすぎ、端麗では麗しすぎ、、、うまい言葉が見つかりませんでした。
最近オーケストラあまり聴いてなかったところに超一流オケだから、単なる錯覚かも・・・とこの時点では思っていました。
■ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
3大とも4大とも言われるヴァイオリン協奏曲のうちのひとつですが、この曲について、初めて「いい曲だなぁ」と感じました。実はこれまでそんなふうに感じたことはなかったのです。
この日もあまり期待していませんでした。なにせ、庄司紗矢香なのにS席ではなく2階席後ろのA席という(^^;
しかし、前プロで感じたオーケストラの音と相まって、とても心地よい演奏。
それは自分が歳をとったからかもしれないけれど(^^;
アンコール曲は、マックス・レーガーの無伴奏プレリュード ト短調。
CDに入ってる曲かな?
■ブラームス:交響曲第4番
休憩をはさんで、ブラ4。ステージから遠いにもかかわらず高い解像度で迫ってきました。
やっぱり音が違う。きれい、力強い、繊細、いろいろな表情の変化がありながら、でもこのオケにしかない何かをずーっとまとっています。
それはたとえば、バッハよりはヘンデルが似合う、マーラーよりはブルックナーが似合う。でも「神」のような冷たさではなく、確かに血が通っている。
拍手をしながら、結局うまい言葉が見つからなかったなーと思っていました。
そして、アンコール曲が・・・J.シュトラウスⅡ ワルツ『春の声』・・・あ、わかった!!このオーケストラの音はウインナワルツの音なんだ!
その後も2回、トリッチ・トラッチ・ポルカ、『雷鳴と稲妻』で、計3曲も拍手に応えてくれました。
いろいろな発見があって、とても楽しい演奏会でした(^^)
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