チャイコン週末:日曜日
サンクトぺテルブルグフィルハーモニー交響楽団
2014年1月26(日)開場13:20/開演14:00
横浜みなとみらいホール 大ホール
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ヴァイオリン:庄司紗矢香
指揮:テミルカーノフ
庄司紗矢香&テルミカーノフ/サンクトペテルブルグフィルの組み合わせは、
2008年11月チャイコフスキー(3回聴いた^^;)
2011年11月メンデルスゾーン
以来となります。
2008年の時にブログで
> また何年か先に、庄司紗矢香の演奏でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きたいです。その時にこの2008年11月の演奏に受けた印象と、比べることができたらいいなと思います。
と書いていました。
しかし・・・比べようがないほど、圧倒的に今回のほうが良かったです。
2008年の時は、当時のプロフィールによれば楽器は「ヨアヒム」でした。取って食われるんじゃないかというパワーのある楽器で、オケとまともに張り合うような迫力のある演奏でした。
2009年の8月のNHK「トップランナー」に出た時には、楽器が変わってコミュニケーションを取り始めたというようなことを語られてました。その「レカミエ」の音は繊細。
その後、シベリウス、モーツァルト、プロコフィエフ、メンデルスゾーン(上に書いた2011年11月)、ベートーヴェン・・・と聴いてきて、「レカミエ」って協奏曲には向いてないんじゃないだろうか、と思っていました。実際、室内楽やソナタを聴くとぴったりくるのです。
変わったのを感じたのは、昨年5月のブラームスの協奏曲かな。この曲について、初めて「いい曲だなぁ」と感じさせてもらえたくらい、素晴らしい演奏でした。
そして今回。
「ヨアヒム」のようなパワーは感じないのに迫力を感じるのは、とてつもないシャープさ。そこに、ジャンルカ・カシオーリとのベートーヴェンのソナタでも魅せた1音1音に対する繊細さが加わって、今まで聴いたことのない領域の演奏になったように思います。
「レカミエ」でのひとつの到達点ではないだろうか・・・すみません、かっこつけて書きました(^^;
ソリストアンコール曲は、パガニーニ:「虚ろな心」の主題による変奏曲よりテーマ、でした。確か、その昔「情熱大陸」でちょろっと弾いてみせた曲です。楽しかった(^^)
休憩は20分あったんですけど、庄司紗矢香の余韻を引きずってしまって、「展覧会の絵」は全く覚えていません(^^; 余韻にひたるには贅沢すぎたかも(^^)
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「チャイコン週末:日曜日/サンクトぺテルブルグフィル/庄司紗矢香」が良いなと思ってくださいましたら、
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