ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団
日時 2017年12月6日(水) 19:00 開演
会場 サントリーホール
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
ヴァイオリン:庄司紗矢香
マリインスキー歌劇場管弦楽団
曲目
リムスキー=コルサコフ:組曲「金鶏」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
お目当ては、ショスタコーヴィチの協奏曲。
ソリストとオーケストラの音がぴったりはまり、また、カデンツァも圧巻で、想像していた以上の素晴らしい演奏でした。
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲をいいなと感じる日がこようとは(笑)
ゲルギエフ/マリインスキー歌劇場管弦楽団は今回初めて生演奏を聴きました。
緻密で正確で、しかし、決して淡々とはしていない、全体でひとつのアコースティック楽器であるかのような印象でした。
一方、庄司紗矢香のコンチェルトを聴いたのは、2014年1月のテルミカーノフ/サンクトぺテルブルグ・フィルでのチャイコフスキー以来かなと思います。それ以降、2014年4月のプレスラーとのデュオ・リサイタル、2016年5月のラフォルジュルネでのVivaldi Recomposed by Richter、2016年6月の無伴奏ヴァイオリン・リサイタルと、いろいろな庄司紗矢香があり、聴くたびに驚かされてきました。
そして今回、庄司紗矢香にはオケも指揮者も聴衆もすべてを支配下に置くかのような、今までにない凄みがありました。
さらに、ソリストアンコール曲(すでにサントリーホールのホームページに載っているのですが、まだツアー中ですし、ここでは曲名は控えます)が、これまでにない、とてつもなく澄んだ音色で、さらなる驚きが。
音楽評論家の長木さんという方がプログラムの中で庄司紗矢香について「上書きされていく才能」ということを書かれてましたが、まさに、まさに。
これからも彼女の演奏を聴くのが楽しみです。
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「庄司紗矢香/ゲルギエフ/マリインスキー歌劇場管弦楽団@サントリーホール」が良いなと思ってくださいましたら、
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