クァルテット・ウィークエンド 2018 - 2019
オイストラフ弦楽四重奏団
2018年10月14日(日) 14:00開演
第一生命ホール
オイストラフ弦楽四重奏団
アンドレイ・バラノフ(第1ヴァイオリン)
ロディオン・ペトロフ(第2ヴァイオリン)
フェドル・ベルーギン(ヴィオラ)
アレクセイ・ジーリン(チェロ)
ハイドン:弦楽四重奏曲 第38番 変ホ長調 Op.33-2 Hob.III:38 「冗談」
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
加藤昌則:There is ...., There was ...~Drawing notes of the memory for String Quartet(新作)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op.80
第一生命ホールは、2013年3月9日にオライオン弦楽四重奏団を聴いて以来だと思うのですが、ブログに感想を書き忘れてるようです。。。
さて、オイストラフ弦楽四重奏団。
http://www.oistrakhquartet.com/
写真は演奏会チラシからですが、左から、ストバイ、チェロ、セコバイ、ヴィオラ。
ファーストヴァイオリンは、なんとなく顔の輪郭がオイストラフ(写真でしか知らないけど)に似ているバラノフさん、
セカンドヴァイオリンは、職人さんのようなオーラをまとったペトロフさん、
ヴィオラは、金髪の貴公子っぽいベルーギンさん、
チェロは、横から演奏の姿を見てると、ケルヴィン・タイムライン(スタートレック)のスコッティのような印象を受けたんだけど、正面からはそうでもないジーリンさん、
・・・というメンバーです(笑)
まじめなメンバー紹介は、
http://www.concert.co.jp/artist/davidoistrakh_quartet/
が詳しいかな。
1曲目のハイドンからして、とても躍動感があって、聴いてるこちらも思わずウフフとなってしまうような演奏でした。
続くショスタコーヴィチは、聴いていて心地よい曲ではないのですけれど、異様なほど4人の縦の線がブレないせいか、不快な印象が全く出てきません。
休憩を挟んでの加藤昌則の新作。題名の意味は「今ある、かつてあった」(とプログラムパンフに書いてある)。ダイナミックな演奏に時空を駆け抜けるイメージが重なりました。
そして、メンデルスゾーン。ショスタコーヴィチとは別の、悲痛感に貫かれた曲ですが、感情に流されすぎない解像度の高い演奏でした。
アンコールは、
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
チャイコフスキー:甘い夢
個々の持つ豊かな表現力よりも、精緻なアンサンブルの印象が強く残った演奏会でした。
中でも2ndVnのペトロフさんは、これぞセコバイではないか♪
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