武本秀美 ヴィオラ リサイタル
9月29日(土)@キリスト品川教会 グローリア・チャペル
武本秀美(Viola)
古川まりこ(Piano)
長谷川信久(Contrabass)
ハイドン:ディベルティメント
ベートーヴェン:2つのオブリガート眼鏡付きの二重奏曲
グリエール:子守歌
エネスク:演奏会用小品
コダーイ:アダージョ
ヒンデミット:ソナタ 1939
骨折入院中のカミさんにリハビリ兼ねた外出許可が出まして、その付き添いの合間を縫って、武本先生のリサイタルを聴きに行きました。
ちょっと疲れがたまってたところ、先生の豊かな音楽で、気持ちに充電ができました。
ハイドンは、「ディベルティメントって楽しい」ということを実感できました。
ベートーヴェンとグリエールの2曲は、ヴィオラとコントラバスという珍しい編成。ベートーヴェンの眼鏡付きは、お約束(?)どおり、お2人とも眼鏡をかけての演奏でした(^^;
教会の礼拝堂にコントラバスって、低音がもわもわしないかなと心配でしたが、パイプオルガンが設置してあるところということもあってか、とてもバランス良く感じました。
先生のリサイタルでは、これまでにもクラークやボウエンなどのヴィオラのために書かれた曲を味わったのですが、今回もまた、エネスクはまさにヴィオラとピアノのための曲、コダーイは音源探すとチェロとピアノのものが多いのですが、当初ヴィオラとピアノのために書かれたもの。だんだんと時代が新しくなって、最後にヒンデミット。ヴィオラ曲といえばヒンデミット。
ヴィオラ独特の音色の幅広さ、面白さは、ヴィオラを知っている作曲家がヴィオラのために書いた曲でこそ。そういう曲を書いたのは新しい時代の作曲家が多いので、弾くのも聴くのも難易度が高めです。
先生の演奏は、生意気を言えば、そうした難しさは感じさせないで、ヴィオラっていいなぁ、ヴィオラを弾きたいなぁと、いう気持ちが自然にわいてくるような演奏でした。
メモ:グリエール
プログラムの曲紹介に、ヴァイオリンとチェロのための曲をフランク・プロトという作曲家がヴィオラとコントラバス用に書き換えた、とありました。帰宅してから調べてみると「ヴァイオリンとチェロのための8つの二重奏曲Op.39」のようです。これは、ちと、将来弾きたい曲のカテゴリーに入れとこうかな、と思います(^^)
ついでにヴァイオリン曲の「12のやさしい小品 op.45」というのも発見。ほんとにやさしいのかのぅ・・・。
また楽譜が増えるかもしれない(^^;
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