46歳からのバイオリン練習日記 のんびり楽しく。
バイオリンレッスン開始から日です。

日本フィル第617回定演

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日本フィルハーモニー交響楽団
第617回定期演奏会
2010年1月29日(金)19:00開演
サントリーホール
指揮:飯守泰次郎

小山清茂/管弦楽のための《鄙歌》第2番
湯浅譲二/交響組曲《奥の細道》
ブラームス/交響曲第4番

 

日本フィルの9月〜1月半期定期会員として最後の演奏会です。

曲目が、邦人作品で、めったに聴くことがないであろう作品が2曲。こうした曲を聴く機会が得られるのも、定期会員になって毎回聴きに行くようにしたからこそ、です。

と言いつつ・・・2010年3月以降の定期会員は、まだ申し込んでいません(^^;。
金曜日19時サントリーホールと固定されているので、定時退社できれば無理なく行けます。他のオーケストラと比べてその点はとても良いのですが、3月~6月まですでに7つのいろいろな演奏会のチケットを確保してしまったので、予算オーバー・・・。

さて。

《鄙歌》・・・なんと読むのでしょう(^^;。「ひなうた」と読むようです。広辞苑によれば「いなかでうたわれる流行歌。民謡。」とあります。

とはいえ、民謡をオーケストラ用にアレンジしましたというような感じではなく、オーケストラ曲の中に、大太鼓、束ねた土鈴、櫓太鼓、四つ竹、木魚、締太鼓、桶胴という和楽器(どれがどれやら(^^;)の音が溶け込んで、田舎の風景が浮かんでくるような曲でした。

次は。

《奥の細道》・・・4句をとった作品。それぞれ
 第1楽章「行く春や 鳥啼き魚の目は泪」 
 第2楽章「風流の 初やおくの田植うた」
 第3楽章「夏草や 兵どもが夢の跡」
 第4楽章「閑さや 岩にしみ入蝉の声」
によるものだそうです。

第一楽章の出だしは、いかにも現代音楽的な不協和音、という感じがしたのですが、いつの間にやらそんな印象は消えて、とても穏やかな、瞑想をしているかのような気分になりました。

俳句の風景を音で表現しているのではなく、人がその句から感じる深遠さみたいなものを表現しているということなんだと思います。

演奏後、作曲された湯浅さんが客席からステージに上がり、万雷の拍手を受けていました。この方、私と同じ福島県のご出身なのですね。この《奥の細道》は、福島中央テレビ開局25周年記念委嘱作品とのことです。

休憩はさんで。 

ブラームスの第4番は、、、なんだか今日の演目の中では最後のオマケみたいな感じがしないでもないです(^^;。

この曲は、私には何かこう消化不良みたいなところがあります。各楽章が独立していてつながっていかない感じというか。
第1楽章のとても印象的な出だしで惹きつけられて入口を入ったはいいけど、そこから先は奥深さが垣間見えるのだけれど、どう歩いたらいいか明快ではないというか。

たとえば、ブラームスの第1番であれば、素人にはわからない奥深さもあると思うのですが、素人でもわかるところはわかるようになってる気がします。第4番はそういうのをあえて抑えて作られているような気がします。

今回の演奏では、途中、無限ループの時間の輪に陥ったかのような感じがしました。寝てたわけじゃないですよ(^^;。同じ主題の繰り返しに飽きたという感じでもないです。
10分ちょっとで終わるはずの楽章を数時間聴いているかのような感覚でした。

こんな演奏を聴いてしまうと、2010年3月以降の定期会員、また入りたくなってしまうなぁ…どうしよう。

 

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このページは、SLANが2010年1月30日 11:51に書いた記事です。

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