クァルテット・ウィークエンド 2018 - 2019
ウェールズ弦楽四重奏団
2018年11月24日(土) 14:00開演
第一生命ホール
ウェールズ弦楽四重奏団
﨑谷直人(ヴァイオリン)
三原久遠(ヴァイオリン)
横溝耕一(ヴィオラ)
富岡廉太郎(チェロ)
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K421
ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
シューベルト:弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 Op.161 D887
ウェールズ弦楽四重奏団、タワーレコードのプロフィールによれば、
https://tower.jp/artist/2428598
・2006年に桐朋学園大学の学生、崎谷直人、三原久遠、横溝耕一、富岡廉太郎の4名で結成。
とあるのですが、公式サイトによれば、
http://verusquartet.net/profile-jpn
「桐朋学園の学生により2006年に結成。」ではあるのだけれど、メンバー4人のうち1人は「09年ウェールズ弦楽四重奏団に加入。」のようです。
それはともかく。
写真は演奏会チラシから。左から、ストバイ、ヴィオラ、チェロ、セコバイ。
モーツァルト:モーツァルトの数少ない短調の曲。緊張感を保った演奏だったと思います。
ちなみに、Wikipediaなど「6曲の中の唯一の短調」と書かれたものはいくつか読んだことがありましたが、このプログラムでは「6曲の曲集に短調作品を1曲含める伝統」とあって、そうなんだと。
ウェーベルン:初めて聴いた曲。とても高い集中力を感じる躍動感のある演奏で、難しい曲のはずなのにとても楽しかったです。
プログラムに、ウェーベルンは非常に高度な法則に基づく凝縮した内容のミニアチュール音楽に傾倒し、この作品はその代表例とありましたが、なるほど、この凝縮の密度と時間の短さが絶妙でした。もし時間が長かったら弾く方も聴く方ももたないな(^^;
休憩をはさんでのシューベルト:長い曲ですが、前の2曲でも感じた緊張感、集中力で、長さを感じさせない演奏でした。
この独特の緊張感こそが、ウェールズ弦楽四重奏団の特徴なのかも。
アンコールは、モーツァルト:ディヴェルティメントK138より第2楽章。こんなリラックスできる優しい曲にも、その独特の緊張感による芯があって、それが安心感につながっているのではないかなぁと、思いました。
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「ウェールズ弦楽四重奏団」が良いなと思ってくださいましたら、
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