庄司紗矢香 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル
2016年6月7日(火) 19:00開演
紀尾井ホール
ゆっくり書いてる時間がなさそうなのでメモです。
紀尾井ホールでの庄司紗矢香は2回目、
2階席、奏者のほぼ真横。
■J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542
(J-F. ヌーブルジェ編)
最初の音からゾクゾクっときました。元のオルガン曲をもっと予習していけばよかった。とてももったいないことをした気がします。
■B.バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
バルトークの無伴奏の生演奏は、というか、曲そのものを初めてまともに聴きました。とんでもなく難しい曲なのですが、バッハっぽいような印象が。
帰宅してWikipediaを見たら“この曲はバッハへのオマージュ的な要素を強く感じさせる。”とあって、なるほどやはりそうなのかと。
■休憩:皇后さまがお見えになりました。
数年前、サントリーホールでもあったなぁ。
■細川俊夫:ヴァイオリン独奏のための「エクスタシス」(脱自)《委嘱作品・世界初演》
和楽器のような音色で、奏者の周りで能の舞を見ているかのようでした(ちなみに、僕は能を生では見たことはないので、そういうイメージだけですが)。
作曲者本人の解説に“ヴァイオリンを独奏する庄司紗矢香の姿は、私にとって「巫女:の姿である。”とあって、巫女舞かと(ちなみに、僕は御子舞を生では以下略)。
■J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
庄司紗矢香は、カシオーリとのベートーヴェン・ソナタでも、プレスラーとのブラームス・ソナタでも、1音1音を磨き上げたフレーズがとても印象的でした。今日のバッハの無伴奏は、まさにそうした音による演奏でした。
まっすぐ伸ばさずに、後ろ半分をほんの少し<>をつけた最後の1音だけは、ずっと覚えていたいと思います。
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