今回は、発表会本番に合わせて、椅子に座ってのレッスンでした。
椅子を出していただいたり譜面台の高さを合わせたりしながら、先日の空音舎2ndSounds発表会の演奏動画の感想を伺いました。
それほど悪い音ではなく、たとえばユーモレスクの大きく3つの音楽の違いは出せていたようです。
ただ、今回は4の指の音が全部低いというご指摘が。ヴァイオリンとヴィオラの持ち替え、理屈じゃなく感覚的にようやくつかめてきた気がしているのですが、ヴィオラのファーストポジションの4の指って、けっこう遠いので、その間隔の感覚を意識しなくては。
こちらの感想としては、弾いてるときはもっとガッと弾いてたつもりなのに、録音ではそう聴こえないということを。そこからヴァイオリンとヴィオラの違いの話になって楽しかったです。
ヴィオラのほうが音が遅れて出てくるという感覚は、自分ではまだわからないのですが、どこかで気づけたら、その時はヴァイオリンの音も良い方向に変わっているに違いない(^^)
■曲:メンデルスゾーン/ピアノトリオ第1番第1楽章
椅子に座っての通しです。
今回のポイント:
・テンポ
→出だしのテンポが遅すぎて音楽が見えにくかった。途中からテンポが上がってから良くなった。
確かに自分でも前に進まない感じがありました。
この曲は先生方から先に入るので、合わせの時に決めていくことにはなりますが、今のところ、1小節=56~58くらいが少し弾きにくいところありつつ、ある程度表現もできて、気持ちよく弾けるテンポです。
60を超えると余裕なし。本番まで少しずつでもテンポの速いほうに余裕を持ちたいと思います。
・1ページ練習番号Aから7小節全休符で3拍目で入るところ
→(ピアノ)|たんたたん|たんたんフ|ァミレドレ|・・・と入るのですけど、たんたんを数えているだけでいきなりファーで入っている。そうではなく、小節を最初から「たんたん」と弾いているつもりで。
おー、とても安心感があるー(^^)
・2ページ2段目espressivo
→弓への重さをかけすぎた音になっている。弱く弾くわけではないが、右手ではなく左手で音を作る意識で。
やってみると、できるんだ、これが(^^;
緊張する本番でもなんとか出せるようにしたい・・・。
・三連符
→少し弓を使う量が大きくなって音が(こんな音になっていると弾いてくださる・・・それで自分でも「あ、その音でした」と気づく(^^;)。コンパクトに1音1音が弓の毛が弦をとらえるように。
・三連符からの駆け上がり
→三連符から8分音符6つへの切り替えは問題ない。1音1音はっきりと弾けるように。
ということで、その場で練習。
これは、やってみると、できるんだ、とはいかず。
まだ試行錯誤ですが、左手をしっかり押さえることに意識を置いた方がよさそうな感じ。
・7ページ1段目最後からのff
→いい感じなので、さらに体の動きを入れて、弓+楽器本体で、より響く音で。
って先週言われたんですが(^^;、身体の動きというのが全然まだ馴染んでおらず(^^;
そんな難しい話じゃなく、アップの時に寄せてダウンの時に離すだけなんですが、意識すればするほど逆になったりするという(笑)
ということで、その場で練習。
離すほうは横ではなく上にという意識で。
・全体としてある音の音程が甘い。しかし、甘く弾いた後の次の音では修正できている。
→テンポが上がると音程は甘くなりがちなので再度見直すこと。
ゆっくり正確に弾く練習ですね。
レッスンの最後に、曲の頭を、先生がチェロパートを歌って、それに合わせて入る練習をしましたが、一発合格でした(^^)v
気を付けるところ(前回まで):
・4分音符のアウフタクトで弓を浮かさない(勢いで弓を浮かしてしまうことがあるので注意)
・フレーズ感
2分音符+4分音符(アウフタクト)の間
2分音符+4分音符スラーで、4分音符の音量をキープするところ
ディミヌエンドしているフレーズの終わりの音が強くならないように
・長い音の弓のスピード(使う量)の変化をコントロール
特にクレッシェンドのあるところ、最初に弓はほとんど弾かないくらいのつもりで
・sf置く、しっかり弦をつかむ
・ビブラートの使い分け
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今週末は、いよいよ、先生方との合わせ練習です。
思い切っていこう。