オーケストラの日祝祭管弦楽団
オーケストラの日2010 ソワレ公演
2010年3月31日(水)19:00開演
NHKホール
指揮:小林研一郎
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード
チャイコフスキー:序曲「1812年」
ソワレの前に、北ホールで小演奏会がありました。
フルート&ハープ
宮城道雄:春の海 ほか
クラリネットデュオ
プーランク:2本のクラリネットのためのソナタより ほか
弦楽四重奏(Vn×3、Cb)
パッヘルベルのカノン
フルートとハープって合いますね。春の海も悪くなかったです。
クラリネットデュオは楽しい演奏でした。中でも、楽器を下から少しずつ外しながら演奏していくのは面白かったです。
カノンは・・・弓順が人によって逆だったり、3つのバイオリンの音のバランスが悪かったり、もしかして、ぶっつけ本番ですか?という感じでした(^^;。
自分でチャレンジ中の曲なので、なんだか厳しく聴いてしまったようです。
さて、ソワレです。
オーケストラの日祝祭管弦楽団は、N響、神奈川フィル、新日本フィル、東響、東京シティ・フィル、都響、東京ニューシティフィル、東京フィル、東京ユニフィル、日本フィル、読売日響の11のオーケストラから選抜メンバーが集まった100人を超える大規模オケです。
ちなみに、最大編成だと、弦楽器は1stヴァイオリン20名、2ndヴァイオリン18名、ヴィオラ16名、チェロ14名、コントラバス12名です。
でもって、指揮者が“炎のコバケン”で、曲目がこれなので、迫力ある圧倒的な演奏を期待したわけですが・・・期待以上でした。
「展覧会の絵」は、週末まで頭の中で音がループしていました(^^;。
「弦楽のためのセレナード」は、もともと大編成での演奏のほうが好みなので、堪能しました。大編成だとピントがぼやける場合もありますが、この曲は大編成で音に奥行きが出たほうが似合っている気がします。
「1812年」は、荻窪音楽祭で聴いた炎のコバケンの演奏の再現を期待していたのですが、その上をいく迫力でした。いや、音のバランス的にはもはや崩壊しているんですけれど(^^;、とにかく圧倒的。
アンコール曲は、ドヴォルザークの「ユーモレスク」でした。単にユーモアというのではなく、人生をあらわしているのだそうです。コバケンさんも古稀だそうで、ドラマチックな(?)ユーモレスクでした。
実は、前日の30日は私の誕生日でした。自分へのプレゼントのつもりで聴きに行ってみたのですが、とても良かったです。
「オーケストラの日」は、2007年に日本オーケストラ連盟で3月31日と定められたものだそうです。ということは、毎年、自分へのプレゼントにしてもいいかな、と思いました。