先日ハタガネで雰囲気出しましたStereo誌スピーカーキットの組み立て完了しています。
100mmフルレンジのバックロードホーンです。
エージング・・・というと大げさですが、ポータブルブルーレイプレーヤーのヘッドホン出力を使って、これもStereo誌のミニアンプ(ラックスマン製)で鳴らし始めまています。
こちらは、三重野さん&東大フィル・グラデュエイト・オーケストラでのベートーヴェン交響曲第7番(DVD)。
2012年。今なら弾けるところが少し増えているかも。この曲は機会があればまた参加してみたいです。
音の第一印象
・オーケストラ
広がり感には欠けますが、この大きさの割には低い方も出てるので、さみしくなく(?)聴けました。
ただ、ライブでの拍手の音に「ぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」という特定の邪魔な響きがあります。
・弦楽四重奏
パートごとの解像度があって、音域のバランスも悪くないです。
悪い意味ではなく「お?」とチェロがはっきり出るように聴こえるところは、上記オケ拍手での独特の響きのあたりにチェロの音域がきているのかも。
・バンドもの
山下達郎「SPARCLE」、難波弘之「シルバーグレイの街」、星野源「Pop Virus」「恋」
100mm径とはいえ、バックロードホーンでベースがもやもやしないかな?と思ったのですが、そんなこともなく楽しく聴けました。
星野源の曲は山下達郎や難波弘之の1980年代の楽曲に比べると音圧高目なのですが、さすがに最近のユニットだけあって問題なかったです。
・ルパン3世「カリオストロの城」ブルーレイ
音楽が入っていればそう気にならないのですが、セリフだけのところで少し違和感ある響き。
・テレビ
今は使ってないけどまだ処分してないテレビチューナーをポータブルブルーレイプレーヤーに入力しました。
音楽には違和感なくても、人の声には特定の響きを感じるという傾向は変わりませんでした。
この固有の響きは、バックロードホーンらしいと言えばらしいのかもしれませんが。。。
オーケストラの拍手の部分を使って、ホーンの開口部に古タオルを切ったものなど突っ込んでみましたが、あまり変わらず。
それなら、と厚めのウレタン吸音材(ちょうどいい大きさのものがあった)を突っ込んでみると、見事に消えました。
しかし、これではこの開口部を塞ぐのと変わらないのでは(笑)
もうしばらく慣らし鳴らし(?)したら、また実験してみたいと思います。
記事中のメーカーの方のお話によると、このユニット(フォステクスP1000=P1000KをStereo誌用に再設計したとのこと)はフルレンジ一発なら大きめのバスレフか密閉に向いているらしいです。
ユニットそのものの音は聴いていて好ましい感じがするので、今の響きが気になるようなら、バスレフか密閉にチャレンジするのも良いかも。
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