アンサンブル アコルト
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第3回演奏会
『Piano Brillante !』ピアノ室内楽の午後
2017年6月4日(日)14:00開演
みどりアートパーク ホール
■Trio Feli
ドビュッシー ピアノ三重奏曲 ト長調
■東京ぶらぶらカルテット
ブラームス ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 op.25
■アンサンブル・シントラプラス
モーツァルト ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493
■Quartet Keynz feat.えりょん
サン・サーンス ピアノ五重奏曲 イ短調 op.14
昨年12月のアンサンブルアコルト第2回演奏会がとても良かったのと、先日参加した空音舎「弾き合ゐの空」で東京ぶらぶらカルテットが予告編(?)を弾いてくださったものだから、ぶらぶらと聴きに出かけました。
Trio Feliのドビュッシー。
ドビュッシーらしさがまだ見え隠れしているような若いころの作品とのことですが、誰かが新しい色を見せると、他の2人がそれに合わせて色を切り替える、そんな色彩のやりとりに聴き惚れてしまいました。
なんか、もう、これだけで来たかいがあった・・・。
いやいや、お目当てはぶらぶらブラームス、もとい、東京ぶらぶらカルテットのブラームス。
弾くのも大変だけど聴くのも大変な曲だよーと聞いてましたけど、お互いの気遣いが感じられる演奏で、こんなふうに弾けるようになりたいなー、と思いながら聴いてるうちに最終楽章でした。ジプシー風ロンドは楽しかったです。
ここで休憩。
・・・弦楽だけの多重奏ならわからないなりに耳にだんだんと馴染むようになってきた気がするけれど、ピアノが入るとまだまだ曲が遠く感じるなー。
そういう自分にとっては、空音舎2ndSounds、本来のVaのほかに、ピアノで参加の方のサポートとしてVnで簡単なピアノトリオ曲にチャレンジしてるのは良い機会だなー。楽器2台持ちは大変だけどなー。。。
などと考えていううちに、休憩終わり。
アンサンブル・シントラプラスのモーツァルト。
演奏メンバーに知ってる人はいないのですが、逆に変な思い込み(?)なく聴けました。ほっとできる演奏でした。曲順としてモーツァルトをここに置いたのは良かったと思います。
そして最後にKeynz feat.えりょんのサン・サーンス。
堂々とした演奏だったと思います。特に、Keynzの1stVnさんはTrio Feli、東京ぶらぶらカルテットのVnと同じ方なのですが。。。
数年前OCSで初めて聴いたときから1stVnを弾くために生まれてきたような方だなぁと思っていて、アンサンブルアコルト第2回演奏会の時にはKeynzのベートーヴェンで女王様のようだなぁと思ったりしました。
しかし、今回の3曲は、そういう感じがなくて、そういう感じがない分、かっこよさが際立っていました。
(他のパートの皆さま、すみません、どうしてもVnに目と耳がいってしまって。)
会場は、ピアノは響くんだけど弦は特に低弦の響きが足りない感じがしました。そんな中でも、素晴らしい演奏を聴かせていただいたと思います。
帰りの電車の中で「早く帰って楽器弾きたい!」という気持ちが沸き起こってました。
開演前に、後ろの席の方から「Vcってなんだろ・・・チェロかな」「Vaはヴィオラ? 何の略なんだろう」という会話が聞こえたのですけど、そういう方々にも、楽器弾いてみたいとか、またこういうコンサートを聴きに来ようとか、そんな気持ちがきっと沸き起こっているんじゃないかな、と思える演奏会でした。