■質問の主旨:
(鈴木と白本の話の流れで)鈴木の4巻は初級か中級か
■回答:
教本の楽譜は、その教本を作った人の考え方でアレンジされている楽譜と考えれば良いと思います。そしてまた、それを使う先生によっても、この楽譜で(この曲で、ではなく)何をどこまでできるようになってもらうかは異なりますから、単純に何巻をやっていれば初級か中級か、というのは、なかなか言いがたいところがあります。
たとえば、一弓スタッカートも、先生の考え方によって初級者には「そういう弾き方もあるんですよ」という程度ですませるかもしれないし、「ここでしっかりやっておきましょう」となるかもしれません。ここには、次にそのテクニックがどういう曲で出てくるのかというような、先を踏まえての先生の判断があると思います。
それでもあえて、僕の感覚で、鈴木は白本での初級、中級を分けるとしたら、
・鈴木4巻~5巻
・白本3巻~4巻
の楽譜に(曲に、ではなく)チャレンジしているあたりが、初級から中級へ変わりつつあるとき、と思います。
なお、鈴木の3巻と4巻の間の段差よりも、白本の3巻の前と後ろの段差、4巻の前と後ろの段差のほうが大きいという噂を聞いたことがあります(笑)
先生によっては、白本の3巻や4巻の段差の大きいところに、別の曲をはさんだりする場合もあるようです。
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■質問の主旨:
ヴィブラート初心者)ヴィブラートをかけるときの、楽器の揺れ
■回答その1:
弓は使わないで左手だけでヴィブラートの動きをしてみてください。楽器が上下に大きく動いていないでしょうか。
そうだとすると、その上下の動きを小さくすることを意識して、左手のヴィブラートの動きを研究してみてください。楽器が多少上下するのは全く問題ないです。
ただ、これを「左手の上下の動きを止める」と考えると、左手に力が入ってしまって、ヴィブラート自体がうまくいかないと思います。
たとえば、思い付きで恐縮ですが、左手の指を弦の上に置いただけ(弦を指板に付けない)で、左手のヴィブラートの動きをしてみて、その時の左手の力の抜け方を覚えておいて、弦を指板に押し付けた時もその力の抜け方に近づけていく・・・といいかも。
・・・左手の指を弦の上に置いただけ(弦を指板に付けない)で、左手のヴィブラートの動きをすることは、最初は難しいかもしれませんが・・・。
ちなみに、僕自身は、レッスン受けながらヴィブラートにチャレンジしているうちに改善しました。
ヴィブラートが気持ちよくかかった時の左手の力の抜け具合を忘れないようにしています。
■回答その2:
http://www.a-cordes.com/20150907morimotoshino
> ―楽器が揺れてはいけないと思っている。
>
> 「手を揺らすと、一緒に楽器が揺れてしまうんです」
> そう訴えられること多数。シフトの時だって楽器は揺れている。
> 諸事情で楽器は揺れたり動いたりする、そういうものだ。ご安心を。
>
> 慣れれば、右手はそれに十分対応できる。揺れを止めようとして、
> 楽器をガッチリ持ってしまうことの方がよくない。
> 余分な振動を吸収できなくなり、逆効果になってしまう。
という考え方があります。
(そのほか、ここに書かれていることは、いろいろ参考になると思います。)
僕は、ゆっくりとしたテンポで、ダウンボウで4回、アップボウで4回、ビブラートをかける動きをする練習から始めました。
楽器の揺れは気にしてなかったです。右手のダウンアップが自然にできるかどうかだけ。
何かヒントになればと思います。
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20181104
ブログのカテゴリに「勝手なアドバイス」を新設しました。
主に、mixi「大人からバイオリン」コミュでの質問に、時々、自分の経験から思うことを答えている内容になります。
念のために:
内容は、正しいかどうか(そもそも正しい正しくないという発想が変)、一般的に言われてることなのかどうか(ここにこだわる方もたまにいます)、読んでくださった方に合うのかどうか(そんなことわからないことは当たり前のことですが)等は、全く保証できません。
そんなわけで「勝手な」を付けてみました。
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