2021年10月24日(日)南大塚ホールにて、教室の発表会がありました。この1年の総決算です。
弾き終えた直後は「あらゆるところでやらかしちまった・・・」感。この1週間、振り返りから逃げていましたが(^^;、人前での演奏は録りそこなっていなければ載せると決めているので、載せます。
モーツァルト/Vn協奏曲第3番第1楽章
カミさんが演奏直後の感想として「あちこち音が足りなかった」「曲が切れてしまってるところがあった」と言ってくれました。その通りですね(^^;
自分なりのカデンツァを入れていますが、カミさんはこの曲を自宅で漏れ聴こえる僕の練習でしか聴いたことがなく、僕が弾いている間はずっとピアノ伴奏があると思っていたそうです。そんなカミさんの感想ですので、つまり、練習でできていて、本番ではできなかったということだな、と思います。
大きな要因としては、テンポがあります。最終的に95前後で練習していたのですが、しかし、この本番、108前後ですかね(^^;
でも、演奏していた時は、あぁしたいこうしたいと考えていたところがどんどん通り過ぎていく~、と思いながらも、テンポ自体は心地良く感じていましたし、こうして録画で聴いてみても、自分の意図に反して走ってしまったな、という印象は受けません。
結局、僕自身が実はこのテンポで弾きたかったんだと思います(^^;
それを最初から最後まで通せたことは、良かったと思います。
発表会に臨むにあたってここ数年と違ったのは、一種の開き直りが来なかったことです。
これまでは直前ともなれば「これ以上は長期取り組みじゃないと難しいな、あとは思い切り弾こう」と悟る時が自然にやって来たのですが。
今回も演奏自体は開き直っているようなものですが(^^;、その後でも「これ以上は長期取り組みじゃないと難しいな」という感覚はやって来ていません。
これは、過去のフランクのソナタやスペイン交響曲に比べたら譜面上は(あくまでも譜面上は)楽なのであと少しもう少しという欲からなのか、コロナ禍ストレスによる心のゆとりの無さからなのか、単純に練習不足からなのか、それはわかりませんが、なんとなく、モーツァルトだから、という気がしています。
・・・と、いろいろ書いてみました。
さて、発表会前日に、今年の発表会での自分のテーマは、
「いろいろな曲を経てモーツァルトを舞台で弾くこと」
と表明していました。
モーツァルトを舞台と言える場で初めて弾いたのは、2011年6月5日 東大フィル・グラデュエイト・オーケストラ 第3回定期演奏会の中プロでの交響曲第25番でした。それから10年。この日記1行目で「この1年の総決算」と書きましたが、今年の発表会でのテーマは実は「この10年の総決算」だったとも言えます。
「あらゆるところでやらかしちまった・・・」演奏でも聴いてみると気持ちが明るくなってきます。
そんな風に感じられるのは、いろいろな曲を経てのモーツァルトだからこそ、かもしれません。
またいろいろな曲に取り組んでいきたいと、あらためて思っています。
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