46歳からのバイオリン練習日記 のんびり楽しく。
バイオリンレッスン開始から日です。

“La Cetra”は中国生まれ

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メンテナンスとユーザー登録(?)を兼ねて、事前予約の上、バイオリンリサーチさんへ行って来ました。

とても親切に対応いただきました。次の方がいらっしゃるまで、いろいろなお話を聞くことができました。

楽器自体は、メンテナンスの必要がないくらい良い状態でした。
また、もともとかなり柔らかいニスとのことで裏板にケースの毛の跡がついていたりするのですが、それも含めてきれいなほうとのことです。大事に使われてきたのだろうということでした。

“La Cetra”は、中国の腕の良い製作者が作っているそうです。新品なら30〜40万円台かと思っていたら、10万円台とのことでした。

中国に限りませんが、イタリアの工房で学んだ後、自国に帰って楽器を作る場合、そのレベルが維持できる人とそうでない人がいるけれども、この楽器を作られた方はレベルを維持しているとのことでした。

同じ製作者で30万円台のものもあり、材料が違うのだそうです。たとえば表板では、30万円台はイタリアの木、10万円台はヨーロッパの他の国の木で、イタリアのほうが堅く、音も華やかさがあるそうです。
仕上げは、安い方でも手抜きは全くなく、外見では区別がつかないくらいだそうです。

はじめに付けていた弦は

  • E線:Goldbrokat 0.27 loop
  • A線:Dominant Aluminum
  • D線:Dominant Silver
  • G線:Dominant Silver

とのことでした。DominantのD線にはAluminum巻きとSilver巻きの2種類があるということも教えていただきました。
弦は張り替えたいと思っていたので、この一揃えでいこうと思います。

湿気の多い時期にケースに入れておくなら、シリカゲル系の吸湿したり放出したりするものではなく、衣類用の小さい吸湿剤が良いそうです。

また、弓の毛を好む虫を防ぐなら、これまた衣類用のにおいがつかない系の防虫剤が良いそうです。

自分の楽器の出自やちょっとしたノウハウなどを知ることができて、何か得した気分になりました[E:happy01]。

 


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このページは、SLANが2009年9月19日 16:05に書いた記事です。

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