46歳からのバイオリン練習日記 のんびり楽しく。
バイオリンレッスン開始から日です。

バイオリンの音を聴いてみる

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今のオーディオセットのスピーカーは、大きさ的にブックシェルフ(真四角でなくてもいいけど)であることを条件に、専門店で他機種と聴き比べて、「この音だ!」と感じたものです。聴くたびにいい気分にさせてくれます。

自分のバイオリンを持つなら、同じように「この音だ!」と感じたものを持ちたいと思います。

この一週間、残業がほぼなかったのをいいことに、弦楽器専門店を回って、セットで5万円クラスから40万円クラスまで、いろいろ聴かせてもらっていました。

まぁ、弓はセットの弓じゃなくてお店で常備しているものだったりするから、一概に比較はできないのですが、まぁ、以下のような傾向がありそうです。

なお、値段は定価だったり割引後だったり混在しています。国名も実際に作っているのは他の国(中国が多いようです)かもしれません。リンク先は実際に聴いたお店とは異なる場合があります。

=== ========= ===

  • スズキ #200 (セットで5万円)
    日本。平板な感じ。見た目も“学校”と思ってしまうのは先入観かしら
     
  • J.J.Dvorak #220 (セットで6万円)
    チェコ。このブランドでこれを買うならあと1万円頑張って#920にすべし
     
  • REGHIN (セットで6万円)
    ルーマニア。ぱっと聴いて悪くないかなと思ったけど
     
  • Carlo giordano VS-2 (セットで6万円)
    中国。この価格の中ではちょっといいかも
     
  • J.J.Dvorak #920 (セットで7万円)
    チェコ。#220との価格差は1万円だけど、こちらのほうが明らかに良い
     
  • ARS MUSIC #024 (セットで8万円)
    チェコ。深みはないものの明るい音で好感
     
  • ARS MUSIC #028 (セットで13万円)
    チェコ。弦をはじいただけですが、#024より少し深みがある感じ
     
  • Pygmalius DERIUS STANDARD (本体のみで10万円)
    日本。バランスのいいくっきりはっきり元気な音
     
  • ARS MUSIC 山野楽器セット (セットで16万円)
    チェコ。#024や#028同様、明るくて好きな音ですが、上のクラスの楽器とは差が
     
  • GEWA #ANTIK I (セットで17万円)
    ドイツ(中国)。落ち着いたいい音です。多くのお店で扱われている人気ブランドとのこと
     
  • シレーナのセット (セットで20万円)
    中国。お店独自のバイオリン。
     
  • GLIGA Gama II (セットで20万円)
    ルーマニア。ルーマニアのサッカーのような(^^;しなやかさが
     
  • KLAUS HEFFLER No.500 (セットで20万円)
    ドイツ。ドイツのサッカーのような(^^;力強さが
       
  • Pygmalius Y Symphonia 山野楽器オリジナル (セットで24万円)
    日本。元気があります。オリジナルのPygmaliusよりも出る音を控えめにしているとのこと
     
  • Pygmalius DERIUS ANTIQUE (本体のみで20万円)
    日本。STANDARDに比べて元気さそのまま豊かさプラス
     
  • Ferenc Béla Váci CDM-R (本体のみで21万円)
    ハンガリー。耳につかない優しい音
     
  • Heinrich Gill 54 (本体のみで22万円)
    ドイツ。力強い上に太い音
     
  • Karl Höfner #115 (本体+ケースサービスで23万円)
    ドイツ。力強い音
     
  • KLAUS HEFFLER No.600 (セットで25万円)
    ドイツ。これもドイツのサッカーのような(^^;力強さが
     
  • YAMAHA Braviol V20SG (セットで26万円)
    日本。高音がきれい
     
  • Santo Spirito SS20 (セットで26万円)
    中国。上位30〜45万円クラスと差はあるんだけど、価格差ほどではないような
     
  • GLIGA Gama I (セットで27万円)
    ルーマニア。これもルーマニアのサッカーのような(^^;しなやかさが
     
  • Roderich Paesold 山野楽器オリジナル(セットで30万円)
    ドイツ。力強さも深みもある
      
  • GLIGA I (セットで34万円)
    ルーマニア。Gamaより奥行きがある
     
  • Clement&Weise (セットで35万円)
    ドイツ。立ち上がりが早くて、減衰も早くて、しっかりした強い音
     
  • HENRI DELILLE No.4 (セットで34万円)
    ベルギー。フレンチテイストとのこと。軽くはないんだけどカラッとした音
    これより上の50万円クラスではこのブランドがとても好評とのこと
     
  • Santo Spirito SS30 (セットで35万円)
    中国。いい音してました
     
  • Ferenc Béla Váci CDM-2 (セットで36万円)
    ハンガリー。ちょっとやさしすぎるくらいの音
     
  • R.M.Paulus V-7 (本体のみで30万円)
    ドイツ。
     
  • SOFIA PRIMA (セットで37万円)
    ブルガリア。1人の職人が作っているので、ラベルに個人名が。
     
  • KLAUS HEFFLER No.703 (セットで43万円)
    ドイツ。ドイツは分業制
     
  • Santo Spirito Maestro Series (セットで44万円)
    中国。
     
  • R.M.Paulus V-9 (本体のみで40万円)
    ドイツ。
     

=== ========= ===

■おじゃましたお店(順不同)

どのお店も初心者相手に丁寧に説明してくれました。ありがとうございました!

異口同音におっしゃっていたのは

  • 音の深みや広がりは価格に比例する
  • 本体10万円くらいまでは続けていくと飽きがくるが、20〜30万円クラスなら一生もの
  • 価格の差とは別にそのブランドらしい音がある
  • いろいろ聴くと迷うと思うが、たいてい最初の直感が正しい
  • 予算上限を先に決めて、その範囲内で価格にこだわらず自分の感覚で良いと感じた楽器を選ぶのが良い
  • 中国のしっかりした工房で作られたものはコストパフォーマンスがとても良い

=== ========= ===

オーディオセット揃える時と考え方としては一緒ですね。

ただ、オーディオは線をつなげば音は出ますが、バイオリンは弾けないと飾りにしかならないですからねぇ。。。

(7/12 いくつか追記しました)
(7/13 いくつか追記・変更しました)


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コメント(2)

ムスメに買ったヴィオラがルーマニアのものでした。
旧共産圏は、手間賃がまだ安価なので、値段のわりにいいものが入るのだそうです。
学校で使っているのが、スズキ。
買ったものとあまりに音が違うので、顧問の先生に許可を得て調整に出したのですが、ちょっと支柱をいじって弦を交換しただけで、みるみる音色が変わりました。
弦楽器は、魔物です・・・

Jemさん、ありがとうございます。

弾く頻度にもよるのでしょうけど、弦楽器は、1年に1回、できれば半年に1回、専門店でメンテナンスするのが良いそうです。

ということもあって、専門店をいろいろ回っていたりします。せっかく東京に住んでいることでもあるし。

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この記事について

このページは、SLANが2009年7月12日 00:53に書いた記事です。

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