「捨てられたディド」についてのメモです。
■Wikipedia「捨てられたディド」
> この作品の題名「捨てられたディド」のディドとはギリシア・ローマ伝説テュロスの女王のことである。ディド女王はアエネアス(トロイアの英雄)と恋に落ちるが、彼は神命によりイタリアに去ってしまい、リビアの王と結婚を迫られた。嘆き悲しんだディドは王宮に火を放ち、その火中に身を投じて死んだという伝説がこの作品の題材である。
■Wikipedia「ディードー」
> 『アエネーイス』に基づく伝記
> 英雄アイネイアースは祖国トロイア滅亡後に仲間とともに流浪の末にカルタゴに漂着する。そこで彼は女王として国を治めているディードーに歓待を受ける。アイネイアースの母ウェヌス(アプロディーテー)は彼の身に危険が及ぶことを恐れ、クピードー(エロース)に命じてディードーに彼に対する愛を吹き込まさせる。そして、2人は愛し合うようになり契りを結ぶ。ところが、アイネイアースにイタリア半島に向かうように神託を下していたユーピテル(大神ゼウス)は、改めてメルクリウス(ヘルメース)に命じて神託の実行を促した。そこで彼はイタリア行きを決意して出発してしまう。アイネイアースに裏切られたディードーは悲嘆の余り、火葬の炎に身を焼かれて命を絶ったという(『アエネーイス』第4巻)。
■Wikipedia「アエネーイス」
> 『アエネーイス』(古典ラテン語: Aeneis)は、古代ローマの詩人ウェルギリウス(前70年–前19年)の叙事詩。全12巻。イーリオス(トロイア)滅亡後の英雄アエネーアース(Aenēās、ギリシア語ではアイネイアース Αἰνείας)の遍歴を描く。
> アエネーイスは「アエネーアースの物語」の意。
> トロイアの王子でウェヌスの息子であるアエネーアースが、トロイア陥落後、カルタゴの女王ディードーとの悲恋を経てイタリアにたどり着き、現地王の娘との婚約とそれに反対する勢力との戦いを描く。
全12巻の第4巻での物語なのですね。
余談:
「アイネイアー」といえばダン・シモンズと浮かんだものの、トロイアだから「イリアム」に出てたかと混乱しました。「エンデミオン」でしたね(^^;
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