思いつきでいいじゃないか
当たらずも遠からず的に

2005年7月アーカイブ

新日本フィルハーモニー交響楽団
夏の特別演奏会
2005年7月14日(水) 19:00開演 サントリーホール
指揮:小澤征爾
・グリーグ ピアノ協奏曲 イ短調op.16
   ピアノ:ユンディ・リ
・ブラームス 交響曲第2番 ニ長調op.73

CDは20枚くらい持っている(クラシックCDの1割)、初の小澤征爾。どこがときかれても困るが、基本的に好きなのである。座席はサントリーホール1階1列9番。我ながら勇気ある決断でとった席。僕のようなド素人が座る席ではないと思ってはいるのだが、小澤征爾を近くで感じたいと思った。

ブラームスの第2番、第4楽章のラスト、小澤征爾の強く、弱く、激しく、やさしく、重く、軽く、というアクションの直後に、強く、弱く、激しく、やさしく、重く、軽く、的確に反応する第1ヴァイオリン。なんだかじんときて泣きそうになってしまった。

小澤征爾のCD

新日本フィルハーモニー交響楽団
名曲シリーズ<クラシックへの扉>
2005年7月9日(土)15時開演
すみだトリフォニーホール
指揮 :キンボー・イシイ=エトウ
・ベートーヴェン作曲:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.19
   ピアノ:野島 稔
・シベリウス作曲:交響曲第2番ニ長調op.43

今回は、聴く曲の枠を広げたくてのシベリウス。今回は人気が高いと言われる交響曲第2番。シベリウス入門としては最適ではないだろうか思っての選択。
曲の出だしが印象的で引き込まれ、明るい和音の安堵感のなかで進んでいき、どどーんと重い楽章を経て、最後はこれでもかこれでもか。うーん、これはCD1枚持っていてもいいかも。

帰り道、おじいさんとおばあさんの会話が耳に入った。
おじいさん「あのなんとかエトウというのもたいしたことないな」
おばあさん「あの指揮者ですか」
・・・そういうものですか(^^;。ということは、このシベリウスの2番はもっと素晴らしい演奏があるということだな。

■CD:シベリウス交響曲第2番

ベートーヴェン・オーケストラ・ボン
2005年7月6日(水) 19:00開演 サントリーホール
指揮:ローマン・コフマン
出演:ウェルナー・ヒンク(Vn)、フリッツ・ドレシャル(Vc)、後藤泉(Pf)
曲目:ベートーヴェン
:ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲 ハ長調 op.56
:交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」

ベートーヴェン・オーケストラ・ボン・・・なんつー名前だ?と思ったが、100年の歴史があり、ドイツでトップの交響楽団のひとつだそうである。弦楽器の並び方が通常のオーケストラと違っていて、コントラバスがステージに向かって左側、第1バイオリンの後ろに来ていた。

三重協奏曲はソリスト3人がちょっと疲れてるかなと感じた。帰宅してからこの日記を書くために検索してみたら、Webサイトをみつけた。7/1大阪、7/2京都、7/3名古屋、7/5横浜ときての演奏だったのか。ちょっとしんどいのかもしれないなぁ。

田園は良かった。5/7のフランクフルト国立管弦楽団と比べても数段上。曲の最初から最後まで質の高さを維持していたと思う。なぜだかわからないが第4楽章で感動した。

面白いなと感じたのは、今まで聴いたオーケストラではコンサートマスターが一番よく動いていたのだけれど、このオーケストラはコンサートマスターが一番動かない(^^;。個人の演奏スタイルといえばそれだけの話なんだけど。

■CD:ベートーヴェン「田園」

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