パリ管弦楽団
2007年11月8日(月)19時〜 サントリーホール
指揮:エッシェンバッハ
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
諏訪内晶子(Vn)
ラヴェル
ラ・ヴァルス
ストラヴィンスキー
バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
11/5のNHKホールに続いて、この日はサントリーホール。今週は私的パリ管弦楽団週間(^^;。
まずは、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。いつか聴いてみたいと思っていた諏訪内晶子さん。丁寧でかつ強さがある素晴らしい演奏でした。パリ管もなんだか音がロシア風(私の勝手な思いこみ)。
諏訪内さんは、アンコールに、J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005からアンダンテ」を演奏してくれました。
この後の休憩時間で、「今や(ヴァイオリニストも)若手が台頭して大変だよ、レベルの差がはっきりしてるもの」と、今日の演奏はたいしたことがないという口調で話している人を見かけました。えー、この場に来てそういう聴き方をするのか? ま、人はそれぞれですが。
「ラ・ヴァルス」は、やはり2年半前の演奏には及びません(2年前を美化しているかもしれないなぁ)。
ただ、NHKホールに比べてサントリーホールのほうが響きが豊かなように感じました。そのためか、2日前の「ラ・ヴァルス」そして「火の鳥」も、より華やかさがあったように思います。
それと「火の鳥」は、NHKホールの観客とは違って曲の合間の咳き込みがわずかで、スムーズに次の曲に入れていたことも良い演奏につながったと思います。
そして、アンコールが「ボレロ」。なんと贅沢な。
エッシャンバッハの顔指揮(?)パフォーマンスをまた見ることができました。オーケストラの後ろの座席のお客さんはもっと楽しめただろうなぁ。
演奏も一段と素晴らしく、パリ管の次の来日の時にも聴きに来ようと思いました。
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