パリ管弦楽団
2007年11月5日(月)19時〜 NHKホール
指揮:エッシェンバッハ
ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
ストラヴィンスキー/バレエ音楽 組曲「火の鳥」(1919年版)
ラヴェル/
組曲「マ・メール・ロア」
バレエ音楽「ラ・ヴァルス」
「ボレロ」
2年半前にプラッソン指揮で素晴らしい演奏を聴かせてくれたパリ管弦楽団。「ラ・ヴァルス」「ボレロ」がまた聴けると、楽しみにしていました。
しかし、うーん、ちょっと違う。2年半前にすごいと思ったのは、「ラ・ヴァルス」も「ボレロ」もオーケストラが崩壊するんじゃないかというくらいノリノリでありながら繊細という、フランスW杯の決勝戦のフランスのような演奏(自分で書いてて何を言ってるのかよくわかりませんが)だったことでした。
それが今夜の「ラ・ヴァルス」には皆無。ちょっと残念でした。「ラ・ヴァルス」への拍手は他の曲よりも小さかったので、他のお客さんもいまいちと思ったのかなぁ。
他の曲は悪くはなかったです。
「ボレロ」では崩壊するかもしれないノリノリがちょっと出てましたし、エッシャンバッハが最後の盛り上がりに行くまで、両手を下げたまま指揮棒を振らず(一度ビオラをあおりましたが)、顔で指揮してたのも面白かったです(^^;。
ただ、ちょっと演奏の繊細さや集中力が足りないように感じました。それは、演奏そのものよりも、曲の合間合間に咳き込む人があまりにも多かったせいかもしれません。あそこで咳している方の半分以上は単にクセになってしまってるだけなんじゃないかなぁ。
実は、11/8(木)のサントリーホールのチケットもとっているので、そこで別次元の「ラ・ヴァルス」を聴かせてくれないかな、と願っています。
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