思いつきでいいじゃないか
当たらずも遠からず的に

L.v.B.室内管弦楽団 第15回演奏会

| コメント(0)

L.v.B.室内管弦楽団
第15回演奏会
2007年3月31日(土)18:30開演
府中の森芸術劇場 ウィーンホール
指揮:広井 隆
 エルガー 弦楽セレナード ホ短調作品20
 プロコフィエフ 古典交響曲 ニ長調作品25
 ベートーヴェン 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」作品55

早めに出かけて、会場をいったん通り過ぎて、桜が満開の府中の森公園を歩きました。曇り空だったのがちょっと残念。
そのまま府中市美術館の「動物絵画の100年」展へ。今日の私は芸術の一日です(^^;。

さて、府中の森芸術劇場には3つのホールがあります。ウィーンホールは定員522名とこじんまりとしていますが、音響性能を重視しているそうです。

エルガーの弦楽セレナードは、もちろん弦楽器だけですが、丁寧できれいな演奏でした。入場料1000円くらいのオーケストラだと、弱くゆっくりとした音の時に弦のパートがふらふらすることがよくあるのですが、そんなこともほとんどなく、気持ちよく聴くことができました。
特に、コンサートミストレスの方のほぼソロに近い演奏になるところは、とても良かったです。

そこに管楽器やティンパニが加わって、プロコフィエフ「古典交響曲」。名前は目にすることがあっても、なかなか聴く機会がなく、私は今回が初めてです。
いや、これはなんちゅうか面白い曲ですね。パンフレットによると、特に木管楽器の“楽器の音域”がフルに使われているとのことです。
演奏を聴いて、よさげなCDを探してみることにしました。それだけいい演奏だったってことですね。

ベートーヴェンの「英雄」は、正直、どうも演奏にピンと来ませんでした。なんだか、こう、もう少し重厚さが欲しい気がしました。
ベーレンライター改訂新版だそうです。昔からの版との違いは知らないのですが、そのせいなのかもしれません。
それとも「古典交響曲」が面白かったせいかな。うん、そうかもしれません。

アンコール曲は、G線上のアリア。主旋律の演奏をチェロが。その後ヴァイオリンが。演奏後に指揮者の方からストコフスキー編曲版だという説明がありました。なんだかとても得をした気分になりました。

L.v.B室内管弦楽団は40人くらいの規模ですが、ホールの大きさや響き方に合っていたように思います。なんだか気に入りました。
次回、第16回演奏会は、11/3に同じホールだそうなので、また聴きに行こうと思います。

■Amazonで探す
 「エルガー 弦楽セレナード
 「プロコフィエフ 古典交響曲
 「ベートーヴェン 英雄
 「G線上のアリア ストコフスキー

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、SLANが2007年4月 1日 00:38に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「機本伸司「神様のパズル」」です。

次の記事は「東芝フィル第25回定演」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。