東京交響楽団第524回定期演奏会
〜ウィーン体制派への反動と煩悩〜
2005/4/23(土)18時開演 サントリーホール
指揮:大友直人
曲目
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」
ピアノ:清水和音
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ウィーンなんちゃらはよくわからにゃいが煩悩はある。
実のところ、チケットをとった当時はこの演奏会が初サントリーホールになるはずだった。しかし、サントリーホールデビュー(?)は先日のプラッソン/パリ管2日間で僕としては理想的な実現を果たしてしまった。それに続くサントリーホールで、東京交響楽団に過度の期待をしてはいけないとは思うのだけれど、どうしてもパリ管がよみがえる・・・これが今夜の煩悩。
でもって、「皇帝」も「巨人」もこの煩悩を振り払えなかったのである。同じマーラーの交響曲でも後に作曲されたもっと哲学的(?)なものだったら、また違ったかもしれない(寝てしまう可能性も高いが)。
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