ミシェル・プラッソン指揮
国立パリ管弦楽団
■2005年4月5日(火)19時〜 サントリーホール
【第1部】
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」管弦楽組曲第2番
【第2部】
ムソルグスキー/ラヴェル:展覧会の絵
【アンコール】
ラヴェル:マ・メール・ロワ“妖精の園”
ビゼー:「カルメン」より 間奏曲 インテルメッツォ
ビゼー:「カルメン」より 前奏曲
サティー:ピカデリー
■2005年4月6日(水)19時〜 サントリーホール
【第1部】
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ショーソン:交響曲 変ロ長調 Op.20
【第2部】
ドビュッシー:交響詩 「海」
ラヴェル:ボレロ
【アンコール】
ビゼー:「アルルの女」より アダージェット
ビゼー:「カルメン」より 間奏曲 アラゴネーズ
ビゼー:「カルメン」より 前奏曲
サティー:ピカデリー
■4月5日(火)
サントリーホールの周囲(というか、アークヒルズの周囲)は桜がそろそろ見頃。日当たりの具合がいい木は満開のものもある。桜並木からホールの裏というか上を通って降りてみる。
これまでなんとなく、国際的なオーケストラとか、サントリーホールとか、まだ先かなと思っていた。しかし、「ラ・ヴァルス」、フランスのオーケストラ、フランス人の指揮者、サントリーホール・・・という機会がめったにあるとは思えない。ここは自分に遠慮せずにS席をとったのだった。
2階席の中央近くという好位置で堪能。
個人的にお気に入りの「ラ・ヴァルス」はシャルル・デュトワ、モントリオール交響楽団「ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集」のCD。それと別の指揮者、オケのCDも何枚か持っているけど、あまり聴く気になれない。この日の演奏も当然ながらそれとは違ったけれど、楽しかった。フランス代表のサッカーを観ているかのようだった。
■4月6日(水)
サントリーホールの当日券情報で当日券が出ることを知る。でも、この日の演目でちゃんと聴いたことがあるのはボレロだけ。ドビュッシーはさすがに名前は知っているけど、CD持ってない・・・「月の光」はあったかも・・・冨田勲で(^^;)。しかし、ボレロは一度は生で聴いてみたい、個々の演奏者を追っかけてみたい、と思っていて、それが前日のプラッソン&パリ管でかなうなら・・・と思った。
ステージに向かって右側の2階席。
そのボレロは期待に違わぬ演奏。なんと言ったらいいのか、こんなに迫ってくる曲だったのか、という感じ。サントリーホールは2階席でもステージに近いからかもしれない。
■2日間を通して
パリ管は世界十大オーケストラにも数えられるという今やグローバルなオーケストラなんだけど、プラッソンという指揮者によって、本来持っているフランスの香りが引き出されて素晴らしい演奏になるだろう・・・というようなことがどこかに書かれていた。フランスの香りってのがどんなものかわからないけれど、指揮者のプラッソンとパリ管のメンバーが一緒に演っていて楽しくてしょうがないっていう雰囲気を感じて、僕も幸せな時間を過ごすことができた。
■プラッソンのCD
■パリ管弦楽団のCD
■プラッソンのラヴェル